今に生きるラスキン @大阪大学中之島センター

続いては近くにある大阪大学中之島センターでの企画展を覗いてきました。これが今日から始まるので中之島美術館の展覧会を見るのも今日にしていました。

大阪大学中之島センター
大阪大学中之島センター
フルタイトルは「大阪ラスキン・モリスセンター収蔵品よる企画展 今に生きるラスキン」です。極小の展示室を使った展覧会なので無料です。

今回は撮影可でした。当然というか何というか客は私だけ。

今に生きるラスキン
今に生きるラスキン
今日も時間計算ミスって着いたのが閉館前で余裕が無くてじっくりは見れてませんので感想はパス。もらえるチラシというパンフが結構しっかりしてます。

塩田千春 つながる私 @大阪中之島美術館

次は5階に上がりまして、大阪出身の現代美術家の塩田千春の展覧会。世界的には知られている人らしい。

現代美術には大して興味がない私ですが、メンバーシップ会員対象なので見ることにしました。

映像作品と挿絵以外は撮影可でした。入場前に既に作品があったりしますがあえてここでは割愛。

塩田千春 つながる私
塩田千春 つながる私
会場に入ったら目一杯に作品が。これってどうやって準備するんだろうか。本人はどこまで関与してるのかな。
塩田千春 巡る記憶
塩田千春 巡る記憶
作品名は作品リストからですけど、間違ってるかも知れません。

軽く動画も撮ってます。

木下佳通代の時はガラガラだったのですが、こっちは想像以上に客が多かったです。

現代美術って準備や保管が大変なのが多いんで展示する方も大変だなぁと思っちゃう方が先に来てしまいます。(追記:本人の指示で本人含め50人くらいで手作業で1から作り上げたんだそうな。いやぁ大変ね。)

まぁでもおもしろかったです。本人の製作歴を語ったインタビュー動画が30分ほどあるんですけどそれは全部見ましたんで合計1時間弱掛かりました。

TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション @大阪中之島美術館

電車賃ケチってと言うか、環状線一駅乗っても大して歩く距離が短くなるわけでもないのでグラングリーン大阪から徒歩で大阪中之島美術館に向かいました。18日の記事で書いた気になっているグラングリーン大阪の南にあるなにわ筋線関連の工事している場所を通って行きました。

車道は完全に通行止めですが、歩行者は高架下を通れるようになっていたので遠回りせずに済みました。

高架下は歩行者は通れます。
高架下は歩行者は通れます。
この高架下をまっすぐ行くと大阪中之島美術館と関電ビルの間に辿り着きますが、1ブロック分寄り道して出入橋のきんつば屋に寄りました。
出入橋 きんつば屋
出入橋 きんつば屋
ずっと気になっていたのですが初めて食います。きんつば1個を100円で買って食いつつ美術館に向かいました。ちなみに私の好きなタイプのきんつばでしたので大阪中之島美術館に来たついでにまた買うことになる可能性が高いかな。

ってことで美術館辺りにやってきました。関電ビルは万博仕様で最上部がペイントされています(青色がないなと思ってたらこれはまだ途中らしい)。

関電ビル
関電ビル
大阪市立科学館の工事のついでに大阪中之島美術館との間のデッキ橋の接続工事も完了して開通していました。
大阪中之島美術館と南側との連絡橋
大阪中之島美術館と南側との連絡橋
スロープは思ったより大がかり。
スロープ
スロープ
後ろに映ってるのが大阪市立科学館です。

ってことで本題。展覧会です。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
フルタイトルは「開館3周年記念特別展 TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」です。

東京国立近代美術館と大阪中之島美術館とパリ市立近代美術館(ポンピドゥー・センターとは違います)の所蔵品を集めた展覧会です。

オフィシャル情報によると「3館のコレクションから共通点のある作品でトリオ(3点1組)をつくり、構成するという、これまでにないユニークな展示により、コレクションの新たな魅力を浮かび上がらせます。思いがけない作品の組み合わせによる新鮮な化学反応をお楽しみいただき、お気に入りの作品を見つけていただければ幸いです。」だそうな。

美術館単独の展覧会を開くのはかなり難しくなってますのでこういう企画になっているんだと思います。

ほとんどの作品は撮影OKでした。ダメだったのは2点くらいかな。

平日でしたが思ったより客は多かったです。

TRIO展
TRIO展
国内の作品は有名なのだと見たことのあるのが多かったってこともあり見といてよかったと思うほどではありませんでしたが、まぁまぁ良かったです。

最後の部屋に映像作品がありまして一つ丸ごと見ちゃいましたが見なくてもよかったかな。滞在時間はトータルで70分ほどでした。

連続する共鳴 真鍋大度新作個展 @VS.

今日は展覧会のハシゴです。まずはうめきたの北地区に新しくできたVS. と言う安藤忠雄が設計監修した文化施設に行ってみました。基本的には展覧会とかに使える空間が4つあるだけなので、美術館じゃなくて文化施設ってことになっています。ま、国立新美術館とかも展示空間だけなんだけども。大きな展覧会の会場になることが多い東京都美術館もほんのちょっとしか所蔵品がありませんが、東京都自体はいろいろ持ってます。

うめきた公園の一部と言うことを意識して、地下に展示室があります。

VS.
VS.
天井高15mの大空間になってる展示室の建物は地上に出ていますが(写真左)、ツタで覆われることになるっぽくて既に結構ツタが伸びています。入口のガラス張りの建物の1階はカフェとなっていますが、1杯1万円超えのコーヒーを売ってたりします。

で、今回は開館記念展覧会で、「VS. OPENING EXHIBITION 連続する共鳴 真鍋大度新作個展」と言うタイトル。

連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
無料ですけど時間予約制となっています。予約してなくても空いてればその場で予約すればOKって感じでした。

作品は4つの部屋ごとにありまして、鑑賞者の動きをキャプチャーして作品に反映させる作品になっていたりします。説明はこのリンク先見た方がわかりやすいかな。

一つ目の部屋はこんな感じ。私が映ってます。

連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
二つ目はこの赤い縦線になってるのが私の位置を反映したもので、動くと追随します。
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
部屋の中央付近に立つと壁の位置より更に奥行きがあるように計算されて投影されています。天井を見るとどこが壁になっているのかがわかると思いますが、床の方を見るともっと奥に床があるように見えてると思います。

ということで、猛暑の平日ってことで客が少なかったですが、客が多い方が作品に反映されておもしろいかも知れません。

3つめは割愛しまして、最後の部屋は大空間を利用した映像となっています。どれくらいのパターンがあるのかがわかってませんが、ずっと見てると時間が経っちゃうので適当なところで切り上げて出ました。トータル30分くらいいたかな。ずっと居れると思いますけど、特に二つ目の部屋は大音量なのであまり長居しない方がいいかも。耳栓持ち歩いている私はずっと使ってました。

最近のテクノロジーの発展は凄いなと思うばかりですが(私はこういうのに使うプロジェクターを開発してたこともあるんで作ってた方の人なのですが、私の頃とは明るさの性能が全然違いますな)、こういう感じの芸術にめちゃめちゃ興味があるわけでもないので有料だったら見てないと思います。

とにかく無料なのでお奨めです。10月14日まで。もう1回くらい見に行こうかな。

デ・キリコ展 @神戸市立博物館

次は阪急で神戸に向かいまして、神戸市立博物館でのデ・キリコ展。

神戸市立博物館
神戸市立博物館
円安で大規模な展覧会を開きにくい今日この頃ですが、結構頑張って集めてきてます。画家の名前だけを冠した展覧会に恥じない内容となっております。

撮影可の作品がちょっこちょこあったので不可のが入らない写真を1枚。

デ・キリコ展
デ・キリコ展
平日で16時頃に入館したので(閉館は17時30分)超ガラガラでした。

金土は20時まで開いてるので特に金曜はチャンスだと思います。

デ・キリコは上の写真に描かれてるマヌカンのイメージが強かったですが、色々なのが見れて良かったです。

滞在時間は1時間弱でした。

虫展 @市立伊丹ミュージアム

今日は展覧会でお出かけです。まずは伊丹ミュージアムでの虫展。

私立伊丹ミュージアム
私立伊丹ミュージアム
展示してるのは伊丹市立美術館だった場所ですが、伊丹市立博物館の機能を取り込んで(1室だけ博物展示してるらしいが今回は入らず)2022年から名前が変わってます。

今回は虫展と言うことで、虫をテーマにした国内作品の展覧会です。昆虫だけじゃなくてムカデやクモや昔の人の想像の産物や虫は登場してないけどテーマが虫になっている作品とかも。

料金は1000円で最近では安め。マイナーな美術館で平日ってこともありガラガラでしたが、ちょっとは客いました。

こういうテーマ展でないと見れない作品が多く、なかなかおもしろかったです。写真の絵は450年ほど前の「針聞書」で、検索してみてください。
左は蟯虫(ぎょうちゅう)で、「庚申の夜に体より出て閻魔大王にその人の悪事を告げる虫」だそうな。

解説付きキャプションが多く、展示数も結構あったので100分くらい掛かりました。会期は29日までですのでそろそろ終わりです。

道後温泉&松山城

わりと早めに目が覚めたので7時頃にホテルを出て(道後温泉はホテルから近いのでチェックアウトはせず)道後温泉に入ることにしました。ちなみに道後温泉は6時からやってます。

2ヶ月前に改修工事が済んだばかりの道後温泉 本館。これは昨日撮った写真ですが。

道後温泉 本館
道後温泉 本館
すごい複雑な形なのね。あと、この本館の周りは近代的な街なので城崎とかとは全く違う雰囲気。

ってことで、3つの外湯を巡れる1400円のチケット「道後温泉3館周湯チケット」を買いました。本館は神の湯に入れます。入浴だけのチケット(本館だけなら700円)でも2階の資料室と3階の坊っちゃんの間は見学できるので、中の様子は大体わかっちゃったりします。又新殿の見学と霊の湯(たまのゆ)はそれぞれ別料金なので入れませんが。

中の人にちょっと聞きましたが、最近は女性客の方が多いと言うことで、今回の改修で女性客側の定員の方が多くなったそうな。

ってことで次々巡ります。それぞれは大して離れてません。椿の湯と飛鳥乃湯泉は隣接してます。平日の早朝と言うことでガラガラだったので待たずに巡れました。

椿の湯
椿の湯
飛鳥乃湯泉
飛鳥乃湯泉
飛鳥乃湯泉はたまたまタイミングが良くて私しかいなくて独占状態。気分良かったです。脱衣所に人はいたりしましたが。

それぞれお湯はあまり熱くはなかったですが、全部長湯はしなかったです。泉質はさっぱりしてるので湯上がりはすっきりしてます。

ってことで道後温泉には一度来てみたかったので満足です。

一旦ホテルに戻ってから支度して出発。ホテル近くの圓満寺にはでかいお地蔵さんがいます。

圓満寺
圓満寺
次は松本城へ。今回も美術館をチェックしてみましたが、パスしました。バンクシーの展覧会やってましたがバンクシーを高い金出して見る気は起こらない。

路面電車で大街道駅まで行きまして、リフト/ロープウエイ乗り場に向かいます。

蛇口からミカンジュースを100円で飲めるってのを見かけたので飲みました。

蛇口からミカンジュース
蛇口からミカンジュース
味はポンジュースとほぼ同じでした。もうちょっと濃かったかな。おいしかったです。

ロープウエイ乗り場では片道切符、往復切符、天守&往復切符が売られてるのですが、二之丸史跡庭園まで来るとロープウエイに戻ることはないと思うので、適当な切符は買えませんので片道切符だけにしました。天守のチケットは天守で買えますし、ロープウエイのチケットとのセット割引はないのでセットのチケットを買う意味はあまりありません。往復割引自体はあるので本丸の往復だけしたい人向けですな。

ってことで、先に上に着きそうだったんでリフトにしました。

松山城ロープウェイ・リフト
松山城ロープウェイ・リフト
松山城本丸には9時35分頃着。
松山城本丸
松山城本丸
奥に写ってるのが天守です。現存天守としては新しいので重文です。

松山城は9時オープンでリフトとかは8時半運行開始ですが、昼飯食ってから帰阪しようと思ってたので問題ありません。

先週に訪れた松本城は周囲が開発されちゃってるので現在の敷地は広くないので天守以外の見どころは少ないですが、松山城は山全体なのでの広くて見どころが多いと言うか歩く距離が長いというか。まぁ本丸周辺と登り石垣見とけばOKって感じかな。二之丸史跡庭園は気になる人は見ときましょう。登り石垣を見る場合、二之丸史跡庭園の結構近くまで下りてくることになるので、ロープウエイの往復チケットは買わなくて良いと思います。

街中にある山の上に城があるんで景色が素晴らしい。

松山城天守からの景色
松山城天守からの景色
松本城は天守の中も係員が階段ごとにいたりしてましたが、こっちは全然いませんでした。やっぱ四国はアクセス悪いんで客が少ないから人手掛けられないんだろうな。

とりあえず一通り巡りました。

この規模で残ってるのはほとんど無い登り石垣。

登り石垣
登り石垣
二之丸史跡庭園もとりあえず見ときました。綺麗に整備されちゃってる場所なので観光客は少ないです。入場料は200円ですが、たまたまでしょうが園内で穫れたスダチをもらえました。色んな柑橘が植えられてますんで秋が深まったらいろんなのもらえたりするんだろうか。
 松山城 二之丸史跡庭園
松山城 二之丸史跡庭園
確かにわざわざ来なくていい気もします。

松山城には結局100分ほど滞在していたことになります。

ってことで、徒歩で松山駅近くまで来ました。鯛めしってのが名物だってのをあっちこっちで目にしていたので食べることにしました。

事前にチェックしていたレストラン北斗ってのに入りました。一六タルトの会社がやってるのね。

鯛めし御膳ってのを注文。炊き込みご飯タイプのもあるんだけど、これは刺身を使う宇和島鯛めしってやつらしい。タレに卵の黄身が入っていて、これに刺身をぶち込んで混ぜてからご飯に掛けて食います。

鯛めし御膳
鯛めし御膳
ご飯は少なめを頼んでます。じゃこ天も名物だそうで、付いてました。全部おいしかったです。満足満足。

一六タルトのショップが併設されてたのでカットで食えるのを栗味と抹茶味のを購入。一六タルトってガキの頃オヤジが何度か買って帰ってきてたなぁ。ちなみにあんこ入りのロールケーキって感じのもので、洋菓子のタルトとは全然違います。

ってことで、帰阪します。

松山駅は高架化工事中で、間もなく駅舎が移転するそうで、ほぼできあがってる駅舎が見えます。

松山駅
松山駅
今の駅舎もわりと良い雰囲気ですが文化財的古さはないので壊すんでしょうね。

瀬戸大橋を渡っている間に虹が見えました。窓際に座れなかったのでいまいちな写真ですが。

瀬戸大橋から見た虹
瀬戸大橋から見た虹
虹が始まっている場所から見たのはいつぶりだろうか。子供の頃に福井の田舎で見たとき以来かもしれない。虹が始まる反対側も見えましたけど、窓際に座ってたとしても瀬戸大橋は電車だと車道の下を通るので全体は見えなかったと思うけど、車で走ってたら全体見えて凄く良い景色だったんだろうな。

岡山での接続がいまいちだったんで晩飯岡山で食おうかなと思ったりもしましたが、赤穂線経由だとちょっと早く着くと言うことだったので赤穂線経由で帰りました。

今回は今まで行き先表示で目にしたことしかなかった播州赤穂駅や網干駅で乗り換えられたのがちょっと嬉しかったりしました。

帰宅したのが22時前でした。温泉には入ったけど今回も湯治とはほど遠い旅だったのでした。初っぱなからJRのトラブルに巻き込まれましたが、うどんが食えなかった以外は予定は全てこなせたので満足です。

復路の途中で香川県内のどっかの駅で1本乗り過ごしてうどん食おうかなと思ったりもしたんだけど、よっぽど栄えてる街でないと駅の周りに飲食店が全然ないところがほとんどなのね。よさげなうどん屋は駅から遠かったり昼間だけ営業ってのが多いんで結局断念しました。

金刀比羅宮&松山へ

この夏の青春18が使えるのが明日10日までなので最後の2日分を今日明日で使わないといけません。かねてから行きたいと思っていた松山に行くことにしました。

真っ直ぐ松山に向かっても着くのは夕方以降になっちゃうので途中で金比羅さん(金刀比羅宮)に寄ることにしてました。

で、予定よりちょっと早めに出たんだけど、大阪駅に着いたら今朝もまた東海道線が止まってた・・・

しばらく運行再開しないってことで先行オープンしたばっかりのグラングリーンをちょっとだけ覗いときました。

グラングリーン大阪芝生広場と梅田スカイビル
グラングリーン大阪芝生広場と梅田スカイビル
芝生の感触だけ感じときましたが(ふかふかでいい感じの芝だった)、これ以降、芝生の養生のため立ち入り禁止になってたようです(平日だけちょこちょこ閉鎖するらしい)。広い広場とは言え人が押し寄せてたので仕方ないですな。

わりとすぐに運行再開予定と言うことだったので大阪駅に戻りましたが、運行状況アプリを見たら新快速がやってくる気配が全くなかったので快速に乗って西に向かいました。明石で新快速に追いつかれそうになったんで乗り換えたんだけど、姫路で結局乗ってた快速に戻ることになったり、相生でもなかなかやってこなかったりして結局相生出発した時点でダイヤ通りになりましたが、予定から2時間弱の遅れになってしまいました。

それでも金比羅さんには向かいました。JR琴平駅に着いたのが予定から100分ほど遅れた14時12分頃。夏休みも終わった月曜の午後と言うこともあり人出はかなり少なかったです。

で、クソ暑い中頑張って登りまして、参道手前の橋を渡ってから本宮まで約30分ほどで登り切りました。常人と変わらなかったです。最後がキツかったですけど。心筋梗塞経験者としてはちょっと自信になりましたが、普通の人と違うのはこのあとしばらく(数時間とか翌朝目が覚めるまでとか)脈拍が落ち着かないのですな。やっぱちょっと無理してるんだろうな。

ってことで金比羅さん本宮。ちなみにここに来るのは2回目で、2001年12月以来で約23年ぶり。

金刀比羅宮 本宮
金刀比羅宮 本宮
だいぶ登ってくるので見晴らしは良いです。
金刀比羅宮展望台からの景色
金刀比羅宮展望台からの景色
本宮近くの緑黛殿が冷房が効いているってことで開放されていたのでちょっと休憩してから下りました。

旭社(あさひのやしろ)はどう見てもお寺のお堂ですが、江戸時代までの神仏習合時代は寺の要素が強かったんだろうなと感じられます。

旭社
旭社
ってことで下ります。
金刀比羅宮参道
金刀比羅宮参道
インバウンド客はそこそこいました。地方でインバウンド客見かける度に毎回思うけど、何度目の日本旅行なのかがちょっと知りたい。

宝物館に入らなかったのはまぁいいとして、高橋由一館には寄っときゃ良かったかなと思いましたが、うどん食ってると予定の電車に乗れなくなったりしただろうからまぁええか。

2001年にここに来たとき、参道入口辺りの土産物屋の一角でうどんを食べたのですが、それがめちゃめちゃおいしかったのでもしまだそこが存在してたら食べたいなと思ってたんだけど、なかったです。

かすかな記憶でその店と同じ場所だったかもと思われるうどん屋(候補はそこしかなかった)に入ってみたんだけど、ちょうど営業終了ってことでうどんを食うこと自体できませんでした。残念。結局今回の旅行ではうどん食えず。ま、とにかく、昔ここで食ったうどんがずっと気になってたので、もう食えないことが判明したのでちょっとすっきりです。

松山に向かいます。

多度津駅で乗り換え時間がちょっとあったので外に出てみましたが、食事できる店ってほんとにないのね。

蒸気機関車の58685と言うのが展示されてました。

蒸気機関車 58685
蒸気機関車 58685
ネットで検索した画像よりはだいぶくたびれてたな。駅の周りに何もないなぁと思ってたのでちょっと嬉しかったです。

多度津駅から松山までは乗り換え無しだったんだけど、4時間強。ちょっと疲れました。

松山駅から伊予鉄道の路面電車に乗って道後温泉駅へ。21時43分頃着。ホテルは道後温泉近くのホテルエコ道後と言う安いホテルにしたのですが、チェックインが22時までと言うことでしたが、ギリギリになってしまいましたが間に合いました。実は晩飯食えたらいいなと思ってたんだけど、食ってたら22時過ぎちゃってた。ま、予約時に22時頃チェックイン予定としていたので一応電話はしようと思ってましたが。

元々の予定は21時前には着いて道後温泉で入浴と思ってたんだけど、23時閉館で22時30分受け付け終了ってことだったんで一応間に合いそうでしたが、朝6時から開いてるので翌朝ゆっくり入ることにしました。

ホテルですが、改装が終わったばかりのフロアだったようで、和室ですが洋風な内装で、改装直後と言うこともあったし、畳の上でくつろげるのでかなり快適でした。4階だったけど階段しかなかったんがちょっとしんどかったけど。シャワールームが別でしたがいつ使っても構わないと言うことだったんでさっぱりしてから寝ました。

松本城

ホテルは新しくて快適でした。ロッカーが別なのがちょっと面倒だったけど。

今回のメインは立山黒部アルペンルートで今日は帰阪日でオマケなのでとりあえず松本城だけ行っとこうって感じでホテルを出ました。美術館とかチェックしてみたけど行かなくてもいいかなと。

松本城の開門が朝8時半と言うことでその前にちょっとうろうろしようかなと思って7時半頃出発。

朝飯はケチってローソンでパン買いました。ちなみに松本でも湧き水が飲める場所があってペットに補充。

とりあえず大きめの神社の四柱神社に寄りました。明治維新後に創建された新しい神社です。

四柱神社
四柱神社
鳥居が伊勢神宮と同じタイプでした。結構珍しい。

この辺りにあるなわて通り商店街や中町通りを歩いてみましたが、早朝なのでどこも開いてなかったです。

で、松本城にちょっと早く着いちゃったのでとりあえず周りを1周しました。わざわざ1周するほどではなかったですが、二の丸御殿跡を通ったのでまぁ良かったかな。1周するのに15分ほどで大して掛からなかったし。松本神社が北側にありますが寄りませんでした。

月見櫓が工事中でしたんで目立たない感じのアングルを1枚。

松本城
松本城
正面からの写真はインスタに貼ってます。

ってことで1周した時点でちょうど開門となったので入場。

インスタに同じこと書きましたが、松本に来たのは30年ぶりです。確か大学時代の友人たちと訪れたのですが、松本にいた翌日に松本サリン事件が起きたのです。なので私が前回松本城に来たのは1994年6月26日(日曜)だということがわかります。ちなみに松本での記憶は松本城に来たことくらいしか無くて、帰りに東富士五湖道路を通った時に見た富士山の景色が絶景だったのは憶えてます。

松本城は姫路城みたいに広大ではないので天守内のルートを巡るだけになります。乾小天守は耐震性問題が大きいと言うことで入れなくなってました。

40分ほどで見終えました。標準は50分くらいとのことです。

松本城のちょっと北にある国宝の旧開智学校校舎は開いてたら寄ったと思うんだけど、耐震工事中だったので行かず。天守の上からなんとか眺めました。

ってことで、することもなくなったので帰阪することにしました。途中よさげな安い蕎麦屋(イイダヤ軒)があったのでキノコそばをいただきました。500円。

キノコそば
キノコそば
うまかったです。こういう濃い出汁のそばは大阪では食えませんな。

ってことで帰りのルート

松本 10:20 → 12:54 中津川 13:19 → 14:32 金山 14:39 → 15:17 大垣 15:37 → 16:12 米原 16:17 → 17:42 大阪

18時過ぎには自宅に戻ってこれました。2泊3日の旅、何事もなく満足です。

高山線や中央西線は峡谷を通る秘境ルートですが、有名観光地ではない途中の駅で降りていくインバウンド客が結構いるのですよね。私が知らないだけで有名なのかも知らないんだけど。こういう人たちって何度目の日本旅行なのだろうか気になる今日この頃。

立山黒部アルペンルート 富山側から

今日の記事はまとめて書いちゃったので長いです。

今回富山に来たのは立山黒部アルペンルートのためです。実は高校生の時に一度来たことがあります。私が通っていた高校は高3は受験ってことで高2の夏に研修旅行と称して修学旅行の代わりの旅行がありました。なので42年ぶり。

研修旅行は5コース用意されて好きなのを選ぶことができたのですが、私は信州コースを選びまして、行程の最初の2日が立山黒部アルペンルートで、初日に室堂に泊まったのです。泊まった夜に見た星空が高所で空気が薄いのでめちゃめちゃ凄くていつかまた行きたいと思ってましたが、今回は室堂に泊まるのは諦めてます。星空期待するんだったら何度も来ないとダメかな。

今日は早朝に出発してそのまま大阪に戻ろうかと思ったりもしましたが、どこでどれくらい時間使うか読めなかったこともあって慌てて行動するのもアレなので松本に泊まることにしたので立山駅10時発のWeb切符を予約購入しときました。扇沢駅から信濃大町駅までのバスの切符もオプションで購入。ちなみに時間の予約が必要なのは最初だけで、美女平駅と室堂との間のバス停で降りなければ当日の交通機関の予約は全く不要でした。例えば弥陀ヶ原とかで一旦降りる場合は室堂までのバスの予約が必要だそうな。

立山駅10時発であれば電鉄富山駅8時40分発で間に合うんだけど、特急料金が掛かるのでケチりまして8時10分発のにしました。で、速く目が覚めちゃったので早めにホテルを出発。昨日サイゼリヤだったので朝飯は駅ビルの立ち食い蕎麦屋で茗荷とろろそばと鱒寿司食いました。

茗荷とろろそばと鱒寿司
茗荷とろろそばと鱒寿司
立山駅は予定通り到着。
富山地方鉄道立山駅
富山地方鉄道立山駅
ここからケーブルカーに乗るのですが、Web予約してたのでメールで届いたQRコードを発券機に読ませてサクッと発券完了。最後の扇沢駅-信濃大町駅のバスのチケットも同時に発券されました。

10時発で予約してたので2本スルーすることになりましたんで、これならもうちょっと早めのを予約しときゃ良かったかなと思いました。

ここからずっと改札はチケットを見せて係員がQRコードを読ませるだけのシンプルなシステム。QRコードはどんどん普及してますな。

立山駅では中国人の団体さんがいたのですけど、ここからと最後の黒部ダム-扇沢駅のバスが一緒でした。似たような行動パターンだったのかな。アルペンルートの係員の団体さんに対する対応も慣れた感じだったのでお得意さんっぽかったです。

ケーブルカーは荷台付きの珍しいタイプ。

立山ケーブル
立山ケーブル
美女平駅ではバスに乗り換えるだけですので10時20分発でした(展望フロアがあったらしいが登らず。まあええか)。バスを待つときに係員さんに「右左どっちが景色良いですか」と聞いたらこっそりと左側と教えてくれました。ガスってて称名滝は見えませんでしたけど、それ以外も左側がいい感じでした。

バスは途中で降りなかったので室堂着。11時10分過ぎでほぼ予定通り。ここで1時間ほど過ごしました。山の上に雲が掛かってたりして景色がちょっといまいちだったのでこんなもんかな。

みくりが池
みくりが池
地獄谷
地獄谷
地獄谷は13年くらい前から火山ガスの噴出が増えて近づけなくなっちゃったそうです。室堂滞在中は硫化水素の臭いがちょっとするときが何度かありました。

高校の時のかすかな記憶をたどると今の雷鳥荘に泊まったのかな。ここまで行くのに地獄谷を通って行った記憶があります。硫黄の固まりのようなドームから火山ガスがゴーッと音を立てて吹き出ている所の結構近くを通って、なんかヤバそうな所通ってるけど大丈夫かと思ったのははっきり憶えてます。今の基準だとあの時も通れなかったのかもと思います。

今回は地獄谷が眺められるエンマ台まで行きまして(そこまで行かなくてもそれなりに見れますんで時間が無ければ途中で引き返すのも全然ありです。上の写真はもうちょっと手前からの写真)、これ以上行っても大して景色は変わらんかなと思ったので引き返しました。

高校の時の話に戻りますが、泊まった翌朝の午前中に自由時間があったので剱御前に登頂しました。でかいリュックを担いだ登山客をTシャツだけの軽装でホイホイ追い抜く高校生たち。同行した連中と頂上で写真撮ったのは残ってるはずなんだけど実家のどこかに眠ってるはず。2776mで富士山よりちょうど1000m低いのねと思ったのは憶えてます。この時は何グループかに分かれて行動してたんだけど、剱御前に登頂できたのは私がいたグループだけだったりして。

で、室堂周辺の標高は大体2400mくらいあるのですが、高校生の時も登山の時は息が切れやすいなと思った記憶はあるんだけど、心臓が悪い私はちょっとだけ気になってましたが全く問題は無かったです。エンマ台までかなりの上り下りがあるので普通に息は切れましたが、いつもと変わらない感じでした。

室堂では気温が15度くらいなのでかさばらないウインドブレーカーを持ってきてましたので一応着ましたけど、上り下りで体力使うので汗ばんできたので長時間は着ませんでした。これくらいなら持ってこなくても良かったかな。

ということで、12時15分発のトロリーバスで室堂を離れることにしました。今日は松本にたどり着ければいいだけだったので結局もうちょっといて温泉に入っても良かったかな。

トロリーバスは今年で終わりだそうで、バッテリーのEVバスに替わるそうです。トロリーバスは法律上も鉄道だそうですが、EVバスになっちゃったらインスタに上げたこれも今年で最後になるのかな。

ってことで、サクッと大観峰駅着。12時24分頃。

立山トンネルトロリーバス
立山トンネルトロリーバス
大観峰駅は展望台がありまして有名な観光スポットとなっております。
大観峰から黒部湖側を望む
大観峰から黒部湖側を望む
ここでゆっくり景色を眺める人もいるようですが、40分ぼーっとするのもナニなので10分弱で退散して12時40分発のロープウエイに乗りました(ロープウエイはインスタに貼ってます)。ギリギリまで展望台にいたのですが、客でびっしりでしたが無事乗れました。

12時46分黒部平着。黒部平には小さな公園があったり展望フロアがあったりしましたが、長居はせず13時のケーブルカーに乗りました。これも同じインスタに載せてます。

13時5分黒部湖(黒部ダム)着。ここから2時間半ほど黒部ダムに滞在。高校の時は堰堤を歩いたのとか観光放水を見たのは憶えてますが、上の展望台から眺めたりはしてなかったんじゃないかな。と言うことで今回は一通り巡ることにしました。吊り橋のある方には行きませんでしたけど。

日差しが真上からだったので虹は真上から眺めると見れました。

放水の水煙による虹
放水の水煙による虹
真下まで180mほどあるのでかなり怖くてびびりながら撮りました。飛行機の窓から外を眺めるのは全然怖くないんだけど、自分で動くとなると話は別で、高いところはあまり得意ではありませんのでダムエリアでの移動中は結構ひるむ場面が多かったです。

壁の通路に出入りするための穴からちょうど作業員さんが出てきてました。

点検用通路の出入り口
点検用通路の出入り口
GPSの位置が実際とちょっと違ってて堰堤が折れ曲がっている角の辺りです。

高さにびびりながら新展望広場に行きまして、この特設会場の動画は一応一通り見ました。

新展望広場 特別会場
新展望広場 特別会場
とりあえずなんか食っとこうってことで、ダムカレーまんを買いました。
ダムカレーまん
ダムカレーまん
グリーンカレー的な味でおいしかったです。暑かったので周りの客はソフトクリームばっかりでしたけど。

展望台は外側の通路からでも行けるんだけど、怖いのでトンネルをちょっと奥に入った黒部ダム駅からの地下階段を使って登りました。外は暑いんだけどトンネルから凄く涼しい風が吹き出していて、中はめっちゃ涼しい。

ってことで展望台から見た写真を。展望台だからだとダム湖を入れた写真が撮れますが、それだけっちゃそれだけ。

黒部ダム
黒部ダム
展望台の売店で野沢菜のおやきを買いました。
野沢菜のおやき
野沢菜のおやき
展望台からは黒部ダム駅に直接戻らず、外側の通路を使うことにしました。高いのは怖いけど意を決して。なんとか大丈夫でした。

ちなみにトンネル工事の難所だった破砕帯の水が飲める場所がありましたんで(2箇所確認)、ペットボトルに入れました。金が掛からなくてありがたい。ちなみにトイレの水とかも全部破砕帯の水なんだそうな。

ってことで一通り巡れました。満足です。

一応動画載せときます。


時間は余裕あるのですが、戻ることはできないんで15時35分の電気バスに乗って扇沢へ。
関電トンネル電気バス
関電トンネル電気バス
こちらは既に充電式ですが、集電方式はトロリーバスみたいに天井からパンタグラフが生えてます。

ってことで、扇沢駅から更にバスでJR信濃大町駅へ。ここはJRとの連絡が良くなくて16時35分頃に着いたんだけど、16時34分に出たばっかりでして17時16分発ので松本に向かいました。土日だと黒部ダムを出るのを30分遅くして16時5分に出ても同じ列車に乗れたんだけど、平日だと扇沢からのバスがありません。

今日はJRに乗るのはこの区間だけだったので青春18は使わず。18時過ぎに松本に着いちゃったのでした。黒部ダムを出るのを1時間遅くしても19時には松本に着けたんで室堂滞在とかもうちょっと長くしたら良かったかなと思ったのでした。

と言うことで立山黒部アルペンルート完走。42年ぶりでしたが満足です。

松本での晩飯はあまり金を掛けたくなかったんだけど、とりあえず地元の定食食える店を選びましたがサイゼリアの隣だった。食ったのも特に地元っぽいメニューじゃなかったけどまぁよしと。

ホテルは「ホテルM マツモト」ってとこで、カプセルです。個室もあるようですが。高い宿しかなかったらなんとしてでもその日中に大阪に戻ってたかな。13時5分に黒部ダムを出れば青春18で大阪に帰れたんだけど、それだと富山を朝6時10分に出る電車に乗るくらいのことをしないと楽しめそうになかったんでそこまで早起きする根性もなかったんで松本で泊まることにしたわけですが。

ってことで、新幹線とか使うんであれば富山1泊でも大阪から私と同じルートでの往復は全く問題無いってことですな。私と同じ17時16分信濃大町駅発だと大阪に戻ってくるのは夜遅くになっちゃうけど。松本に泊まって逆方向でも大して変わらない滞在時間で行動できると思います。松本出発はちょっと早くする必要があるかもですが。

室堂で満天の星空を見るのはできるだけ近いうちにチャレンジしたい。