法界寺 京都非公開文化財特別公開

体調が7割方戻ったので今日は京都へ。金曜は展覧会が遅くまでやっているので時間が有効に使えるってことで今日は有休をもらっていました。

で、まずは早めに見に行く必要のある京都非公開文化財特別公開の一環で公開されている寺社を2箇所見ることにしましてまずは伏見の法界寺へ。中書島で宇治線に乗り換えて六地蔵で地下鉄に乗り換えて一駅の石田駅で降りて徒歩15分。遠い。今日は1日雨だったんでちょっとしんどかったですが、大雨にはならなかったのでくじけることはありませんでした。

ってことで着。800円ですが、アサヒメイトで100円引き。

法界寺
法界寺
国宝の阿弥陀堂。こちらは常時拝観可能。中の阿弥陀如来坐像も国宝です。
法界寺 国宝 阿弥陀堂
法界寺 国宝 阿弥陀堂
で、本堂薬師堂の秘仏本尊の重文の薬師如来が今回の特別公開で51年ぶりの開帳です。詳細はここここ参照。しばらくしたらリンク切れになると思うけど。
法界寺本堂の薬師堂
法界寺本堂の薬師堂
厨子の正面は開けずに裏に回って横から拝む状態でのご開帳。1051年に作られたそうですが、年代がはっきりしているのは信頼性のある記録が残っているそうな。1000年クラスの古さですが秘仏だけあって截金(きりかね)が綺麗に残っていました。凄いね。截金の技術的にも凄い。横からでしたけど薬師如来はそれなりに見れましたが、両サイドの日光月光菩薩が横からじゃよく見えなかったのが残念。(追記:2021年11月の展覧会でちゃんと見れました。2022/4/12からの京都国立博物館での巡回展でも見れます)

ってことで、すぐ近くの恵福寺でも特別公開がありましたがパスしまして、帰りは徒歩で六地蔵に直接向かいました。

万部おねり 2016 @大念仏寺

今日は墓参りに行ってきまして、墓の近くの大念仏寺での万部おねりも覗いてきました。毎年5/1~5の5日間行われています。風邪は全然治っていませんが、しんどさはだいぶ改善したので何とか出れました。

万部おねり
万部おねり
今日はかなりの盛況でした。賑やかでいい感じ。おかんの命日が5/7なのでいつもこの時期に墓参りに来るので万部おねりもついでに見ることが多いのですが、ここまで人が多いのは久しぶりに見ました。観光バスが何台か停まってたので融通念仏宗の信者の人が団体で見に来てたのかも知れません。

永樂歴代と十七代永樂善五郎展 @大阪高島屋

せっかくのGW中なのに風邪を引いてしまいまして、今日は連休中唯一の出勤日だったので一応出社はしたものの体調がボロボロで半休することにしましたが、帰宅前に高島屋での展覧会を覗くだけ覗くことにしました。会期が8日までで会社帰りに見れるのは今日しかなかったので。

大阪高島屋グランドホール
大阪高島屋グランドホール
永樂と言う姓を名乗るようになった人の歴代の作品を展示しています。なので、永樂と名乗るのは10代目からなので9代目以前の人の作品はありません。

名前に楽という字が入ってるので楽焼きの人なのかなと思ってましたが全然違っていました。

体調ボロボロでじっくり見る根性も何もあったもんじゃないので15分ほどで退散。家に帰って午後4時くらいにベッドに倒れ込み、その後2度ほど起きて晩飯食ったりはしましたがトータル2時間くらい起きてたけど次の日の朝8時くらいまでは寝倒しました。合計14時間くらいは寝てたと思う。

建築家 槇文彦展 @NU茶屋町 地下1階

途中、ヨドバシ梅田でデロンギの全自動エスプレッソマシンの試飲をしまして(味はいまいちだったが豆次第でおいしく入れれそうな感じはした)、そこからNU茶屋町へ。地下のギャラリーで槇文彦と言う人の展覧会をやっています。無料だというので見ることにしました。

テレ朝、幕張メッセ、東京体育館などを設計した人ですが、プリツカー賞をもらっていますので建築界ではトップクラスの有名人。

建築家 槇文彦展
建築家 槇文彦展
主要作品のパネル展示や資料などがメインですが、模型も少し展示。展覧会自体が無料なのでこぢんまりとしたものでした。タダなので文句なし。

展覧会は29日までです。

この男がジブリを支えた。近藤喜文展 @阪急うめだギャラリー

次は梅田まだだらだらと歩いて行きまして、阪急へ。

アニメーターの近藤喜文って人の展覧会です。「耳をすませば」の監督です。入場料は900円ですが、アサヒメイトでタダ。

阪急うめだギャラリー
阪急うめだギャラリー
関与した作品の本人が描いた設定資料や原画などを大量に展示しています。一部パラパラ漫画風に自分でパラパラできる展示もあります。混んでると触れないかも知れませんが。

原画は鉛筆で描かれた絵なのですが、動きが活き活きしていてるのが凄い。18年前に47歳で亡くなられたそうですが、もったいないですな。

ってことで見に来てよかったです。

没後100年 宮川香山展 @東洋陶磁美術館

今日は展覧会のハシゴをしてきました。まずは東洋陶磁美術館。待望の宮川香山展です。アサヒメイトで団体料金で入場。

東洋陶磁美術館
東洋陶磁美術館
宮川香山は陶工ですが、明治の超絶技巧と呼ばれる人の一人で、焼き物でどうやってこんなの作れるんだって感じのモノを作ってきたので有名です。大半が輸出品として作られたので国内にはあまり残っていなかったのですが、地道に買い戻した人がいまして、その代表的なコレクターの田邊哲人と言う人のコレクションを中心にした展覧会となっています。

代表作は東博所蔵の重要文化財の渡蟹水盤ですが、晩年に作られた田邊哲人コレクションの渡蟹水盤も並べて展示されています。美の巨人たちで採り上げられたのは後者の方。東京での巡回展では東博のは展示されてなかったそうなので、並べて見れるかなり貴重な機会となっています。

私は東博で渡蟹水盤を見て宮川香山の存在を知ったのですが、初めて見たときはびっくりしました。なんじゃこれはと。その時から大好きな人なのでそれ以来初めての大規模展なので期待しまくりでした。

一部数点だけ写真撮影可のエリアがあったので撮りました。

高浮彫桜二群鳩三連壺
高浮彫桜二群鳩三連壺
当然ながら絵もうまくて掛け軸も2点ほど展示されています。

図録買っちゃいました。あ、そうそう、横浜の宮川香山眞葛ミュージアムは別の人のコレクションを展示する美術館なので先日見た展示品は全く展示されていませんでした。見に行っといてよかったな。

ってことで、必見。ちょっとでも興味のある人は見ときましょう。

国宝 信貴山縁起絵巻 @奈良国立博物館

今日は奈良へ行ってきました。奈良国立博物館に行ってきただけですが。

国宝の信貴山縁起絵巻の全巻全場面同時展示と言うので話題になっています。

絵巻物は混んでるとじっくり見れないので今日が金曜なので金曜だけ閉館時間が遅いので遅めを狙って行ってきました。奈良博で大混雑になるのは正倉院展くらいなのですが。

5時前に到着。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
予想通り大して混んでいませんでした。3巻それぞれ手前にバッファが設けられてて行列ができるようになっていたのですが、3つめだけちょっと並びましたが10~15分くらいですかね。当然ゆっくり動きながら見るしかないわけですが、かなりゆっくり見てる人もいましたが注意されることもなくじっくり見ることができました。

信貴山縁起絵巻は漫画っぽい描写が多いので有名で、鳥獣戯画よりも古いので漫画の元祖と言われています。

今回はまとめて見れたので大満足。信貴山の朝護孫子寺でも展示されることはあるのですが、まとめては展示されないので今まで気になりつつもいきそびれていました。ってことでよかったです。他の展示もわりとよくて結構見るの時間が掛かりました。国宝の地獄草紙も見れたし。

で、旧本館のなら仏像館のリニューアルが済んで今日から再オープンです。今日見に来たのはそれを狙っていたのもあるのですが。

奈良国立博物館 なら仏像館
奈良国立博物館 なら仏像館
写真のように入口は内装外装が一新。入口はかなり暗い感じですが、展示室は京博の仏像展示室とは全然違ってだいぶ明るい感じです。建物が重要文化財なのでがっつりいじくれないので内部に新たに壁を作ってそこから梁を渡して照明を取り付けたりしています。

展示物は大きい仏像は今までとあまり変わっていませんが外周の通路タイプの展示室の展示は結構変わっていて見たことない仏像も結構ありました。奈良博って脱活乾漆像なんて所有してたんや。

ってことで閉館近くまでいたのでどこにも寄らず退散。駅で久々にみむろ(もなか)を買って帰りましたが、10個は独りもんにとっては多いんだよね。ま、食っちゃいましたけど。

京大ー九大戦 2016 @京都大学農学部グラウンド

今日はアメフトを見てきました。また京大の農学部グラウンドです。この春は4戦ありますが4戦共に農G。立命戦も農Gですが、大丈夫なんだろうか。

今日は強豪とは言えない九州大が相手だったので京大のメンバーは控え中心。2戦連続先発した選手もちょっとはいましたので完全なJV戦と言うことでもなく準JV戦て感じでした。出場経験がそれなりにある選手はほとんど出てなかった感じ。と言うことで、前の試合は出ていなかったWR河野君が主将の代わりを務めていました。

京都大学農学部グラウンド
京都大学農学部グラウンド
試合の方は一発ロングゲインで2TDを取られてしまいましたが、何とか勝利。前の試合でインターフェアの反則をしていた2年生CBは今日も出ていましたが、ボールが見えとらんのは相変わらずで。こういうのは普段の練習方法の問題だと思うんだけどね。この選手に限らずずっと目にしてるので。

控えQBの山本君はかなり良かったです。もっと出場機会を与えてあげてもよいのではないでしょうかね。

ピカソ、天才の秘密 @あべのハルカス美術館

次はあべのハルカス美術館へ。ピカソの展覧会です。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
ピカソのキュビズム以前の若い頃に注目した展覧会で、国内の所蔵作品が多いですが海外からもそれなりに集められています。

まぁまぁ良かったですけど、お奨めってほどではありません。こういう展覧会は国内のをかき集めてくるのが多いのですが、個人的には結構ありがたかったりします。いつでも行けるわって感じになっちゃいがちだしね。

森村泰昌:自画像の美術史 @国立国際美術館

今日は美術展を2つ見てきました。

まずは国立国際美術館の森村泰昌の展覧会です。現代美術はウォーホルやリキテンシュタイン、ヘリングみたいなポップアートは結構好きなんだけど他はあまり興味はありませんが、アサヒメイトでタダだったので見てきました。

国立国際美術館
国立国際美術館
この人は有名な絵を実写の自画像として再現するのを主な仕事としていまして、有名な絵の中の人になりきった作品を作り続けています。それだけでもないようでちょっと違う作品も展示されていましたけど。

で、珍しく写真撮り放題だったので適当に撮りました。こういう現代アーチストの展覧会は客が少ないですが、まぁまぁいました。

森村泰昌展の様子
森村泰昌展の様子
ベラスケスのラスメニーナスを題材にした作品が並んでる部屋があってこれがなかなかおもしろかったです。
ラスメニーナスの一連の作品の一つ
ラスメニーナスの一連の作品の一つ
衣装とかちゃんと再現しているので結構大変だろうな。

映像作品は時間が長いのでちょっとしか見ませんでしたが、展覧会自体は思ったよりおもしろかったです。タダだったのはかなりありがたい。

調べてみたら高校の先輩だった。生まれたのは細工谷だそうで私の今の住まいのすぐ近所だ。

最初の写真にもありますが、田中一光ポスター展というのもやってまして、こっちはコレクション展示室にありましたので一緒に見れました。