没後300年記念 英一蝶 @サントリー美術館

最後は六本木に移動しましてサントリー美術館へ。英一蝶の展覧会です。元々見るつもりはなかったんだけど、名前だけは知ってましたがかなりおもしろい絵を描いてる人だと最近知ったので見ることにしました。サントリー美術館は金曜だと20時までやってるのでなんとか見ることができました。

フルタイトルは「没後300年記念 英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―」です。

サントリー美術館
サントリー美術館
平日夜ってことで空いてました。

英一蝶はユーモアのある絵がいっぱいあってかなりおもしろいです。鳥居に落書きする人の絵とか色々。こんな人だったとは全然知りませんでした。舞楽図屏風だけ撮影可でした。

舞楽図屏風
舞楽図屏風
これはユーモアのある絵ではありませんが、舞楽図屏風って俵屋宗達のは知ってましたが、わりとポピュラーな画題だったようで。

ってことでとてもおもしろかったです。見にきといて良かったです。1時間弱滞在で見終えたのは19時半頃でした。展覧会5つハシゴでヘロヘロですが、このまま夜行バスで大阪に帰らなければいけませんので東京駅に向かいました。

八重洲の地下で晩飯食おうかなと思ったら人でごった返してました。高いもの食う気はなかったのでなんとかペッパーランチを見つけ夕食。量が少なくていまいちでした。

で、22時5分発の夜行バスで帰ったんだけど、普通に4列シートで隣とのカーテンもなく、出発後すぐに消灯しちゃってスマホも使えず寝るしかなかったのがちょっと辛かったです。案の定大して寝れなかったし。やっぱ次はないかな。こういうときだけは自分の長身を恨みます。

出光美術館の軌跡 ここから、さきへ IV @出光美術館

次は有楽町駅方面に戻ってそのまま有楽町駅を通り抜けて出光美術館へ。出光美術館がある帝劇ビルと、帝劇ビルとほぼ一体化している国際ビルをまとめて建て替えってことで、出光美術館は長期休館の予定となっているので所蔵品をどどっと展示する展覧会を順次やっているそうで、その第4弾で日本画中心の展覧会です。休館前の展覧会はこれが最後ではないですが、所蔵品をどどっと展示ってのはこれが最後。

出光美術館 入口
出光美術館 入口
タイトルは「出光美術館の軌跡 ここから、さきへ IV 物、ものを呼ぶ―伴大納言絵巻から若冲へ」でやっぱり長い。

最初にプライスコレクションだった若冲の鳥獣花木図屏風(モザイクっぽいので有名)が展示されてます。で、第2章以降が全部国宝(2点)か重文という凄い内容。展示数は37点なんですが、12図を1点としてたりしてるので実際はかなり多いです。

超お奨めって言いたいところですが、このエントリが公開される頃には終わってます。

絵巻物とか情報量の多い絵が結構多かったのでほんとはじっくり見たかったんだけど、まだ次があったのと集中力が無くなりかけてたので30分ほどで退散。

では次。

マティス ― 色彩を奏でる @ポーラ ミュージアム アネックス

次は山手線に乗って有楽町で下りて銀座に移動しまして、ポーラ美術館の分室のポーラ ミュージアム アネックスへ。ポーラのビルの3階にあります。こんなのあったの初めて知りました。

マティスのミニ展覧会をやってまして無料ですので覗いときました。撮影可でした。

ポーラ ミュージアム アネックス
ポーラ ミュージアム アネックス
展示されてる油彩は5点で、ささっと描いたのが多め。写真右のは有名な切り絵作品の「ジャズ」です。

無料なのでお近くに寄ったら覗いてみたらどうでしょうって感じ。

今日は予定外に一つ見に行く展覧会を増やしてたのでここは数分で退散。

モネ 睡蓮のとき @国立西洋美術館

次は国立西洋美術館でのモネの展覧会。京都市京セラ美術館にも巡回しますが、経費節減でついでに見とこうってのと西美の常設展も見ときたかったので。

実は最初にこっちを見ようかと思ってたんだけど、チケット売り場に行列できてたので「こりゃ混んでるな」と思って後回しにしてました。で、改めて入ろうとしたら凄い行列ができててちょっとひるみましたが、グッズ売り場に入るための行列だった。購買力凄いなぁ。

平日なのにこんなに混むんかやっぱり京都にしときゃ良かったかなと思いましたが、前売り買ってしまっていたので仕方なしに入場。やっぱりめっちゃ混んでました。まぁなんとかちゃんと見れましたが。

国立西洋美術館
国立西洋美術館
パリのマルモッタン美術館の所蔵品が中心ですが、48点なので西美の自前のや国内の美術館からも借りてきて全66点。

春に連作の情景って展覧会がありましたが、こっちの方が連作並べてたりしてます。まぁでもこっちは睡蓮が中心ですけど。

西美は特別展示室が地下(本館前の広場の下)ですが、途中で階段を下りて更に下の展示室に行く動線になってることが多いですけど、その下の方の展示室だけ撮影可でしたので1枚。

モネ 睡蓮のとき 展示風景
モネ 睡蓮のとき 展示風景
ってことで混んでるのがわかると思います。

私はオランジュリーやマルモッタンにも行ったことありますが、オランジュリーに初めて行ったときは睡蓮の部屋独占できたもんですが(記憶違うかも。でも一瞬だけは私以外に誰もいない時間帯があったと思うんだけどなぁ。ちなみに睡蓮の部屋は二部屋あって片方だけですが)、2回目は混んでたのでもう独占なんてことあり得ないんでしょうな。マルモッタンに行ったときもガラガラでしたんで「印象日の出」もじっくり堪能できました。たぶん今回展示されている作品の大半も見れてると思うんだけど記憶にありません。晩年はどんどん何描いてるのかわけわからなくなっていくのねと言う記憶は残ってますが。

ってことで、展示数がさほど多くないので40分ほどで見終えました。

この後常設展示室をささっと一通り見ましたんでトータル1時間20分ほどの滞在になりました。

では次。

印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵 @あべのハルカス美術館

元々は平日に来ようと思ってたんだけど、NMB48を見に来たついでに展覧会も見ることにしました。めっちゃ混んでそうだったらパスするつもりでしたが、行列ができてなかったので入場。

ボストン郊外のウスターという街の美術館の所蔵品を集めた展覧会です。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
美術館として最初にモネの睡蓮を購入したと言うことをプッシュしていて、その作品も来日しています。

ちなみに火曜-金曜の17時以降だと全作品が撮影可能だそうで、知ってたらやっぱりその時間に来てたかなと思いましたが、注目作品の6作品は常時撮影可能と言うことでまあいいかって感じ。

クールベの女と猫と言う作品は写真に撮っときたかったなぁと言うことで、検索したのを拝借したので貼っときます。

クールベ 女と猫
クールベ 女と猫
展示数は68点で多くないのですが、各作品にほぼ説明書きがあるので多少時間が掛かりまして、50分ほどでした。

アメリカの美術館の展覧会ってことでアメリカの印象派の作品も多めで馴染みがない人の作品も多いのですけどわりと良かったです。まぁでも必見と言うほどではないかな。私はクールベの1枚見れただけで満足だったりします。

一部ウスター美術館とは関係ない国内の美術館の所蔵品も展示されてるのですが、どういう理由で選ばれたのかちょっと意味不明でしたが、どっかに説明あったっけ。

美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶- @細見美術館

今日は京都へ展覧会を見てきました。まずは細見美術館での春画展。

細見美術館
細見美術館
細見美術館は普段はアサヒメイト対象なんだけど、今回は非対象ってのに気づかず前売り買ってませんで通常価格で入場。当然撮影不可。

9年前の春画展より肉筆画が多かったです。エロの力は偉大ってことで版画も豪華だし、肉筆画も色数が多くて品質が凄い。

今回はえげつないのとか笑えるのとかは少なくて見やすいっちゃ見やすい。

北斎の肉筆画などが見れるのでお奨めです。若い女性客も多いので気にせず見に来ましょう。当然18禁ですが。

客は多かったです。多すぎて見にくいってほどではありませんでしたが。土日は混むかな。前期が14日までだったので今週中に来とこうってことで来たんですが、後期も見るかどうかは悩ましいところ。笑えるのがもうちょっと多いと嬉しかったんだけど。

あ、そうそう、浮世絵の女性ってつり目の人が多いですが、垂れ目の女性が描かれてたりしてたのがあったりしたのが新鮮でした。

キャプションの説明書きが多いってこともあり1時間15分くらいいました。

特別展 響きあう絵画 宮城県美術館コレクション @神戸ゆかりの美術館

今日は神戸というか六甲アイランドへ展覧会を見てきました。神戸ゆかりの美術館です。

神戸ファッションプラザと言うでかいビルの1階にあります。

神戸ファッションプラザ
神戸ファッションプラザ
神戸ファッション美術館も向かいにあります。

雨模様で平日だったので人気(ひとけ)が少ない寂しい状況。この写真で見えてる高層階はホテルプラザで、その下が商業施設になっていて今年春まで閉鎖されていたそうですが復活したそうです。が、商業施設がくっついているというのに気づかなかったので寄りませんでした。土日とかは賑わっているのだろうか。こういう奇抜な形状のビルは日本じゃ当分建てれないでしょうから貴重ですな。

ってことで展覧会。フルタイトルがやっぱり長くて「特別展 響きあう絵画 宮城県美術館コレクション カンディンスキー、高橋由一から具体まで」です。宮城県美術館が改修中でお休みなので重要作品含めてまとめて展示しています。1200円ですが、アサヒメイトだと団体料金の1000円。

神戸ゆかりの美術館
神戸ゆかりの美術館
展示しているのは近代以降の国内の作品が多いですが、海外の作品はカンディンスキーとクレーが多めですがそう多くはありません。

撮影は大半が可能で、最後の方に展示している1枚だけ不可でした。あまり知られてない展覧会だからか私の周りは係員以外は終始私だけ。

神戸ゆかりの美術館
神戸ゆかりの美術館
展示室全体を見渡せないので同時に見ていた客が何人いたかはわかってませんが、ほぼ最後まで私以外客いませんでした。そろそろ見終わりという頃に小学生くらいの女の子3人組がスタスタやってきて、ほとんどの絵を見ずに最後の方の絵の写真を撮って帰っていきました。なんだったんだ。ま、高校生以下無料だからねぇ。

点数は74点ほどで多くはないんだけど、キャプションの説明書きが多くて1時間弱掛かりました。

ってことで、感想ですが、近代日本の有名画家の作品が結構多いし、有名作品もちょっとはあるし、仙台に行く機会もそうそうないでしょうから見にきといて良かったです。電車賃がちょっと掛かるのがアレだけど、今日は雨でしたが駅から濡れずに移動できるので良かったです。最初の写真は帰りに撮ってて屋外なので濡れるんだけど、往路は濡れないルートで行きました。

帰りはなんば線で難波で下りまして、ちょっと買い物したんだけど、さらに下寺町のスーパー玉出に寄ろうと思ったらなんと閉店してた。最近玉出は閉店が多いですがここまで閉店するとは。

休日のうめきたとKITTE大阪

アメフト帰りに大阪駅で一旦降りまして、こないだ見たvs.での現代美術をもう一度見てきました。無料だし(予約は昨日のうちにやっておきました)、もうちょっとじっくり見ときたかったし、こないだは平日で人数少なかったんで客が多い日も見とこうかなと。

連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
この2枚目の右端の赤い縦線が私。
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
人数増えたんでその分作品も賑やかになりましたがまぁそれだけっちゃそれだけ。

最後の部屋は子供が走り回ってました。楽しそうでよろしい。

連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
最後の部屋も一応全部のパターンは見れたと思いますので満足です。

うめきた公園芝生広場は大盛況。来たときはライブやってましたんでこの写真はその後の片付け中。

うめきた公園芝生広場
うめきた公園芝生広場
とにかく子供が楽しんでるのはとても良いですな。

イノゲートの北側の歩道を歩きました。

車道の排水口
車道の排水口
この排水口より車道の方が低いので車道はかさ上げするんでしょうね。

これが電線地下化のための変圧器ユニットを置く場所なのかも。

変圧器の場所?
変圧器の場所?
大阪駅西口周辺の再開発はまだ完了してませんで、西口の改札の向かいの高架下にはバスターミナルができたり商業施設もできる予定ですけど、まだまだ工事中です。バスがイノゲートの中を通るルートになってるんですけど、北向きなのか南向きなのかがとても気になります。南から入って北向きに出るのが高速の入口との繋がりとかがスムーズだと思うんだけどどうなるんでしょうかね。ああでも北から入ると仮定した場合でもその辺りに信号作ってるようなので阪神高速の梅田出口からでも最短距離でスムーズに入ってこれそう。

KITTE大阪は1階のメインロビーとかだけは入ったことあったんだけど、今日は上に上がってみました。

これは1階ですが元の場所に戻ってきた大阪中央郵便局。中央郵便局が第1ビルのままで戻ってこないのではと言われていましたが、KITTEと言う名前にしてるのに戻ってこないわけないだろうと思ってました。

KITTE大阪 大阪中央郵便局
KITTE大阪 大阪中央郵便局
2階の全国(当然全部じゃないけど)の名産品が買えるアンテナショップ街は大盛況。大丸側と繋がってる2階のデッキからやってくる人が結構多いようで。

オープンしてない店舗が結構あります。これは3階のマップですが他の階も。

KITTE3階マップ
KITTE3階マップ
工事中の壁にいつオープンとなってるところもありましたが、ないところも結構あるんだけど、埋まってないのか工事や準備が間に合ってないのかは不明。

KITTEがあるJPタワーは巨大ビルですが、ホテル用のエレベータとかオフィス用のエレベータとかがあったり、劇場もあったり、バックヤードもなんかかなり広そうだったりしてKITTEの商業エリアの1フロアは思ったより狭いです。通路も狭めで広々感は全くありません。開業直後の休日と言うこともあり人混みで余計に狭く感じました。

謎のアート空間。

謎のアート空間
謎のアート空間
プロジェクターで映してるのはアートで良いんだけど、前の謎の空間は何なんだろうか。床がかなり古そうなんで昔の郵便局の一部かな。

今日も晩飯は大阪駅前ビルで食うことにしましたが、さすがに前回と同じインド料理屋にするのは避けまして、今日は中華を食いました。安いし料理はおいしかったんだけど、中華屋にありがちですが白飯ダメですな。マズいってほどではないんだけど。

明日への出発 フランスの作家たちの物語 @BBプラザ美術館

今日は王子スタジアムでアメフト観戦ですが、その前に比較的近くにあるBBプラザ美術館での展覧会を見てきました。

展覧会のフルタイトルは「BBプラザ美術館開館15周年記念コレクション展 |明日への出発| 後期:フランスの作家たちの物語」でやっぱり長い。

BBプラザ美術館
BBプラザ美術館
前期は日本ので後期がフランス絵画。小さい美術館なので料金が400円ですが、アサヒメイト対象で320円でした。

ってことで一部撮影可でしたが割愛。以前にも来てますが、ロダンの彫刻が結構多く展示されてたりしたので前回とはだいぶ違ってたと思います。客は私の他にもちょっといましたがやっぱり少なかったです。

ってことでスタジアムに向かいます。

塩田千春 つながる私 @大阪中之島美術館

次は5階に上がりまして、大阪出身の現代美術家の塩田千春の展覧会。世界的には知られている人らしい。

現代美術には大して興味がない私ですが、メンバーシップ会員対象なので見ることにしました。

映像作品と挿絵以外は撮影可でした。入場前に既に作品があったりしますがあえてここでは割愛。

塩田千春 つながる私
塩田千春 つながる私
会場に入ったら目一杯に作品が。これってどうやって準備するんだろうか。本人はどこまで関与してるのかな。
塩田千春 巡る記憶
塩田千春 巡る記憶
作品名は作品リストからですけど、間違ってるかも知れません。

軽く動画も撮ってます。

木下佳通代の時はガラガラだったのですが、こっちは想像以上に客が多かったです。

現代美術って準備や保管が大変なのが多いんで展示する方も大変だなぁと思っちゃう方が先に来てしまいます。(追記:本人の指示で本人含め50人くらいで手作業で1から作り上げたんだそうな。いやぁ大変ね。)

まぁでもおもしろかったです。本人の製作歴を語ったインタビュー動画が30分ほどあるんですけどそれは全部見ましたんで合計1時間弱掛かりました。