印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション@Bunkamuraザ・ミュージアム

最後は渋谷へ。Bunkamuraでの展覧会です。Bunkamuraだと近くの金券ショップで株主招待券が安くてに入るのがありがたいですな。

スコットランドのグラスゴーのバレル・コレクションが改装で閉館中と言うことでの展覧会です。

Bunkamuraザ・ミュージアム
Bunkamuraザ・ミュージアム
ちなみにこのバレルコレクション、バレルさんが寄贈してできた美術館なのですけど、寄贈の条件が「イギリスから外に出すな」だったそうなんだけど、改装と言うことで日本に貸し出されましたがええんかそれはって感じ。ということで所蔵品がイギリス外に出たのは初めてだそうです。

印象派前後の作品が中心ですが、小品が多いですけど、有名画家の良い絵も結構多いですので、グラスゴーに行く予定のない人にはとりあえずお奨めです。

最後の部屋が丸ごと撮影可になっています。クールベのこういう絵はあまり見たことないですな。

ギュスターヴ・クールベ マドモワゼル・オーブ・ドゥ・ラ・オルド
ギュスターヴ・クールベ マドモワゼル・オーブ・ドゥ・ラ・オルド
飛行機は関空行きの最終便を予約してありましたが、伊丹行きの最終便にはちょっと間に合いそうになかったので渋谷の中華屋で晩飯食いまして羽田へ。東京の安い飯は値段なりにまずいですな。大阪だと安くてもうまい店が多かったりするんだけど、地価が高いからどうしようもないか。

しかし、朝に1本早めの飛行機に乗っといて良かった。予約通りだと全然余裕がなかった。

ラウンジで過ごしてから最終便に。機内から夜景取りました。

機内から神奈川を臨む
機内から神奈川を臨む

ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道 @国立新美術館

次は地下鉄を乗り継ぎ国立新美術館へ。これまたクリムト関連の展覧会です。クリムトがメインとことではなくウイーンミュージアムの所蔵品の展覧会です。こっちはクリムト没後100年記念ではなく日本・オーストリア外交樹立150周年記念だそうな。

ウィーン・ミュージアム・カールスプラッツが大規模な改装工事で閉館中と言うことでかなりごっそり持ってきています。現地には仮の移転先があるんですけどね。

ここはだいぶ客が少なかったです。

国立新美術館
国立新美術館
ウィーン・ミュージアム・カールスプラッツはウィーンの歴史なども展示している博物館的な側面も強い美術館ですが、クリムトなどの絵画作品も多く展示されていまして、6年ほど前に私も行きました。写真撮り放題だったので気になった作品は撮ってありましたが、見返してみたら今回展示されてた内の結構多くを見てたのでした。

6年前に撮った写真がこれ。この時この部屋に客は私しかいませんでした。監視員もいなかったはず。

2013年のウィーンミュージアムの展示室の様子
2013年のウィーンミュージアムの展示室の様子
写ってる左の3枚がクリムトの作品ですが、今回全部来日して展示されています。

そのうち1枚、これだけ撮影可でした。わりと気づきにくいように掲示されてたので客が少なめだったので撮影可と言うのに気づかない人も多かったようで、私が撮って初めて撮影可だと気づいた人もいたようで。

エミーリエ・フレーゲの肖像
エミーリエ・フレーゲの肖像
6年前に見てた作品は多かったんですけど、見てない作品も当然多くて私好みの絵がかなりいっぱいありましたので図録買いました。重かった。

6年前にも見てますが、クリムトの「旧ブルク劇場の観客席」を改めてじっくり見てみると、人物の写真をコラージュで貼り付けたのかと思うほどリアルで細かいのがおもしろかったです。大阪では展示されないようですけど。

ってことでこっちは個人的に超お奨め。所蔵作品で有名なもののほとんどが展示されていると言っていいくらいです。

大阪に8月末からも巡回しますが、展示数は結構減っちゃうらしい。なのでこっちに来たんですけどね。こっちの展示数はかなり多いです。展示リストが4-3-2-6みたいな記述なので数えるのがめんどくさくて数えてませんけど。で、図録買ったので見てみたんだけど、展示が減るだけじゃなくてだいぶ入れ替わりまして大阪でしか展示されないのが結構多い。大阪の方も見に行こうかな。

では次。

国宝 東寺 空海と仏像曼荼羅 @東京国立博物館

次に芸大に向かいまして、藝大の猫展ってのをやっている藝大アートプラザを覗いてきましたが、猫をモチーフにしたアート作品の展示即売会って感じでした。

つしま
つしま
つしまのTシャツ売ってたら買おうかなと思ってたんだけど、売ってなかったので東博へ向かいます。

東博着。東寺の展覧会です。入場待ちは無かったですが、混んでました。

東京国立博物館 平成館
東京国立博物館 平成館
仏画などにも国宝が多くありまして、見所は多いです。仏画の展示はちょっと狭っ苦しかったですけど。

目玉展示としては東寺の講堂の立体曼荼羅を形成する21体の仏像の内15体が展示されています。そのうち11体が国宝で後ろからも眺められます。後ろ向きに顔のある仏像もあるので普段見れない顔が拝める機会となっております。

仏像はなかなか写真に撮らせてもらえませんが、今回は特別に日本でもトップクラスに人気のあるイケメンで有名な帝釈天の写真だけ撮影可となっております。

帝釈天騎象像
帝釈天騎象像
で、本館は一通り見ました。別の特別展もやってましたけど、見たことあるのばっかりなのでパス。東博には2時間ほどいました。

では次。

クリムト展 ウィーンと日本 1900 @東京都美術館

今日は東京へ展覧会巡りの遠征です。ホントはGW中に行きたかったんやけど、今日にした方がマイルの消費が少なくて済むので。東博での新指定国宝/重要文化財の展示がGW中で終わってしまうのでちょっと悩みましたけどどうしても見たいってこともなかったので今日にしました。GW前だと展覧会が始まってないのよね。

今日は11時半の便をマイルで予約してあったんだけど、寝坊しなかったので早めに家を出まして1本早い10時半のに変えてもらいました。ギリギリ1席だけ空いててラッキー。埋まってても空席待ちすれば大丈夫だったと思うけど。

伊丹のラウンジが新しくなってましたけど、100%のジュースは飲めなくなってるわ飴ももらえないわで悲しい。酒の飲めない私にはウイスキーやら生ビールやら飲めても嬉しくないんだよね。

遅れもなく羽田に着きまして、上野へ。まずは東京都美術館でのクリムト展。没後100年記念展です。死んだのは101年前ですけど。

東京都美術館
東京都美術館
中は混んでましたけど、入場待ちは0でした。

ウィーンには行ってクリムトはいろいろ見てきてるのでこの写真のユディト1(写真に使われているのは作品の一部分)もベルベデーレ宮殿で見ておりますが、見てない作品も多かったです。

分離派会館にあるベートーヴェン・フリーズは壁の一部になっているので持ち出せませんが、オフィシャルのレプリカが再現展示されています。現地より目線が低いので見やすい。

クリムト好きなら必見。そりゃそうか。

関西には巡回しませんで、クリムトを1枚持っている豊田市美術館に巡回します。

安祥寺 京都非公開文化財特別公開

連休最後の訪問先は安祥寺。ここは普段非公開とのことで初公開だそうな。

安祥寺
安祥寺
本尊が奈良時代の十一面観音で、頭部が後補ということで重要文化財止まりなんだそうな。

ここの五智如来像がこの度国宝に格上げになったのですが、安置されていた多宝塔は現存しないので京博に寄託されています。で、新指定国宝と言うことで東博で展示中。今日までですけど。

京都非公開文化財特別公開は今日までのところが多いですけど、ここは10日(金)まで公開中です。

ってことで連休終了。とりあえずここだけは行っとかないとと言うところだけは行けましたけど、だらだらしすぎで遠出ができずでうーむって感じ。連休中に片付けたいなと思ってたことも半分も進まなかったし。

隨心院 京都非公開文化財特別公開

次は山科へ。小野駅まで行きまして、隨心院へ。小野駅の小野は小野小町の小野だったのね。

隨心院
隨心院
小野小町ゆかりのお寺と言うことで、歌碑があります。
小野小町歌碑
小野小町歌碑
特別公開と言うことで、本尊の如意輪観音などが間近で拝めるようになっていました。快慶作と確定している金剛薩埵(さった)菩薩像があります。五鈷鈴と五鈷杵を手に持つかなり珍しい仏像です。しかも快慶作。これ見れただけで収穫ですな。

金氏徹平 @京都国際写真祭2019

今日は地下鉄の1日券を買ったので一駅だけですが地下鉄に乗り丸太町駅上の京都新聞社へ。今は使われてない地下の印刷工場跡を丸ごと使った現代アートの展示がされています。これも写真ではないからか無料でした。

京都新聞社
京都新聞社
金氏徹平と言う人が工場跡を丸ごとアート作品としています。ペットボトルが並べてあってその間を進むようになっています。
会場内部
会場内部
会場内部
会場内部
足下は工場の設備がそのまま残っています。
会場内部
会場内部
一番奥には進めなくて眺めるだけになっていて大きな作品となっています。
会場内部
会場内部
スマホで動画撮ったりしましたのでインスタに載せましたのでこっちでどうぞ
現代美術には大して興味ないのですけど、こういう丸ごとアートって空間は非日常感に浸れるので素晴らしいですな。有料でも全然よかったと思います。あと1週間、12日までやってます。

光照院 京都非公開文化財特別公開

連休の最終日ですが、今日は京都へ。恒例の非公開文化財の特別公開を巡ります。聖護院の時にも書きましたが、今回は改元と言うことで皇室ゆかりのお寺の公開が多いです。

まずは光照院。ここは宝鏡寺の近くなのでついでに見に来ました。

光照院
光照院
本尊は清凉寺式の釈迦如来ですが、清涼寺のよりだいぶ小さいです。ミニチュアみたいな感じでかわいいんですけど、暗くてよく見えません。

本堂とは別の建物で寺宝が公開されているのですが、説明が一切ないし説明員も説明してくれないしでいまいち。アサヒメイトで100円引きの700円なのですけど、たった700円がもったいないと感じてしまったのでした。

国宝東塔修理作業所最終公開 @薬師寺

平等院からバスで近鉄大久保駅に行きまして、そこから近鉄の急行で西ノ京駅へまで行って薬師寺に来ました。東塔の修理現場の公開がこれで最後ってことで。

薬師寺東塔
薬師寺東塔
ヘアキャップをかぶった上にヘルメットをかぶってから登ります。こんな感じで見学。
東塔修理現場内部
東塔修理現場内部
osmo pocketの3×3パノラマで撮ってトリミング。
薬師寺東塔
薬師寺東塔
お坊さんが説明をされていたのですけど、次にこういう機会があるとしたら300~500年後くらいと言っていました。

西塔の内部も久々に入りましたが、前回入った時とは内部が全く変わっていました。釈迦八相像ってのが4年ほど前に完成したそうで。法隆寺の五重塔の内部みたいな構成ですが、法隆寺は塑像ですので質感は全然違いますけど。

で、今日は5月5日ってことで毎年玄奘三蔵会大祭のをやっているそうで、それの一部だけ見ることができました。

夜は灯りがともされるそうな。

玄奘三蔵院
玄奘三蔵院
こんな感じでパレード(?)が続きます。
玄奘三蔵会大祭
玄奘三蔵会大祭
玄奘三蔵会大祭
玄奘三蔵会大祭
玄奘三蔵会大祭
玄奘三蔵会大祭
玄奘三蔵会大祭
玄奘三蔵会大祭
玄奘三蔵会大祭
玄奘三蔵会大祭
面をしてる人が多いので進むスピードを調整するための伝令役の人がいるのですが、その人も仮装していておもしろかったです。

ってことで、今日はこれで帰宅。