特別展 法然と極楽浄土 @京都国立博物館

三井寺から京博に向かうのですが、ちょっと悩みましたが、びわ湖浜大津駅から京阪経由で行くことにしました。昔なら全部京阪だったんだけど、今は途中が京都市営地下鉄になっちゃってるので初乗り3回分払う必要になっちゃって運賃高いです。

びわ湖浜大津駅からしばらくは路面を走って、その列車がそのまま地下鉄として走る日本ではここだけの非常に珍しい路線です。ってことでびわ湖浜大津駅出発直後のカーブを車窓から撮影。

京津線
京津線
ってことで京博。浄土宗の法然の展覧会です。
京都国立博物館
京都国立博物館
先月初めから始まってますが、国宝の展示が後期に集中していて、昨日から綴織當麻曼荼羅が展示されているので昨日からの3週間が一番国宝が見れる時期となっております。

私は浄土真宗本願寺派ですが(と言ってもめっちゃ信心深いってわけではない)、親鸞聖人の師匠の法然上人の展覧会なので見とこうと。

法然寺の仏涅槃群像だけ撮影可です。

法然寺 仏涅槃群像
法然寺 仏涅槃群像
撮影場所が限定されてるのでデジカメの画角ではこれが限界。スマホの超広角で撮れば良かったんだけど忘れてた。

京博の新館は元々は常設展用でして、特別展用になる予定の本館は改修工事が全く始まる様子がないのでずっと使われてないままなので新館で特別展をやっているのですが、特別展用に使うには展示面積がやたら広いので展示数がかなり多いです。特別展が充実するのは良いんだけど、やっぱりこっちは常設展として使うのがよいよね。基本計画が公開されたのが去年5月で、そこから設計とかに数年掛けてから着工って話らしいので本館が使えるようになるのはまだまだ先の話ですね。

国宝の仏画がいくつか展示されていますが、なかなか見る機会が無いので国宝マニアにはお奨めです。

ってことで、かなりヘロヘロだったので最後の方は丁寧には見ませんでしたが、それでも1時間45分ほど掛かりました。

帰りの京阪特急は混んでましたが、なんとか丹波橋からは座れたのでラッキーでした。

石山寺 ―密教と観音の聖地― @大津市歴史博物館

今日は大津と京都へ。まずは大津市歴史博物館。京都方面に行くのにJR京都線を使うのは久々です。湖西線の方に行く新快速だと乗り換え無しで大津京駅に着くので時間的に全然早い。で、大阪駅で待ってたらやっぱりちょっと遅れてました。

石山寺の展覧会です。1000円。

大津市歴史博物館
大津市歴史博物館
快慶作の大日如来など、仏像が結構あってなかなか良かったです。石山寺縁起絵巻は全7巻で500年掛けて完成させたそうで、最後の2巻は谷文晁が絵を描いてます。当然全部は見れませんが谷文晁の担当部も一応展示されます。

重文は大量に展示されてるし、国宝もあったりしますが、お奨めってほどではなかったです。

マイナーな場所なんで大して客来ないかなと思ってたんだけど、わりといました。私が入った直後に団体さんがやってきたんで追いつかれないように見ちゃったりして。

常設展の場所を使った企画展で「源氏物語と大津」と言うのもやってましたのでささっと見ました。今年の大河ドラマの主人公が紫式部と言うことで、ゆかりの企画ですな。ロビーでは大河ドラマをバリバリアピールしてました。

ってことで滞在時間は合計1時間くらい。展示物のほとんどのキャプションに説明文があって、それも長いので丁寧に読んでるとめっちゃ時間が掛かると思います。

では次。

第76回 正倉院展 @奈良国立博物館

今日もお出かけです。まず今日から始まった正倉院展。事前予約制なのでどうせいつ行っても混んでるやろと言うことで今日にしました。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
11時30分からの枠にしてて10分遅れくらいで着いたので行列はできてませんでした。中はめちゃめちゃ混んでました。

今年の目玉は写真の左にある黄金瑠璃鈿背十二稜鏡。七宝で装飾された鏡です。17年連続で来てるのにこれも初めて見たのですが、2009年に東博の「皇室の名宝―日本美の華」展で展示されていたらしい。正倉院宝物が展示されてたの知ってたら見に行ってたなぁ。ちなみに最近は展示リストに前回いつ展示されたのかの情報が載ってます

沈香木画箱は2009年以来ってことで見てるはずですが、パピリオ(短焦点の双眼鏡)で迫って見てみたらめちゃめちゃ凄い。1250年とかそういう昔なのに超絶技巧と言っていいレベル。

古文書でおもしろかったのは盗難届ですかね。たぶんこれ2010年に見てるので2度目ですがもう忘れてます。これも公文書なので文字が書かれている部分全体に判子が押されているのですが、すぐそばに45度回転した訂正印も押されてますので見ときましょう。

大体70分くらいいました。混んでたので後ろから覗き込むような感じで見たのも多かったのでちゃんと見ようとしたらもっと時間掛かったと思います。

ってことで、これはお奨めとかそういう話をする展覧会ではないので行く人は行きますよね。

DESIGN MANIA ~百貨店・SCのデザイン~ @高島屋資料館

今日は日本橋の高島屋資料館に行ってきました。ここはちょっと変わってて火曜と水曜がお休みです。

高島屋そのもののデザインをテーマにした展覧会です。山口晃の作品が展示されてる前期が28日までなのでそろそろ行っとこうってことで。

高島屋資料館へのエレベータ前
高島屋資料館へのエレベータ前
百貨店のデザインって言うちょっとぼんやりしたテーマだったので展示されてるのも資料的なものが多いですが、絵画作品もいくつか展示されてまして、山口晃の「日本橋南詰盛況乃圖」以外にも岡本太郎の作品が2点も展示されてます。資料室の方にも川端龍子(りゅうし)の作品とかがあって思ったより多かったのが良かったです。と言っても10点とかそんなもんだけど。

山口晃の作品は超絶に微細な絵なのですが、特に離れて見ろと言うこともないのでじっくり見ることができたのがよかったです。結局45分くらいいました。

行き帰りは黒門市場を通ったのですが、確かにちょっと人が減ってたかな。黒門市場はただの商店街なので低質な店が参入してくるのを排除できないわけですが、そういう店はすでに選ばれにくくはなっているっぽい。まぁある程度のところで落ち着くんじゃないですかね。ちなみに南の端っこ辺りにかなり安い八百屋があるんだけど、結構繁盛してるっぽかったです。インバウンド客が柿とか買ってましたが、どうやって皮剥くんだろうか。

挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」@東京国立博物館

今日は展覧会のハシゴで東京遠征です。私はJALの上級会員(JGC会員)なのですが、初回搭乗ボーナスマイルが5000マイルもあるので年に1回くらいはJALに乗らないと高い年会費払っている意味がありません。関西に巡回してこない展覧会って結構あるので年に2回くらいは東京遠征していたので無理矢理飛行機に乗ってたわけではありませんが(運賃は新幹線と大差ない)、最近東京だけで関西に巡回しない見たい展覧会が減ってて今年はもしかしたら無理矢理行くことになるのかと思っていたんだけど、今回ようやく行くタイミングができました。

今日はちょっと早めに準備できたので早めに家を出まして、10時30分伊丹発のJL112便で羽田へ。今日は南風が強かったようで、伊丹としては珍しく南に向かって離着陸していたのですが、滑走路手前でJL112便が離陸待ちしてたときに着陸機をいくつか見過ごしたんだけど、最初に来たJL111便がなんか高いところ飛んどるなぁと思ってたらゴーアラウンドしていきました。てなこともありましたが予定通り羽田着。

モノレールに乗りましたが、平日なのにかなり混んでた。東博も混んでましたが、東京もオーバーツーリズムなのね。

ってことで東博着。今回は埴輪展です。一推し展示の挂甲の武人は唯一単独で国宝指定されている埴輪ですが、東博所蔵なので珍しくはなかったりしますが、とにかくドバッとまとめられてるので貴重な機会です。

混んでそうだったのでまずは本館を一通り巡ってから展覧会へ。やっぱりめっちゃ混んでたけど。

東京国立博物館 平成館
東京国立博物館 平成館
本館との連絡通路を通って会場入りしたのでこの写真は見終わった後に撮りましたが。

今回は宮内庁所蔵の数点を除き全部が撮影可でした。挂甲の武人5点を集めた部屋が一番扱いが良いです。

挂甲の武人の5点の展示室
挂甲の武人の5点の展示室
1点がシアトルの博物館所蔵なので貴重な機会ですな。

この振り向いてる鹿の埴輪が大人気でした。

見返りの鹿
見返りの鹿
埴輪って、壊れた状態で出土することが多いので補う部分が多かったりするもんなので「これほんとにこんな形だったのか?」と思っちゃうことも多いですが、おもしろい埴輪も多くてまとめて見れたのでかなり良かったです。

ちなみに見てたら横にデヴィ夫人が来てちょっとびっくり。たぶん東博の主任研究員(この展覧会紹介の番組によく出る人だと思う)に説明受けながらちゃんと見てはりました。当然1個1個丁寧には見てませんでしたので私の横にいたのは一瞬ですが。(追記:めっちゃちゃんとレポートされてます。

埴輪は情報量の多い絵画とかではないので写真撮りまくりつつも1時間ほどで見終えました。

見終えた後は表慶館のJRA(日本中央競馬会)の展覧会(ちょろっと覗いただけなので割愛)と東洋館をちょろっと見てから次行きました。結局東博には3時間くらい滞在。今日は予定が詰まってて法隆寺宝物館までは時間割けず。

第71回日本伝統工芸展 @京都髙島屋グランドホール

細見美術館からはちんたら歩いて四条河原町へ。最近歩いてなかった道を歩くと新鮮ですな。

見に来たのは第71回日本伝統工芸展。伝統工芸と言っても超絶技巧の芸術作品って感じのが多く展示されていますので、伝統工芸って言う呼び方は適切なのかこれって思ったりもします。入場料500円ですがアサヒメイトだと無料。これはいつもありがたい。

京都髙島屋グランドホール
京都髙島屋グランドホール
今日が京都の初日だからか(東京会場だけ既に済んでます)、作者本人が結構来ていて、NHK大阪が撮影に来ていました。上の写真の4つの作品の作家さんが全員いらっしゃってて、作品の説明されてたのを横で聴いたりできました。貴重な機会に偶然居合わせられてラッキーでした。

キャプションに説明書きとかはないんでじっくり見るわけではないんだけど、NHKの撮影終了をちょっと待ったり、展示点数が322点もあってかなり多いってこともあって1時間くらいいました。

大阪会場は16日から開始ですが、この日の大阪ローカルで放送されるようです。たぶん昼前の番組かな。

今に生きるラスキン @大阪大学中之島センター

続いては近くにある大阪大学中之島センターでの企画展を覗いてきました。これが今日から始まるので中之島美術館の展覧会を見るのも今日にしていました。

大阪大学中之島センター
大阪大学中之島センター
フルタイトルは「大阪ラスキン・モリスセンター収蔵品よる企画展 今に生きるラスキン」です。極小の展示室を使った展覧会なので無料です。

今回は撮影可でした。当然というか何というか客は私だけ。

今に生きるラスキン
今に生きるラスキン
今日も時間計算ミスって着いたのが閉館前で余裕が無くてじっくりは見れてませんので感想はパス。もらえるチラシというパンフが結構しっかりしてます。

虫展 @市立伊丹ミュージアム

今日は展覧会でお出かけです。まずは伊丹ミュージアムでの虫展。

私立伊丹ミュージアム
私立伊丹ミュージアム
展示してるのは伊丹市立美術館だった場所ですが、伊丹市立博物館の機能を取り込んで(1室だけ博物展示してるらしいが今回は入らず)2022年から名前が変わってます。

今回は虫展と言うことで、虫をテーマにした国内作品の展覧会です。昆虫だけじゃなくてムカデやクモや昔の人の想像の産物や虫は登場してないけどテーマが虫になっている作品とかも。

料金は1000円で最近では安め。マイナーな美術館で平日ってこともありガラガラでしたが、ちょっとは客いました。

こういうテーマ展でないと見れない作品が多く、なかなかおもしろかったです。写真の絵は450年ほど前の「針聞書」で、検索してみてください。
左は蟯虫(ぎょうちゅう)で、「庚申の夜に体より出て閻魔大王にその人の悪事を告げる虫」だそうな。

解説付きキャプションが多く、展示数も結構あったので100分くらい掛かりました。会期は29日までですのでそろそろ終わりです。

発掘 恐竜王国展 @高島屋大阪店グランドホール

※これはなんばスカイオで行われている「DinoScience 恐竜科学博」とは別の展覧会です。壁を挟んだ床続きのフロアで行われているのですが。ちなみに一旦下に降りないと行き来できません。ちなみにこっちは9月2日(月)までなので1日遅くやってます。

今日は断捨離の一環で所有物を処分するのに日本橋近辺に行ったついでに高島屋で行われている恐竜の展覧会を覗いてきました。アサヒメイトで無料だったので。

高島屋大阪店グランドホール
高島屋大阪店グランドホール
スカイオの方と主催が違っていて、こっちは福井県立恐竜博物館が協力していますが、スカイオの方は無関係のようです。

ちなみに入場料はだいぶ違っていてこっちは大人1000円であっちは2000円です。

スカイオの方には行ってないので客の入りはわかりませんが、こっちはほとんど客がいませんでした。主催も違うので相互に宣伝はしてないんじゃなかろうか。なんば駅の方でもこっちの広告は見かけませんでした。見逃しただけかも知れませんが。

ディスプレイはいたってシンプルです。

発掘 恐竜王国展
発掘 恐竜王国展
途中にバーチャル発掘体験と称したインタラクティブなコーナーがあって、ほぼ強制的にやらされまして、最初私一人だったのでマジっすかと思ったんだけど、すぐに親子連れが入ってきたので一緒にできました。ほっとしました。

ぬいぐるみで作られたでかい刷毛を手に持って、プロジェクターで映された画面を刷毛で擦っていって発掘するのですが、一応全部発掘できました。一緒になった子供は楽しんでいたようです。ちょっと汗かきましたが。

真剣には見なかったので20分もいませんでしたが、触れる化石も3つほどあったり、子供なら楽しめるのではないでしょうか。

で、今日は行きは荷物が重いので地下鉄で行って、帰りは歩いて帰ろうかと思ってたんだけど雨だったので結局往復地下鉄でした。処分したのは古いレーザーディスクソフト(凄い昔にプレーヤが壊れてからは持ってただけ)と古いプレステソフトでしたが、売って得たお金は電車賃と晩飯代で綺麗に全部飛んで行きました。ま、晩飯食えたんでOKです。

開創1150年記念 醍醐寺 国宝展 @大阪中之島美術館

今日は大阪中之島美術館で展覧会を二つ見てきました。

まずは醍醐寺展。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
醍醐寺の寺宝展です。仏像マニアは見といた方がいいかなって感じですが、お奨めってほどではないかな。

わりと有名な俵屋宗達の舞楽図屏風は7/24からの後期展示です。前期の今は宗達の扇面散図屛風が展示されててそれと入れ替わります。

全然混んでませんでしたが、思ったよりは客はいました。

展示室は寺の雰囲気出した感じでわりと凝った造りになってました。大阪市立美術館が改修工事中じゃなければあっちでやってたと思うんですが、再開する来年からはどうするんでしょうな。常設展示室のはずだったここ4階でも特別展やってるのでメンバーシップ年会費の6000円だけでいっぱい見れるのもありがたいんだけど。

途中の休憩室ではAR使った企画やってましたが割愛。

そんなに盛りだくさんってほどでもなかったのでトータル45分ほどでした。