万博展 @コヤノ美術館

自宅に帰るには大阪天満宮駅からでも京橋からでも170円なのですが、桜宮橋近くのドンキで買い物して京橋まで歩くつもりで歩いて行ったところ、コヤノ美術館の前を通ったら万博展をやってるってことで入ることにしました。

コヤノ美術館
コヤノ美術館
前回同様、内線電話したら女性が降りてきて、500円払うとエレベータで案内されます。

1階には高島礼子のサインが飾ってありましたが、何しに来てたんだろうか。テレビ?

ってことで展示室はこんな感じ。

コヤノ美術館
コヤノ美術館
この岡本太郎の顔は一品物じゃないと思われるけど何個限定だったんだろうか。
岡本太郎 太陽の顏(黒い太陽)
岡本太郎 太陽の顏(黒い太陽)

ここは創業者のコレクションを年ごとにガラッと内容を変えて展示する美術館ですが、それなのに展覧会としてそれなりに成立するところが凄い。まぁかなり雑多なコレクションなので本格的な展覧会にするほどではないけど。前回見た浮世絵展はちゃんとした展覧会でもできるほどだと個人的には思いましたが。

ってことで、お奨めはしませんが、たぶん2度と見れない気がするので興味ある人はどうぞ。造幣博物館のついでにでも。

空海 KUKAI @奈良国立博物館

今日は奈良へ行ってきました。まずは奈良博の空海展。ほんとは平日にしようと思ってたんだけど、この後メインイベントで移動するのに交通費片道分節約できるので今日にしました。

フルタイトルは「生誕1250年記念特別展 空海 KUKAI - 密教のルーツとマンダラ世界」です。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
昨日から始まったばかりなので日曜だけどそんなに混んでないかなと思ってたんだけど、想像以上に混んでました。さすが空海って感じですかね。

今までほとんど公開されたことのなかった高雄曼荼羅が修復完了と言うことで展示されています。前期は胎蔵界で後期は金剛界なので両方見たければ2回来ないといけませんが、私は今回だけの予定。

この展覧会は巡回しませんが、夏に神護寺展が東博で行われる予定で、高雄曼荼羅は神護寺所蔵なのでこの展覧会でも展示されます。目玉展示が同じ時期の別々の展覧会で展示されるというのもちょっと珍しいですな。

空海展と言うことで真言宗の大寺院所蔵品が多くて、空海直筆ものも多く展示されますし、見たことなかった国宝も結構多くてかなり良かったです。

展示数あまり多くないのでさらっと見れるかなと思ってたんだけど、見応えあったんで80分近く掛かりました。

と言うことで仏教好きは必見ですかね。

では次。

椅子とめぐる20世紀のデザイン展 @高島屋大阪店グランドホール

今日は難波へ展覧会見てきました。今日も往復徒歩で。

高島屋でやってる椅子の展覧会です。14日まででそろそろ終わりなので慌てて行ってきました。椅子職人の息子として行っとかないとってことで。アサヒメイトで無料なんだけど、やっぱり無料じゃなかったら行ってなかった気がするけど。

大阪高島屋グランドホール
大阪高島屋グランドホール
椅子研究家の織田憲嗣さんがコレクションした椅子がどどっと展示されています。

写真撮り放題でした。ここには誰も写ってませんが、まぁまぁ客いました。私は無料客ですが、みんな金払ってるんだろうか。

大阪高島屋グランドホール
大阪高島屋グランドホール
一番古いのがガウディがデザインした椅子で、カサカルベ用にデザインしたものらしく、初めて見た気がするけど、2002年のバルセロナ旅行の写真漁ってみたらグエル公園内の資料館に展示されてたのを見てたわ。

ってことで、コルビュジエのLC4とかフランクロイドライトデザインのとかバルセロナチェアとかバタフライスツールとか有名な作品と言って良いデザインの椅子があったりして思ってたより良かったです。

全部の椅子に説明があったので丁寧に見てるとかなり時間掛かったと思いますが、私もざっとは目を通しながら見て行ったんで1時間ちょっと掛かりました。

あべのハルカス美術館開館10周年記念 円空―旅して、彫って、祈って―

今日は先週金曜から始まった円空の展覧会を見にあべのハルカス美術館に行ってきました。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
ちなみにアサヒメイトで半額。前売りよりは700円安いです。たまにはこういうのがないと年会費1680円の元を取れないからありがたい。2021年がコロナ禍で元取れなかったかもしれないけど、有効期間延長とかあった気がするけど憶えとらん。とにかくそれ以外だと元取れなかった年はないと思うけど。高島屋の展覧会がタダになることが多いので。

円空仏はとても味があるので大好きです。初期の頃から最晩年の頃まで満遍なく集められているようですが、私は全貌を知らないのでもっと感じの違う仏像も彫ってたかも知れませんが。

最初期の頃のかなり丁寧に彫られた仏像があったり、これよく350年も残ってたなと言ういつ捨てられちゃっててもおかしくないようなぱっと見仏像とは思えないようなのもあったり、かなり色々あってとてもおもしろいです。

岐阜県の千光寺と言うお寺にはかなりの数の円空仏が所蔵されていて、千光寺のを集めた第4章と一番最初の展示(これも千光寺)だけ撮影可になっていました。

第4章の展示室はこんな感じ。平日午後ってこともありガラガラ。

円空展 展示室
円空展 展示室
展示数はめちゃめちゃ多くはないので見るのはそんなに時間は掛かりませんで、わりと丁寧に見ましたけど最後の10分ほどのビデオを含めて65分くらいでした。

円空展はかなり貴重だと思うので仏像マニアなら必見。あべのハルカス美術館の開館10周年記念展ということで、他には巡回しません。

ハルカス美術館に来たのは7ヶ月ぶりですが、阿倍野交差点付近の状況は毎回確認しに来てます。今回ちょっとだけ進展がありました。

阿倍野交差点付近
阿倍野交差点付近
このマンションの歩道予定部分が解体されてすっきりしてました。消火栓とかがあったので結構工事がめんどくさかったと思いますが、消火栓もちゃんと移動してます。ちなみに以前はこんな感じ。

しかし、これ以外はほぼ何も変わってませんで、アーケードはそのままだし電線の地下化もされるはずですが始まってる様子はありません。

万博と仏教 @高島屋資料館

今日は難波にちょっと出かけて高島屋東別館での展覧会を見てきました。無料なので気楽に行けます。

高島屋資料館
高島屋資料館
展覧会のフルタイトルは「万博と仏教 ―オリエンタリズムか、それとも祈りか?」です。万博と仏教ってなってますが、1970年の大阪万博に関する仏教のネタが多いです。

展示室が瓦を砕いたものが敷き詰められていましたが、展覧会が終わると片付けるようで。無料の展覧会にしては金かかってますな。

一部が撮影可でした。

これらは大阪万博で展示されていたものです。有名なお寺の仏像のレプリカです。

展示室内部
展示室内部
この内側の仏像群以外は撮影不可ですけど、判別付かないからまあいいよね。
ラオス館の木鐘
ラオス館の木鐘
これは大阪万博で実際に展示されていたものだそうで、突かせてもらえました。凄く低い音で「ドン」って感じの音でした。

展示物そのものより大阪万博で使われた仏教関係のものが今どうなってるのかってのがちょこちょこ説明されててなかなかおもしろかったです。身近なところでは四天王寺の庚申堂が大阪万博で仏教会が休憩所として作ったものを移築したものだってのは初めて知りました。

ってことで、なかなかおもしろかったです。

特別展 東福寺 @京都国立博物館

最後は京博。さすがに徒歩では行かず、バスは超混んでて道も混んでる路線なので使わず四条→七条を京阪で。

京都国立博物館
京都国立博物館
国宝重文がいっぱい展示されていますがわりと地味な展覧会なのでかなり空いていました。

明兆の五百羅漢図の展示が一応目玉ですけど、全部見るのは4回来ないといけません。私は今日だけにしときますが。

次の機会は当分ないと思うのでマニアだと見といた方が良いと思いますが、お奨めってほどではありません。

平日でしたが帰りの京阪は混んでいましたが、ラッキーにも丹波橋からは座れました。晩飯は京橋の「ぎょうざの満洲」で。関東中心のチェーン店ですが、わりと昔からここにはあったと思うんだけど、よく潰れてないなと思ったらこの会社の店は全部直営店なのね。

秋季特別展「みちのく いとしい仏たち」@龍谷ミュージアム

今日は京都へ。まずは龍谷ミュージアムへ。JRが高いので経費節減で阪急大宮駅から徒歩で。

龍谷ミュージアム
龍谷ミュージアム
みちのくのプリミティブな仏像を集めた展覧会です。

円空仏が1点展示されていますが、それ以外はみちのくの民間仏(仏師ではない素人作って感じのもの)ばかりです。上の写真にあるような緩いのばかりで和みます。

こういう機会は今までなかったのでなかなか良かったです。

では次。

第75回 正倉院展 @奈良国立博物館

今日は正倉院展を見てきました。2008年から見に来ていて16年連続です。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
今回は15時半~16時半の入場時間指定のチケットを買っていまして、16時ちょっと前に着いたんで待たずに入場。ちなみに次の枠が16時からなので30分かぶっていますので16時の客は行列になっていました。この場合、私が16時を過ぎるてたらどういう入場になっていたんだろうか。しかし正倉院展は宮内庁の主催なのでコロナ前の2019年で前売り1000円当日1100円で安かったんですけど、今や2000円。

今回も刻彫梧桐金銀絵花形合子とか見たことない凄いのがあったりしました。これは前回が2005年だったらしい。

古文書の方はおもしろいというのは特になかったですが、良弁の直筆署名が見れたのがよかったかな。天平時代でっせ。

インスタの方にも書きましたが、仏像館では展示されてる仏像の内、奈良博所有の仏像の多くが撮影可となっていました。

帰りは気になっていたお好み焼き屋に行ってみたんですけど、閉まってて残念。結局近鉄奈良駅ビルのサイゼリヤで晩飯食いました。

転害会 東大寺 秘仏特別開扉 & 東大寺ミュージアム

今日は東大寺へ行ってきました。毎年10月5日に手向山八幡宮で行われている転害会(てがいえ)という祭事がありまして、東大寺の勧進所で秘仏の開扉が行われています。今日開扉される秘仏は毎年今日だけです。転害会の日に来るのは3度目ですが、13年ぶり。

まずは勧進所へ。

勧進所
勧進所
勧進所には建物がいくつかあって

阿弥陀堂に五刧思惟阿弥陀如来坐像(重文 通称アフロ阿弥陀)。
八幡殿に僧形八幡神坐像(国宝 快慶作)
公慶堂に公慶上人像(重文)

がそれぞれ安置されてて開帳されてます。

デジカメの設定いじってたらちょとどいてと言われ振り向くとたぶん神社の人だと思うんだけど、お坊さんも一緒にぞろぞろと八幡殿の方に向かっていきました。このインスタの最後の写真がその後に撮ったものです。僧形八幡神坐像は名前からわかるように元々手向山八幡宮のご神体なので神事でも行われてたのでしょうか。公慶堂に行ってから八幡殿に行ったらもういませんでした。

僧形八幡神坐像は快慶作なので鎌倉時代のものですが、年に1日しか開帳されてないので保存状態がめちゃめちゃ良くて彩色が完璧に近い状態で残っています。私は展覧会とかでも見てるんで結構見てますけど。

15年前にも来ててこのサイトにも日記が残ってますが、あの時は無料だったのね。いつから有料になったんだろうか。ちなみに今日は600円。

ってことで勧進所を後にしまして、指図堂(さしずどう)へ。

指図堂
指図堂
今年改修が完了したばかりです。ここは自由に入れます。法然上人御影(仏画)が本尊。

庭も見ていってくださいと言われたのでくっついている新しい建物からしばし庭眺めたりしました。中には写経場もあります。

で、転害会とは関係ないですが、良弁僧正1250年御遠忌記念ってことで、毎年12月16日だけしか開扉されない国宝の執金剛神立像が10月1日~16日の間開帳されてるので拝んできました。執金剛神立像は1300年近く前の塑造なので展覧会などで持ち出すことは多分ないと思うのでここでしか見れないと思います。

法華堂(三月堂)
法華堂(三月堂)
執金剛神立像は法華堂の内陣の裏側に安置されているので法華堂の内陣横を通るようになっているんで法華堂の諸像も普段見れない角度から拝めます。ここは普段は600円ですが、特別開扉期間中は1000円。執金剛神立像の当時の彩色まで復元された像も置かれてます。法華堂は戦火などで被災してない奈良時代の建物なので(上の写真に写ってる礼堂部分は鎌倉時代に増築されたものですが)中の諸像も天平仏で全部国宝ですんで一度は見ないといけませんが、大仏殿だけ見て帰る人ばっかりですな。

三月堂の近くに手向山八幡宮があるので覗いてみたらちょうど神事が終了してしまってました。神職が集まって話してるところだけ写真に撮りました。神事に使われいてる御神輿の写真を載っけときます。

手向山八幡宮
手向山八幡宮
最後に東大寺ミュージアムに入りまして、特別展示「良弁僧正と東大寺」を見ときました。
東大寺ミュージアム
東大寺ミュージアム
普段展示されてない仏像でちょっと見ときたいのがあったんで見たんだけど、わざわざ見なくても良かったかなって感じ。

ってことで、大仏殿はスルー。改修完了して1日から四天王がお戻りになった戒壇堂もスルー。全部見てたら3000円超えちゃうしねぇ。

しかし、観光客はほぼコロナ禍前に戻ってて、鹿も鹿せんべい食いまくっているからか歩道が糞だらけで。ちなみに奈良公園は糞虫の聖地だそうで鹿の糞を一晩で掃除してくれたりするそうなんだけど、舗装された歩道の糞も片付けてくれてるんだろうか。

帰りに若者の集団が大仏殿から遠ざかる方に向かって登大路を歩いていて、鹿せんべい買ってから大仏殿へ行くとかなんとか言ってたんで鹿せんべいは店で売ってるでとアドバイス。既に4時を回っていたので道路脇で売ってる人たちはみんな撤収しちゃってるんで若者たちはどこで買えるかわからなくなっちゃってたんですな。スマホで調べりゃわりとすぐにわかると思うんだけどねぇ。

高野山

今日は高野山に行ってきました。霊宝館で国宝の諸尊仏龕が展示されているってことで。8年前にも諸尊仏龕は見てるんだけど、全然憶えてない。

今回は昨日地下鉄鶴橋駅で高野山1dayチケット大阪メトロ版を買っておきました。日帰り用です。ちなみに南海だけのやつは2日有効なので日帰りで使うにはちょっともったいない。南海が10月1日から値上げするのは後で知りましたが、 高野山1dayチケットだと11月30日までは値上げしないようで南海だけのやつは値上げするようです。これは鉄道会社向けの高野山1dayチケットだと専用チケット(定期券サイズで自動改札を通せる)が既に存在してるので切り替えるコストがバカにならんのでしょうな。

今日は早起きはしませんでしたが、8年前よりは早く家を出まして、9時なんば発の快速急行で極楽橋まで行き、ケーブルカー、バスを乗り継いで高野山へ。今回は行ったことのあるところをいくつか避けまして、11時過ぎに壇上伽藍着。大門はパス。

根本大塔
根本大塔
根本大塔には入りました。中の立体曼荼羅は圧巻なので。金堂は外からお参りだけにしときました。

高野山に来るのはたぶん4回目で、1回目は小学校の林間学校だったので全く憶えてませんので実質3回目ですが、過去2回は休日に来てたのでかなりの人出でしたが、9月は1年の中でも観光客が少ない時期の上に今日は平日なのでかなり人が少なかったです。全てゆったり廻れました。

六角経蔵も頑張って一人で回しました。

六角経蔵
六角経蔵
体重の軽い人だと一人で回すのは無理かもしれないと思うくらい重いです。

空海の伝説の木として知られる三鈷の松の松葉は見つかりました。普通の松葉は2本がくっついているのですが、3本が一つになっている珍しい松葉です。

三鈷の松の松葉
三鈷の松の松葉
財布に入れると金運が上がると言われているようですが、頑張って探してるお婆さんがいたのであげました。その後もう一つ見つけましたが持ち帰らず。地面に落ちているのはもっと茶色かったので落ちたばっかりなんだと思います。

国宝の不動堂。

不動堂
不動堂
外から眺めるだけです。

ってことで壇上伽藍は以上。

次に主目的の霊宝館へ。写真の左右も展示用の建物です。

高野山霊宝館
高野山霊宝館
こんな感じで人少ないです。霊宝館の中もトータル10人もいなかったのでは。

「宗祖弘法大師御誕生1250年大法会記念展『お大師さまから・お大師さまへ』」と言うタイトルの展覧会をやってます。客がほとんどいないので諸尊仏龕はじっくり眺められました。快慶作の仏像だけのコーナーって前に来たときもあったっけ?全然思い出せません。運慶の八大童子はたまにしか展示してないので今回も展示してませんでしたが、常時展示してもいいと思うんだけどなぁ。

次は金剛峯寺へ。経費節減でお堂の中には入らず外からお参りだけしときました。

次はぼちぼち歩いて金剛三昧院へ。ここは初めてです。高野山に2件しかない国宝建造物の一つの多宝塔があります。

金剛三昧院 多宝塔
金剛三昧院 多宝塔
ここの入口には銅鑼があるんですけど、団体客の案内の人がお寺の人にお願いして叩く許可もらったと言ってて団体客が叩いてたんで私もついでにちょっと叩かせてもらいました。

これでほぼ目的は達成。前回前々回と合わせて主要な場所はほぼ廻れたと思います。

奥の院はスルーしないでおこうってことで、バスで奥の院へ。私は浄土真宗本願寺派なので親鸞聖人のお墓はお参りしときました。

親鸞聖人 墓所
親鸞聖人 墓所
最後に奥の院。ここから先は撮影禁止。
御廟橋
御廟橋
ってことで、十分満足したので大阪に戻ります。

高野山駅の売店で串柿という名前の饅頭買って食いました。