原安三郎コレクション 広重ビビッド @サントリー美術館

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23時頃に寝て8時頃まで爆睡しまして、9時頃チェックアウトしてマクドで朝飯食って六本木へ。

サントリー美術館での浮世絵の展覧会です。開場ちょっと前に着いたら結構並んでました。でもそんなに混んでなくてじっくり見る余裕はありました。

サントリー美術館
サントリー美術館
原安三郎と言う人のコレクションの展覧会で、歌川広重の六十余州名所図会と名所江戸百景が中心。

六十余州名所図会は全期間全部展示されていて、名所江戸百景はゴッホが模写したのとかで知られる作品などの有名作品だけ全期間展示で残りは前期後期で半分ずつ展示。六十余州名所図会はほとんど見たことがなかったのでまとめて見れたのはとてもありがたい。この二つとも初摺のしかも早いうちだそうで、とても状態がよくて素晴らしい。

葛飾北斎の千絵の海も全10点をまとめて展示しています。

全てに解説付きなので(準備はかなり大変だったろうな)じっくりは読んでいませんが1時間半ほどかかりました。図録買いました。図録だと六十余州名所図会と名所江戸百景の両方コンプリートしているので。表紙入れて500ページ。

ということで、浮世絵好きなら必見。これだけ状態の良いのはなかなか見れないと思います。六十余州名所図会も一気にコンプリート出来るしね。東京に住んでたら名所江戸百景をコンプリートするのに前期後期両方見てただろうなぁ。

大阪など何カ所か巡回するそうですが、大阪は高島屋なんだよね。いつもの会場を拡張したとしても同じ規模で出来るとは思えないなぁ。(追記 展示総数はほぼ同じようです。サントリーと同じく前後期に別れていますがサントリーと同規模かどうかは不明。チケット代は安いのでお得かな。ちなみにアサヒメイトでタダ。)

生誕300年記念 若冲展 @東京都美術館

で、メインイベント若冲展です。動植綵絵+釈迦三尊像33点一挙に展示と言うことで話題になっています。その他も有名作品ばかりです。

16時25分頃に現場に着きまして(入場締め切りが17時)、最後尾のプラカードは90分待ちとなっていました。余裕で3時間超えという情報を目にしていたのでそれよりはだいぶましな状況。

17時までに並べば絶対に入れますということなのですが、最後の人が入場した時点から30分しか見れないのでせめて1時間は欲しいなと言うことでこの時間に並ぶことにしました。

東京都美術館
東京都美術館
待っている時におばちゃん達が開催期間が短いよねと言う話をしていましたが、国のお達しで保護が必要な国宝重文クラスの美術品は年間30日までしか見せれないのですよと言う話をしてあげました。動植綵絵をまとめて展示するとなるとこうなっちゃいますな。

行列はわりとちゃきちゃきと進みまして、結局1時間ちょっとの待ち時間で入場。既に2箇所廻ってきていたので体力的にはだいぶ助かりました。

若冲展 入口
若冲展 入口
で、入場。中はえらい人で酷いところは6重くらいに人が重なっていました。今まで見た展覧会では最悪かも。でも身長の高いのが幸いし、ある程度はちゃんと見れました。こういうときとライブの時は背が高くてよかったと思います。背が高くなかったらよかったのにと思うのは飛行機の普通席に座る時くらいだけど。

動植綵絵は初めて見ました。これ見たかったので並ぶの覚悟で来たわけですけども。宮内庁所蔵と言うことで国宝指定されていませんが、確実に国宝クラスです。マジ凄いね。

淀川沿岸を描いた乗興舟も全部展示してました。長い巻物なので今まで一部しか見たこと無かったんでこれもよかったな。

プライスコレクションの鳥獣花木図屛風は見たことあるのでかぶりつきでは見ずにさらっと流したりして結局1時間ほどで退散。

ということで、晩飯食うのにぶらぶらホテルの方向に歩いたのですが、下谷神社の近くでインドカレー食いました。なかなかうまかったです。

東京国立博物館 常設展

次は東博へ。特別展もやっていましたが時間の都合とかテレビで見たので十分かなと言うことでパスしまして、常設展だけ。上野に来たら東博の常設展は短時間でも外せません。

法隆寺宝物館では国宝の聖徳太子絵伝が展示されていました。初めて見ました。なかなか見れないのでラッキー。

東京国立博物館 法隆寺宝物館
東京国立博物館 法隆寺宝物館
本館では並河靖之の作品が2点見れたのが収穫。他にも柴田是真、酒井抱一、俵屋宗達の作品もありました。

ってことで次。

日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展 @国立西洋美術館

今日明日と美術展ハシゴで東京遠征です。

去年今年とマイル使っての上京なのですが、GW中を外すと必要マイルが少なくて済むのですが、GW前だとルノワール展が始まってなくて、先週アメフトを見たかったので結局今日明日になってしまいました。若冲展の会期末は避けたかったんだけどなぁ。混むのわかりきってる展覧会は早めに行くに限るので。もし来年似たような状況になったらマイル惜しまずGW中にしよう。

11時30分伊丹発のJALで羽田へ。サクッと着いて上野へ。若冲展は入場終了時間の30分前くらいを狙うつもりだったのでまずは国立西洋美術館へ。そういえば世界遺産確定ですな。外観を写真に撮ってる人が多かったです。

国立西洋美術館
国立西洋美術館
カラヴァッジョ展です。11点が来日しています。カラバッジオは400年ほど昔の人で、現存作品数は60点ほどしか残っていませんで、そのうち教会の祭壇画のように移動不可能なものも多いので11点来日というのはかなり凄いことで、こういう機会は当分ありません。代表作とも言えるバッカスがウフィッツィ美術館から来ていまして、よく貸してくれたなと言う感じ。

ってことで必見。遠征しろとまでは言いませんけども。6/12まで。

常設展も見ました。版画素描展示室の企画「描かれた夢解釈――醒めて見るゆめ/眠って見るうつつ」が大物揃いでよかったです。ドラクロワやルドンが結構多く展示されています。レンブラントとかも。これも12日までなので、ついでに是非。

禅 —心をかたちに— @京都国立博物館

次はバスに乗りまして(バスだけは土日の方が急行便の便数が多いので便利なんだけど)、京博へ。最後尾の椅子に座ってたんだけど清水寺辺りでどどっと外国人客が乗ってきたので降りるときに苦労しました。

着いた時点で18時を回っていましたが、今日は金曜なので特別展は20時まで開館なので余裕。

禅をテーマにした展覧会です。

特別展ですが、本館が閉鎖中なので(耐震工事が行われるそうだけどまだ始まってません)新館のほぼ全部のエリアを特別展の方に使用していまして、新館は本館よりかなり広いので去年の琳派展に続いてかなりのボリュームです。

京都国立博物館
京都国立博物館
雪舟の慧可断臂図が3日からの展示と言うことで狙って今日にしました。慧可断臂図は京博に寄託されてるのでたまに見れるそうなんだけど情報見逃したりして見れてなかったので。

禅と言うことで達磨の絵がかなり多いですが、慧可断臂図のある辺りからの後半の絵画や仏像がかなりよかったです。 伊藤若冲の竹図とか長谷川等伯の竹林猿猴図屛風とか。長谷川等伯自身は日蓮宗の信者だったりしますが、相国寺の所蔵品なので展示されています。

ということでなかなかお奨めです。

京博東博奈良博はパスポート(京博か奈良博で買えば3100円で特別展が6回見れますが、有効期間は1年。)が使えるのがとてもありがたいですな。500円だもんね。常設展は見放題だし。

点数がかなり多いので1時間半以上いました。

ってことで5箇所まとめて見てしまいました。2日掛かるかなと思ってましたが1日で終了。

京博の近所って一人でふらっと晩飯を食える店ないのかな?結局大阪に帰って京橋で食いました。

光紡ぐ肌のルノワール展 @京都市美術館

次は京都駅に戻って地下鉄で東山駅へ行き、京都市美術館へ。ルノワールの展覧会です。会期末近いモネ展もやってましたが、東京で見たのでパス。

金曜は19時までの開館です。

京都市美術館
京都市美術館
国内外からかき集めたルノワールのだけの展覧会です。海外からのが比較的多かったですけど。

展示されてるのは全部人物画でした。タイトルが「光紡ぐ肌の」になってるのでタイトルに沿ってると言えば沿ってるんだけど。

なかなかいい絵が多かったので印象派好きならお奨めです。

現在東京では代表作のムーランドラギャレットが展示されているルノワール展をやってたり、名古屋でもルノワールがタイトルに入ってる(これはルノワールはかなり少ないですけど)の展覧会やってたり、大阪では山王美術館の全所蔵26点が展示されてる展覧会やってたりと、ルノワールだらけの状態ですな。

ルノワールは細かく鑑賞するって感じの画家でもないし、点数もそんなに多くなかったので30分も掛からずあっさり終了。

ってことで次。

水 神秘のかたち @龍谷ミュージアム

次は京都駅から徒歩で龍谷ミュージアムへ。堀川通りを挟んだ西本願寺の向かいにあります。

水をテーマにした展覧会が行われています。アサヒメイトでタダ。これもありがたい。

龍谷ミュージアム
龍谷ミュージアム
テーマが水なので、龍や弁天さん関連の展示が多かったです。アサヒメイトでタダというのは太っ腹。

木食白道(有名な木食の弟子で木食と同じスタイルの仏像を多く作られたそうな)の宇賀神像がなかなかよかったです。

ってことで次。

永樂歴代と十七代永樂善五郎展 @大阪高島屋

せっかくのGW中なのに風邪を引いてしまいまして、今日は連休中唯一の出勤日だったので一応出社はしたものの体調がボロボロで半休することにしましたが、帰宅前に高島屋での展覧会を覗くだけ覗くことにしました。会期が8日までで会社帰りに見れるのは今日しかなかったので。

大阪高島屋グランドホール
大阪高島屋グランドホール
永樂と言う姓を名乗るようになった人の歴代の作品を展示しています。なので、永樂と名乗るのは10代目からなので9代目以前の人の作品はありません。

名前に楽という字が入ってるので楽焼きの人なのかなと思ってましたが全然違っていました。

体調ボロボロでじっくり見る根性も何もあったもんじゃないので15分ほどで退散。家に帰って午後4時くらいにベッドに倒れ込み、その後2度ほど起きて晩飯食ったりはしましたがトータル2時間くらい起きてたけど次の日の朝8時くらいまでは寝倒しました。合計14時間くらいは寝てたと思う。

この男がジブリを支えた。近藤喜文展 @阪急うめだギャラリー

次は梅田まだだらだらと歩いて行きまして、阪急へ。

アニメーターの近藤喜文って人の展覧会です。「耳をすませば」の監督です。入場料は900円ですが、アサヒメイトでタダ。

阪急うめだギャラリー
阪急うめだギャラリー
関与した作品の本人が描いた設定資料や原画などを大量に展示しています。一部パラパラ漫画風に自分でパラパラできる展示もあります。混んでると触れないかも知れませんが。

原画は鉛筆で描かれた絵なのですが、動きが活き活きしていてるのが凄い。18年前に47歳で亡くなられたそうですが、もったいないですな。

ってことで見に来てよかったです。

没後100年 宮川香山展 @東洋陶磁美術館

今日は展覧会のハシゴをしてきました。まずは東洋陶磁美術館。待望の宮川香山展です。アサヒメイトで団体料金で入場。

東洋陶磁美術館
東洋陶磁美術館
宮川香山は陶工ですが、明治の超絶技巧と呼ばれる人の一人で、焼き物でどうやってこんなの作れるんだって感じのモノを作ってきたので有名です。大半が輸出品として作られたので国内にはあまり残っていなかったのですが、地道に買い戻した人がいまして、その代表的なコレクターの田邊哲人と言う人のコレクションを中心にした展覧会となっています。

代表作は東博所蔵の重要文化財の渡蟹水盤ですが、晩年に作られた田邊哲人コレクションの渡蟹水盤も並べて展示されています。美の巨人たちで採り上げられたのは後者の方。東京での巡回展では東博のは展示されてなかったそうなので、並べて見れるかなり貴重な機会となっています。

私は東博で渡蟹水盤を見て宮川香山の存在を知ったのですが、初めて見たときはびっくりしました。なんじゃこれはと。その時から大好きな人なのでそれ以来初めての大規模展なので期待しまくりでした。

一部数点だけ写真撮影可のエリアがあったので撮りました。

高浮彫桜二群鳩三連壺
高浮彫桜二群鳩三連壺
当然ながら絵もうまくて掛け軸も2点ほど展示されています。

図録買っちゃいました。あ、そうそう、横浜の宮川香山眞葛ミュージアムは別の人のコレクションを展示する美術館なので先日見た展示品は全く展示されていませんでした。見に行っといてよかったな。

ってことで、必見。ちょっとでも興味のある人は見ときましょう。