ティッセン・ボルネミッサ美術館

常設展の入口でお姉さんに明日の無料時間に来たらこっちは全部見れるよねと聞いたら「明日は混むわよ」と言われたので見ることにしました。

この常設展なのですが、これが凄い。ほんとに凄い。これが元々個人(と言うか親子と夫人の3人?)のコレクションだってんだからあり得ない。古いのから近現代まで網羅されています。しかも有名画家の絵も典型的なのじゃなくてこの人こんな絵も描いてたんやってのが結構ありましてこれまた素晴らしい。教科書に載ってるような絵はありませんが、必見です。 

ゴッホ Water Mill at Gennep
ゴッホ Water Mill at Gennep
写真は撮りまくりましたが、体力的にヘロヘロと言うか腰の状態が限界だったのでスルーする絵は多かったですが、それでもびっちり2時間かかりました。明日の無料時間にまた来ようかな。

ってことで今日の予定終了。

帰る途中に教会に寄りましたが、内部撮影禁止だったので割愛。休憩しただけですが。祭壇がめちゃ立派だったな。

カラバッジオ展 @ティッセン・ボルネミッサ美術館

ゴヤのパンテオンもちょっと中心から離れてるのでまた地下鉄に乗りまして、ティッセン・ボルネミッサ美術館へ。

ティッセン・ボルネミッサ美術館
ティッセン・ボルネミッサ美術館
ここは月曜の昼間が無料なのですが(通常は12ユーロ)、無料時間は企画展が見れないので今日見ることに。

16時20分頃に着いて、チケット売り場でチケットを買いましたが、企画展は時間の入場制限があって16時30分からの入場のチケットになっていたのでちょっとだけ待たされました。

企画展はカラバッジオでした。

カラバッジオ展
カラバッジオ展
真作かどうか不明な1点を含め12点を展示しています。東京でやっていたカラバッジオ展(11点)とはそんなにかぶってないし、昨日今日見たカラバッジオ2点も外に運びさせそうだったので20点くらいは集められんこともないのかも知れませんな。ちなみに東京で初公開された法悦のマグダラのマリアは模写の方が展示されていました。

企画展だけは写真撮影禁止でした。1枚はこの美術館所蔵なので普段だと撮れたんだけどねぇ。特別展と言うほどの規模ではないので20分ほどでここは終了。

サン・アントニオ・デ・ラ・フロリーダ礼拝堂

次はまた地下鉄に乗りまして、ゴヤのパンテオン「サン・アントニオ・デ・ラ・フロリーダ礼拝堂」へ。

ネットで調べたら営業時間がページによって全然違うのでほんとに開いてるかどうか不安でしたが開いていました。よかったよかった。ちなみにここはいつでも無料です。

ゴヤのパンテオン
ゴヤのパンテオン
開館時間を貼っときます。サマースケジュールとなってるのでちょこちょこ変わってるんでしょうな。
ゴヤのパンテオンの開館時間
ゴヤのパンテオンの開館時間
ここはゴヤのお墓があるところなのですが、ゴヤの手による天井画で有名です。内部撮影は禁止。

天井画ですが、ドームの形をうまく利用して描かれていておもしろいです。お金取ればいいのに。

ずっと見上げてるのがしんどい人のために譜面台のような感じで置かれた鏡も4つ設置されています。

ラサロ・ガルディアーノ美術館

次はちょっと離れたところにあるラサロ・ガルディアーノ美術館へ。ここは中心街から多少離れているので地下鉄で。

GoogleMapに導かれて辿り着いた門が閉まってったのでちょっと焦りましたが、反対の西側が正門でした。

ラサロ・ガルディアーノ美術館
ラサロ・ガルディアーノ美術館
ここは日曜の14~15時の間が無料時間(2018年1月現在では開館日は閉館前の1時間が無料らしい)で、それにあわせてきっちり入場。

ここは博物館的な展示も多く、それを丁寧に見るとしゃれならんほど時間が掛かりますが、絵だけなら無料の1時間で十分だと思います。

ここにはヒエロニムス・ボスの「荒野の洗礼者聖ヨハネ」があるのですが、プラドに貸し出し中。明日見ます。でもここで見る方がじっくり見れたんだろうなって感じですが。

絵はゴヤの絵が結構あってなかなか良かったです。後はエルグレコやムリーリョなど。

で、見たかったのが伝ヒエロニムス・ボスの「トンダル(トゥヌクダルス)の幻視」。真作とはされていませんが、とてもおもしろい絵なので。この手のいかにもボスっぽい物は真作じゃないものでも本人作の忠実な模写でしかも作られたのも同時期の可能性が高いのが多いです。

伝ヒエロニムス・ボスの「トンダルの幻視」
伝ヒエロニムス・ボスの「トンダルの幻視」
これもじっくり見れて良かったです。

後はこの女の子の絵が可愛かったです。

ザカリアス・ゴンザレス・ベラスケス Matilde Cobos
ザカリアス・ゴンザレス・ベラスケス Matilde Cobos
ちなみにこのベラスケスはあのベラスケスではありません。

ってことで40分ほどで終了。タダなのがめっちゃありがたい。

ちょっと休憩してたら人を怖がらなそうな小鳥が。パンあげたらさっと咥えて、その後ずっと咥えていました。

小鳥
小鳥

サン・フェルナンド王立美術アカデミー

次はぼちぼち歩いてサン・フェルナンド王立美術アカデミーへ。途中というか、セラルボ美術館の近くにスペイン広場があってドンキホーテ像があります。

ドンキホーテ像
ドンキホーテ像
ってことで美術館着。8ユーロです。営業時間が短いので注意。
サン・フェルナンド王立美術アカデミー
サン・フェルナンド王立美術アカデミー
カウンターの裏側のロッカーに荷物を預けてから鑑賞。

ここはかなり広くて、ざっくり全部見るだけで1時間半ほどかかりました。部屋番号順に見ていけば良いシステムになっています。

古い絵から現代アート(アカデミー会員のものなのかな?)までいろいろ展示されています。ゴヤの絵が結構あって、1枚とてもおもしろい絵がありました。これ見れただけで満足です。

ゴヤ 鰯の埋葬
ゴヤ 鰯の埋葬
アルチンボルドの絵もありました。これも見れて嬉しい。でもルーブルに同じのがあるっぽいけど本物かな?(本物でした)
アルチンボルド 春
アルチンボルド 春
一番上の階はこれと言ったものがないので見なくて良いかも。56番の部屋にピカソの彫刻と素描に近い絵が1個ずつあったくらいです。

階段にも絵が飾ってあるのですが、ラファエロのキリストの変容の模写があってかなり高レベルでした。

ってことで1時間半ほどいました。

中2階で企画展をやっていて別料金で3ユーロ追加すれば良いとのことでしたが、まぁ見なくて良いかなと言うことでパスしました。

ってことで次。

セラルボ美術館

11時頃に寝たのですが、4時半頃に目覚めました。

で、だらだらこの日記を書いたりしてすごしまして、昨日スーパーで買ったパンをぱくついてから出発。

まずはセラルボ美術館。

セラルボ美術館
セラルボ美術館
日曜が無料日で(通常3ユーロ)、開館の10時に合わせて行ったんだけど、入口に結構な人だかりができていて、10分ごとに10人ずつしか入れないようにしているようで結局30分ほど待たされました。11時頃に出てきたときには誰もいませんでしたけど。人がどどっと来ちゃうともっと並ぶんだろうな。3ユーロをケチらずに通常営業の日に行った方が楽に入れる気がします。

で、まずはクロークに荷物を預けさせられて、無料チケットを手渡されてました。で、係員のお兄さんについて行けという感じだったので、説明を受けつつ鑑賞。と言いながらスペイン語なのでなんのこっちゃらわかりませんでしたが。

お金持ちのお家をそのまま美術館にしたような感じなので、壁一面に絵が飾ってあったりしてるので、有名画家の絵は係員のお兄さんが説明してくれるので着いていって良かったです。

セラルボ美術館の内部
セラルボ美術館の内部
カラバッジオの絵とかあるんだね。本物かね?エルグレコは2枚ありました。写真は撮り放題です。フラッシュは当然ダメ。
カラバッジオ
カラバッジオ
説明自体は25分ほどで終わって、もっといていいよと言われましたが一通り見れたので退散。

このステンドグラスを掲げた彫刻がおもしろかったです。

ステンドグラスを掲げた彫刻
ステンドグラスを掲げた彫刻
ってことで次行きます。

スペイン滞在初日の晩飯

最後に晩飯。

ソフィア王妃芸術センターからホテルに向かう道の途中にスーパーがあったのでいろいろ買いました。朝食無しのプランなので。かなり安かったです。スペインの物価はあまり高くないですな。

で、ホステルのお姉ちゃんがこの辺で食べるといいわよと言っていた辺りに行って店を探しますが、確かに店は多いんだけどなかなか見つからず、おっさんに声かけられ他のでそこでパエリアを食うことにしました。

El Rincon De Cardena
El Rincon De Cardena
基本は2人前30ユーロだけど、1人前だと19ユーロになるけど良いかと言われて承諾。30分以上掛かるけど待っててねと言われ、ました。コーラ頼みましたが、待ってる間に食えと言うことでちいちゃいタパスとポテチが出てきました。後はパン。
晩飯その1
晩飯その1
で、めっちゃ眠かったですが何とか耐えてパエリアが出てきました。
シーフードパエリア
シーフードパエリア
めちゃでかくて、直径25cm以上はあったでしょうか。海老、ムール貝、むきえび、イカ、ホタルイカみたいな小さいイカ、アサリ、白身の魚などが入っていました。味はかなり濃かったですが、まぁこんなもんって感じ。

ってことで頑張って完食。コーラ込みで22.5ユーロでした。

で、ホテルに戻って爆睡。

ソフィア王妃芸術センター

ってことでソフィア王妃芸術センター着。19時50分頃でした。

ソフィア王妃芸術センター
ソフィア王妃芸術センター
この時間は無料ですが、チケットカウンターでチケットを受け取る必要があります。

ってことで、無料時間は毎日あるので何度かに分けてくればいいかなってことでまずは様子見で軽く廻りましたがめちゃ広い。じっくり見ることはせずに完全に流して見るだけなのに1時間では全然廻りきれませんでした。

あ、そうそう、ここで一番の有名作品のゲルニカは見ました。やはり人だかりができていましたがじっくり見ることはできました。

この美術館、基本的には撮影可なのですがゲルニカはダメで、ゲルニカのある周囲の206と書いてあるエリアは全部撮影不可のようです。

ちなみに閉館15分前の20時45分頃に追い出されました。

ってことで、また来ます。

HOSTAL MET MADRIDにチェックイン

ってことでトレドでの予定は思いの外順調に済んで見逃したアルカンタラ橋を見ようかなと思ったんだけど、乗りたいバスの時間が近づいてきていたので断念し、バス乗り場へ。帰りもrenfeにしようかなと思ってたんだけど、次の発車が2時間後だったのでバスにしました。

バスの予約を取ってなかったのでバス乗り場のインフォメーションでスペイン語しか話せないおじさんにMS製の翻訳アプリで何とかコミュニケーションを取って乗り場に直接行けと言われたのかなと思って乗り場へ。それは当たってて、バスの運転手に直接金を払えば良かったのでした。

で、バスに乗りました。renfeより1000円ほど安い5.39ユーロ。

横に日本人らしい女性が座ってきました。その女性、スマホいじりながら寝ちゃってたので結局一言も喋りませんでしたが。一人旅なのかなと思っていたら女二人旅だったようで。なんで俺の横に座ってきたのだろう。二人並びで座れる席埋まってたんだっけ?

バスは50分弱で到着。到着したバスターミナルは中心地からちょっと離れてるのでさらに地下鉄に乗りまして、アトーチャ駅へ。アトーチャ駅を通ってる地下鉄の1番線が工事中で閉鎖しているようで、1番線は代替えのバスが出ていてそれでアトーチャ駅へ。ソフィア王妃芸術センターに行くが、無料時間になってなかったようなので諦めてアトーチャ駅に戻って預けていた荷物を受け取り、renfeで一駅乗ってSOLで降りて徒歩でホテルへ。

ホテルというか、ホステルなんだけど、建物の3階(現地で2階)の1フロアをホステルに利用しているので、入口が閉まっていました。右上を眺めると各部屋の呼び出しボタンが並んでいたのでホテルの名前の所のボタンを押したら女性が出て、予約しているものだと告げて名前を言ったら開けてくれました。

で、チェックイン。応対してくれたのはなかなか親切な女性で、マップにいろいろ書き込んで説明してくれました。

で、鍵を渡されました。部屋の鍵と、ホステルそのものへの鍵と、建物の入口の鍵。

部屋はかなり良くて、エアコンはあるし、冷蔵庫もあるし、シャンプー、石けんもある。内装は白基調でめちゃ明るい。コンセントもあっちこっちにあって使いやすいです。バスタブはないけど。WiFiもホテルのWiFiとしてはかなり快適に使えてます。動画バリバリってのは厳しいかな。

ホステルの部屋の内装
ホステルの部屋の内装
かなり気に入りました。全く問題無いですな。

かなり暑かったのでホテルでシャワーを浴びたりしてちょっと休憩し、ソフィア王妃芸術センターの無料の開始時間よりだいぶ過ぎちゃったけど行くことにしました。

トレド大聖堂

トレドの街をちょっとだけ。道はこんなところが多くて雰囲気あります。

トレドの道
トレドの道
トレドの最後はトレド大聖堂。最近買ったSONY AS300で撮影。超広角カメラとして使うことが増えそうだ。
トレド大聖堂
トレド大聖堂
オーディオガイド付きで8ユーロでした。が、日本語がないのでパスしましたが、教会内部の絵とかは説明書きが何もないので英語版だけでも借りといた方がいいかも知れません。美術館部分の展示品には作者やタイトルくらいはわかるようになっていますが。

で、この教会めちゃでかくて凄いです。装飾が超豪華だし。説明が難しいんだけど、手の込んだ彫刻が施された椅子が大量に並んでるところとか。肘掛けの辺りに奇っ怪な彫刻があったりします。

聖堂内部の椅子
聖堂内部の椅子
で、美術館部分は横にくっついていまして、ここにもエルグレコの絵がそれなりにありますが、エルグレコ美術館のと同じ十二使徒の絵があります。どっちも本物?カラバッジオの絵が1枚あるのですが、やっぱり凄いね。

エルグレコ 聖衣剥奪
エルグレコ 聖衣剥奪
カラバッジオ 洗礼者ヨハネ
カラバッジオ 洗礼者ヨハネ