サンタフェ リー・ダークスコレクション 浮世絵 最強列伝 @髙島屋大阪店

今日は会社帰りに高島屋での浮世絵の展覧会を見てきました。アサヒメイト会員なので無料。ありがたいわ。

平日の閉店間際なのでガラガラでした。このグランドホール、高島屋の7階なんですけど、なんばスカイオ側に拡張された部分を使ってます。ホールの大半がスカイオの建物内。ホールと言ってもクローズドな空間ではなくて高島屋の売り場が広がっただけで常設の仕切りも無し。ほとんどの客は7階フロアがスカイオの建物内まで広がってると気づかないはず。このホールのエリアは年末はお歳暮用に使われてたりしてました。

私が前回見たのはグランドホールではなかったので今回初めて新しいグランドホールで見たことになります。面積はどの程度かわかりませんがだいぶ広くなった印象。これは嬉しい。展覧会開きやすくなりますな。しかも入口がエレベータ上がってすぐなのでちょっと便利に。

髙島屋大阪店グランドホール
髙島屋大阪店グランドホール
アメリカのリー・ダークスと言う人のコレクションで、2000年頃から集め始めたそうなんですが、新しいコレクションのわりには良い作品が多くてとても良かったです。サンタフェは住んでるところらしいですけど、なんでタイトルにサンタフェまで付いてるのかは不明。

特に前半ではきめ出しや空刷りなど(絵の具は使わず版木を押しつけて凹凸を付けるだけのエンボスみたいなもん)金の掛かったものが多くてとても良かったです。雲母(きら)ずりや絵の具に金や銀を使ったものも結構あって、きめ出しとかもですが図録とかではわからないので直接見ないといけません。

160点ほどあって(展示替えは無し)見たことの無かった作品も多くかなり充実してました。展示替えがないのはグランドホールが広くなったおかげかな。あ、でも以前も浮世絵を150点くらい展示してたことはあったか。

図録買ってしまおうかなと思いましたが我慢。

3/11まで。もう1回行こうかな。

クリスチャン・ボルタンスキー − Lifetime @国立国際美術館

間に合いそうだったので大阪に戻りまして、国立国際美術館へ。久々(初めて?)中之島線に乗って来たのですけど、一駅間違えて大江橋駅で降りてしまいましたが、大して距離離れてないので問題なし。

(天皇陛下御在位三十年記念慶祝事業で)ここも特別展含めて無料でした。

会場内には作品にキャプションが無く、入口でもらえる展示マップとパンフをもらってマップで番号を確認してタイトルや解説をパンフで付け合わせてみるというスタイルでした。暗いところが多くてパンフがかなり見にくかったですが。

写真撮影はこの写真はほんとは撮ってはいけない場所だったようですが怒られず。左の映像以外は撮っても大丈夫だったんでこれはよく写ってないしまあええか。

国立国際美術館
国立国際美術館
戦争をテーマにした重い作品が多かったです。無料だけど大盛況と言うほどではなかったです。

中国近代絵画の巨匠 斉白石 @京都国立博物館

次は京都国立博物館。無料なのでやはり盛況でした。

京都国立博物館
京都国立博物館
ここは特別展ではないですけど、2階が全て斉白石と言う人の作品だけの展示になっていました。個人的にはぴんと来ませんでしたけど。

日本書紀の完本では最古のもの(国宝)が展示されていました。

では次。

世紀末ウィーンのグラフィック @京都国立近代美術館

今日は天皇陛下御在位三十年記念慶祝事業で公立や国立の美術館博物館の多くが無料開放と言うことで3箇所ほど廻ってきました。特別展は有料のところが多かったですけど、全部無料の所だけにしました。

まずは京都へ。京都国立近代美術館のウィーンの画家達の展覧会です。最終日でした。特別展ですが無料。

先に4階のコレクション展を見まして(シャガールの版画がありました)、それから特別展へ。

無料でしかも最終日と言うことで大盛況。写真撮影可でした。

京都国立近代美術館
京都国立近代美術館
展示されているのは日本人の個人のコレクションが大半だったそうな。

クリムトに代表される分離派の作品などが中心。300点ほどもあってじっくり見る根性もありませんでしたが、かなり良かったです。基本的に印刷物が多かったのですけど、クリムトやシーレの素描も結構ありました。見にきといて良かったです。でも有料だったら来なかったと思うけど。

では次。

フェルメール展 @大阪市立美術館

昨日開幕したフェルメール展に行ってきました。昨日はようじがいろいろあったんで今日にしました。会期が3ヶ月近くあるんだけど、それでも様子見をするのはお奨めしません。混みそうな展覧会は早く見るに限る。特に平日に行けない人はね。

何度もここに来てますが、この写真だと人が少なそうに見えますがわりと人が多い方だったと思います。

大阪市立美術館
大阪市立美術館
東京展にも行ったので展示物で見てないのはフェルメールの2枚だけ。見てない2枚の内の1枚もアムステルダム国立美術館で見てるので1回も見てないのは「取り持ち女」の1枚だけだったりしますが、「取り持ち女」はやっぱり見ときたいってことで。

入場待ちは無しでサクッと入場。中はさすがに空いてたとは言えませんが、フェルメールの絵以外はだいぶ楽に見れました。

これは記念撮影用。今回展示されてるフェルメールの6枚が並べられてます。

記念撮影用パネル
記念撮影用パネル
展示数が50点ほどで少ないので余裕を持った展示がされてました。東京とはだいぶ違ってかなり見やすかったです。フェルメールも一部屋に2枚ずつで3部屋使ってました。参考用(絵の中の人がフェルメールでよく使われてる服と同じものを着てる)のメツーの絵は見比べやすいようにフェルメールの恋文と同じ部屋に飾られてました。

去年のムンクの叫びの時のように目玉の絵を見るのには最前列の人は立ち止まれずじっくり見たい人は後ろで見ろってことが多いですが、今回はそういうこともなくそばでずっと見てても怒られない状況。ま、6枚あるしね。でも今後混んできたらどうするかわかりませんので早いうちに行っといた方が良いかも。

で、見たかった「取り持ち女」ですが、当時の他の画家とは全く違いますな。やっぱ凄いわこの人と思ってしまいました。しかし、6枚の内の目玉はたぶんこれな訳ですけど(本来は門外不出)、親子連れとかは子供にどう説明するんだろうか。

非公開文化財「法音寺 阿弥陀如来立像」の特別公開

今日もお寺の特別公開に行ってきました。こないだ行った浄国寺のすぐ近くです。私がずっと工事の様子を追っかけている道路「生玉片江線」の西の突き当たりにあります。近いのでチャリで行きました。この一連の特別公開は日月火の3日間というのが多いですが、今回は木金土の3日間でした。

法音寺
法音寺
空襲時に本尊だけは頑張って守ったそうで、写真の門だけ焼け残ったそうな。

大阪には安置されてる仏像が寺の歴史より古いという例が結構ありまして、ここもそういうお寺です。本尊の阿弥陀さんは螺髪がない非常に珍しいタイプとのこと。平安末期か鎌倉期の作だそうな。

阿弥陀如来立像
阿弥陀如来立像
ずっと大阪のお寺の特別公開をやっていただいておりますが、まとめて大きなところで特別展でもやって欲しいなと。

非公開文化財「快慶の遺風・浄国寺 阿弥陀如来立像」の特別公開

今日は恒例の大阪の寺社の特別公開に行ってきました。

個人的には公開日が平日だったり旅行中だったりして行けないことが続いて9月以来で久々です。

浄国寺
浄国寺
公開されている本尊の阿弥陀如来立像は鎌倉期のもので、説法印を結んでる立像の阿弥陀さんは全国的にもかなり珍しいそうな。

お寺は下寺町の生玉さんの裏手にありまして、生玉さんの横の公園を通っていったんだけど、台風被害でかなりの木が倒されてて木は撤去されてましたがダメージがかなり残ったままでした。

節分だったんで帰りに生玉さんに寄りまして、お化髪(おばけ)行列というのの準備中の様子だけ見れました。仮装した人がユフラまで練り歩くんだそうな。行列そのものも見ようかなと思ってたんだけど、雰囲気わかったんでサクッと退散。

生國魂神社
生國魂神社

若草山 山焼き 2019

で、山焼きです。美術館が17時までで、花火が18時15分だったんで結構時間に余裕がありましたが、現地で待つことに。今年も外人さん達何組かに声かけて若草山まで誘導してあげました。何度も来ないなら近くで見た方がよいよね。

今朝まで結構雪が降っていたようで、もしかしたら中止かと思うくらいだったのでウエットコンディションで悪条件だったと思いますが、日中は風も強かったので多少乾いたかなと。

花火の球数は例年と大差なかったと思いますが、金の掛かった新しいものもあったりしてなかなか良かったです。鹿の花火は毎年上がってます。

今年も点火前に花火の火が燃え移っちゃってたようですが、点火前にがっつり燃え広がったりはしてませんでした。

で、点火。

若草山山焼き
若草山山焼き
若草山山焼き
若草山山焼き
3年前みたいに花火の辺りで雨が降るなんて言う最悪の状況でも無かったのでそれなりに燃えていました。で、濡れていたおかげか点火後30分以上経って浮雲園地に降りてきてもこれくらい燃えてました。37分後くらいに撮ったのがこれ。
浮雲園地からの若草山山焼き
浮雲園地からの若草山山焼き
長く楽しめたという点ではわりと良かったかも知れません。

ってことで、サクッと帰宅。

姿の美、衣装の美・・・肉筆浮世絵 @奈良県立美術館

今日は奈良へ。若草山の山焼きがメインですが、平城宮跡でも祭開催中ですけど寒いのでパスしまして、奈良県立美術館での展覧会をまず見ました。肉筆浮世絵の展覧会です。自分とこの所蔵品がほとんどなので入場料は安くて400円。

奈良県立美術館
奈良県立美術館
美人画がメインで名前の知られてない人の作品や無銘のものがかなり多いですけど、北斎や広重なども展示されてます。

美術館の横の壁の2つの絵は常時この状態だと思われますが、本物がどちらも展示されてました。上の方が北斎です。

奈良県立美術館
奈良県立美術館
部屋ごとに撮影可と不可に分かれてて、一つでも借りもんがあると部屋丸ごと撮影不可になっていたようで、2~3の部屋が撮影可になっていました。北斎は撮れず。

早めに行くと山焼き前に待つ時間が長くなるので閉館1時間前の16時前に着いたんですけど、展示数が80点ほどあって、説明も1点ごとにあったんでじっくり見てたら1時間では足りなかったと思います。前期後期に分かれてますが、入れ替わるのは4つほどだったと思います。

禅居庵

最後は建仁寺の塔頭の禅居庵。ここもイノシシのお寺です。ここにも狛亥がいらっしゃりまして、お寺ですが神仏習合の色がまだだいぶ残っているのですな。

禅居庵
禅居庵
本尊が摩利支天で7頭の猪の上に載ってる姿なんだそうで、この本尊が普段は秘仏で特別開帳と言うことで見に来たのですが、双眼鏡使ってようやく顔がわかる程度で全体像は拝めず。猪に載ってるとかがわからず残念。

この時点で14時頃でしたが、サクッと帰阪。