メトロポリタン美術館

NYパスは昨日までの3日間のを買ってたので今日はNYパス対象外のメトロポリタン美術館に1日いる予定にしていました。

ホテルの最寄りからはちょっと遠い方のバスの本数が多いバス停で待っていたのですが、それでもバスがなかなか来なくて、更に1個先のバス停に行きました。そっちだとホテル最寄りのバス停に停まるバスなどさらに本数増えるので。

ってことで、地下鉄で自然史博物館の駅まで行き、セントラルパークを徒歩で突っ切り、予定から30分ほど遅れて10時15分頃到着。まぁしゃあない。開館は10時です。

メトロポリタン美術館
メトロポリタン美術館
平日なのでこないだ前を通ったときほど並んではいなかったですが、多少並んだので30分頃に中に入れました。ちなみに入場料30ドル。予約は不要。

アメリカに来る主目的の一つとしてここのフェルメールを見たかったんで、まずはそこに向かいました。が、フェルメールがない。そこではマティスとドランの企画展をやってました。この写真の裏側が回廊状になっている展示エリアです。

企画展用の展示エリア964/965
企画展用の展示エリア964/965
これだけでもちゃんとした企画展だったりしますが。今は元々展示されている18世紀以前のヨーロッパ絵画の展示エリアが大規模工事中で、そのおかげで2年前のメトロポリタン美術館展が行われたんですが、それは知ってたんだけど、有名作品は別の所に展示してあるだけで見れるんだと思っていたらなんと、その工事が終わっていて再開準備とのことでフェルメール全部展示されてないらしい。がーん。

NYまでせっかく来たのに大きな目的の一つが達成できないことがわかったわけですが、こればっかりはどうしようもないんで(見れないのわかってたら別の時期にしてたかも)、諦めて美術を中心に廻ることにしました。館内は広大なのでもらった館内マップの見た部屋にチェックを付けながら廻りました。

メトロポリタン美術館には24年前に来てそれ以来ですが、前回は美術の趣味も大して無かった頃なので何見たとか全く憶えてないし見た絵の写真も残ってません。美術館前の自撮りとかの写真は残ってるんだけど。5時間滞在していたとの記録は残ってます(1996年12月から日記は書いてるのでこの1999年6月2日です)。この日記からするとフェルメールも見てたとは思うんだけどね。

で、落ち込んだ気分がほぼ吹き飛ぶドガとマネの凄い展覧会をやっていたのですが別エントリで書きます。

去年リリースの曲ですが、Phoenixと言うバンドのAlpha Zuluと言う曲がMVがおもしろくて曲そのものも気に入ってたんだけど、その再生前のサムネイル画像と同じ絵がありました。

Sir Henry Raeburn - William Fraser of Reelig
Sir Henry Raeburn – William Fraser of Reelig
こういう出会いはかなり嬉しいですな。ちなみに旅行中にもう2枚このMVに出てくる絵に出会えました。他にもあったかもしれないけど。

しかし、やっぱりここも凄すぎますな。誰も注目せずスルーしてしまうような所にブーシェの大きな絵が飾ってあったりするんで、美術好きとしては美術品が展示している部屋はくまなく確認しないと気が済みません。

François Boucher - Shepherd's Idyll
François Boucher – Shepherd’s Idyll
モローのこれとかも見たかった絵なのでとても嬉しい。
ギュスターヴ・モロー - オイディプスとスフィンクス
ギュスターヴ・モロー – オイディプスとスフィンクス
モネの睡蓮の部屋やゴッホの糸杉の部屋は混んでます。
モネの睡蓮のある部屋
モネの睡蓮のある部屋
見たいエリアは全部見とこうと頑張りました。ダリにこんな絵があったのね。
サルバドール・ダリ - マドンナがある辺り
サルバドール・ダリ – マドンナがある辺り
絵画関係を一通り見た時点で16時10分。残り50分しかありませんが、見ておきたかったアジア美術を一通り見ました。尾形光琳の八ッ橋図屏風や鈴木其一の朝顔図屏風は当然のことながら展示されてませんでした。まぁしゃあない。

ってことで、ここで閉館時間となりました。ギリシャローマとかエジプトとかエリアに入ることすらできなかったですけど開館と同時に入ってても無理だったでしょうからしゃあないですな。

と言うことで、フェルメールが展示されてなかろうが全く問題ないくらいの充実ぶりだったのでかなり満足な感じで見終えたのでした。死ぬまでにまた絶対来ようと誓ったのでした。

写真は撮りまくりましたし、紹介したい絵はもっとあるのですが、さすがに全部は載せてられないので今のところは以上。

NY滞在5日目の朝食

今日の朝食はマクドナルドにしました。

マクドナルド 3215 Kennedy Blvd
マクドナルド 3215 Kennedy Blvd
アメリカのマクドナルドは朝マックでベーグルを食えまして、温かいのでベーグルも柔らかくてわりと好きなんでこの旅行中に1回は食っときたいなと。
アメリカのマクドナルドの朝マック
アメリカのマクドナルドの朝マック
コーヒーが日本のよりだいぶ大きいですが、このベーグル、ハッシュポテト、コーヒーの3点でなんと10.12ドル(1500円超え)!。もう気楽に来れませんな。

で、味ですが、昔食ったときの方がだいぶうまかったなぁ。でも日本でもベーグルの朝マックやって欲しいと思います。ま、マクドには滅多に行かないんだけど。この10年だと1年に1回も行ってないと思う。

ちなみにコーヒーですが、注文時に砂糖とかミルクとかが必要か聞かれました。必要だと答えたんだけど、最初から混ぜた状態で提供されました。

支払いもJCBのタッチ決済(JCBコンタクトレス JAL-JCBをApple Watchに登録してます)が使えました。アメリカでもJCBに正式対応してる店だとタッチ決済でも大丈夫っぽいです。JCBはDiscoverと提携してますが、Discoverだけの店だとJCBコンタクトレスはダメっぽい。

NY滞在4日目の晩飯

晩飯はこの旅行では初めてレストランで食いました。ホテルのすぐ近くのLa Gran Viaと言うキューバ料理屋です。

キューバ料理屋での晩飯
キューバ料理屋での晩飯
GoogleMapの口コミ記事見たりしてからですけど適当に頼みました。挽肉の料理でしたが普通に食えましたけどうまくはなかったです。米も我慢せず普通に食べれる程度には炊けていました。黒いのは豆のスープだったと思う。味付けはシンプルなのでこれもうまいとも言えませんでしたが食べれないってこともなく。ま、こういう料理は滅多に食えないので経験ってだけですな。

ちなみに値段もチップ別12ドルくらいで安かったです。

タイムズスクエア

近くに来たんでタイムズスクエアに来てみました。

タイムズスクエア
タイムズスクエア
人がびっしり集まってるだけで何をするわけでもない場所になっちゃってます。

ブレイキン(ブレイクダンス)を披露するグループを取り囲む人の輪ができてたりしましたが。

ってことでホテルに戻ります。

マダム・タッソー

次はマダム・タッソーに来ました。

マダム・タッソー
マダム・タッソー
ここは有名な蝋人形館です。大して興味なかったんだけど、NYパス対象で20時までやってるので(金土は22時まで)。ちなみに通常料金47.89ドル。めちゃ高い。7000円ですよ。パスじゃなくても単独の割引チケットを買う手段もあるようですけど。

ここはアメリカを中心とした有名人の蝋人形がずらっと展示されています。写真撮影は自由なんで撮りまくりましたが、載せるのめんどくさいので1枚だけ。

マイケル・ジャクソン 3パターン
マイケル・ジャクソン 3パターン
最近の人の人形もわりとあります。デュア・リパとか。

あと、マーベル ユニバース 4Dと言うアベンジャーズの面々が出てくる(と言っても全部CG)超短編映画も見れまして、全編CGですけど、なかなかおもしろかったです。

これは1人で見るんじゃなくて家族とかカップルとかで来て蝋人形と一緒に写真を撮りまくるような場所ですな。1時間ほどで退散。

ホイットニー美術館

次は地下鉄に乗ってからちょっと歩いてホイットニー美術館へ。建物の設計は日本人には関空ターミナルビルで知られてるレンゾ・ピアノです。

ホイットニー美術館
ホイットニー美術館
ここもNYパス対象で、通常料金30ドル。ここは予約不要でパス見せてサクッと入場。

ここは近現代の美術を展示する美術館で、近代作品は少なくて主に現代美術です。20世紀すぐのはありますが。ウォーホルとかワイエスとか有名画家のもあります。

ホイットニー美術館展示室
ホイットニー美術館展示室
展示数は多いんだけど、大して興味ないのも多かったので50分ほどで出ました。ここは18時まで開館してるので遅めの時間に来たんだけど結局17時頃出ちゃいました。

ここでちょうど雨が降ってきたのでしばらく雨宿りしてたんだけど、わりとすぐに止みました。そこで空に向かって写真撮ってる人が2人ほどいたんで何してるのかなと思って見てみると虹が。

虹
もうちょっと空がひらけるところで見たかったとちょっと思いましたがすぐに消えちゃいました。

近くにハイラインという廃止された鉄道の高架を公園化したところがあるんでちょっとだけ歩きました。

ハイライン
ハイライン
ホイットニー美術館のあたりが南の端っこで、Edgeのあるハドソンヤード辺りまで2km以上伸びてますが、私が歩いたのは300m弱だけで、それでもビルの中通ったりしてなかなかおもしろかったです。

アメリカ自然史博物館

次はアメリカ自然史博物館へ。

アメリカ自然史博物館
アメリカ自然史博物館
ここもNYパス対象。通常料金28ドル。しかし事前の時間指定予約が必要です。でもオフィシャルのチケットサイトでNYパスなどを持ってる人用の0ドル請求の選択肢があって、現地に到着した直後の13時からの指定予約が移動中にできたんでサクッと入場できました。こういう直後の予約は平日なので可能だったかも。

展示量は膨大で、写真も撮りまくりましたが、ここはインスタの写真だけで済ませときます。ってことで2時間半くらい滞在してました。

では次。

イントレピッド海上航空宇宙博物館

今朝はちょっとゆっくりめで9時前にホテル出発。ラッキーなのかどうなのかバスが最寄りのバス停に止まりそうになってたので、このままでは間に合わないと判断し、隣のバス停まで走ったら間に合いました。80mほどを軽く走っただけなので心臓は問題ありません。

最初の目的地のイントレピッド海上航空宇宙博物館は最寄りに地下鉄駅がないのですが、近くまで行くバスがバスターミナルのそばを通っているのでバスに乗りました。

ってことで、現地着。この退役した古い航空母艦が博物館そのものです。

USS Intrepid
USS Intrepid
開館の10時まで入口前の行列に並んで待ちました。
イントレピッド海上航空宇宙博物館入口
イントレピッド海上航空宇宙博物館入口
ここはNYパスを持ってると事前予約ができないという情報だったので朝一に行ってとりあえず予約できれば良いかなと思っていたんだけど、月曜で大して客が並んでいなかったからかそのまま入場できました。

先に書いときますが、イントレピッドも潜水艦も古いので全面的に撮影可です。

まずは潜水艦へ。開館から時間が経ってからだと行列に並んで長時間待つことになるそうなので。無事ほぼ先頭グループになれたので時間を有効に使えました。潜水艦の全景の良い写真は撮れなかったのでこれ載せときます。

Submarine USS Growler
Submarine USS Growler
これは開館後1時間半後くらいに撮った写真ですけど、既にだいぶ並んでます。中が狭くてなかなか進まないのでこの程度でもかなり待つんじゃないかと。なので開館直後に入場して最初に潜水艦に行くのをお奨めします。

と言うことでデッキの上は航空機がずらっと並んでます。

USS Intrepid デッキ
USS Intrepid デッキ
この写真の一番奥にスペースシャトル展示室が載っかっていて(1枚目の写真にも最後尾に写ってます)、そこにスペーシャトルエンタープライズが置かれてます。
スペーシャトル エンタープライズ
スペーシャトル エンタープライズ
お尻の部分は本来はエンジンの噴射口になっているはずですが、原形をとどめていません。
スペーシャトル エンタープライズ尾部
スペーシャトル エンタープライズ尾部
デッキの下にも色々展示物があります。
USS Intrepid 艦内
USS Intrepid 艦内
この他にもクルーの居室や司令室など色々見ることができまして、丁寧に見てるとめっちゃ時間掛かると思いますが、私も一通りは見ましたけど説明文とかは英語なので読まずにスルーしてましたが、結局2時間くらい滞在してました。

ってことで次。

エンパイア・ステート・ビル

ってことで、まだ夜は長いのでエンパイア・ステート・ビルに徒歩で向かいます。1.4kmほどあるので地下鉄移動の方が楽なんだけど、乗り換えが必要だし、時間的にめっちゃ速いわけでもないし、交通機関の時間が正確な日本とは違うので歩いた方が時間が読めるので。

エンパイア・ステート・ビルもニューヨーク パス対象ですが、NYパスのアプリからエンパイア・ステート・ビルを予約するサイトがスマホのアプリからだとうまく飛べなかったのでリンクしときます。
https://reservations.gocity.com/
NYパス購入時の注文番号とメールアドレスを入力すれば予約できます。これもたぶんNYパス使用開始前に予約可能で、初めてQRコードを読み込ませた時点で使用開始のカウントが始まるんだと思います。

19時45分に予約してありましたが、ゆっくり歩いてると20時過ぎそうだったので20時に変更しておきました。

ってことで着。

エンパイア・ステート・ビル
エンパイア・ステート・ビル
この地図リンクも写真を撮った場所です。

ちなみに通常料金44ドル。Edgeよりも高いのね。1999年にも来てますが(初めて海外旅行したときも来てた気がするが、)、その時は6ドルだった。

上に上がるまでのエンタテインメント性はかなり増していて、エレベータは古いので全面映像ってのは無理ですが天井に映像が表示されるようになっていて客を楽しませるようになってました。

ってことで上りました。

20時過ぎてますが、客は多いです。ここもオープンエアです。

エンパイア・ステート・ビル86階展望台
エンパイア・ステート・ビル86階展望台
金網は粗いので写真とかはきれいに撮れます。

こっちは古い建物なので足下までガラス張りってことはないので恐怖感は少ないです。ま、でも高所恐怖症だとダメでしょうけど。

夜景の写真を載せときます。

エンパイア・ステート・ビルからの夜景
エンパイア・ステート・ビルからの夜景
ここは超高層ビル街の中心地なので摩天楼としての景色は一番ですかね。

ここからホテルに戻るので86階でトイレ済ませときました。

エンパイア・ステート・ビル86階のトイレ
エンパイア・ステート・ビル86階のトイレ
30分ほど滞在して退散。

地下鉄でポートオーソリティーバスターミナルまで行きまして、バスに乗ろうとしたんだけど全然来ないのでバス待ちの客がどんどん来て、こりゃ乗っても地獄だなと思って諦めて別のバスに乗りました。乗ったバスはホテルの最寄りからはちょっと遠くのバス停にしか止まらないんだけど、今日は朝も夜も遠い方のバス停を使ったんだけど、ホテルからは大して遠くないので全然問題ないことに気づいたのでした。

今日もレストランとかでは飯を食わず、ホテル近くのセブンイレブンで適当に食いもんを買って22時20分頃ホテルに戻りました。

Edge

次はエンパイヤステートビルに登ろうかなと思って近くの駅で降りたんだけど、時間指定予約が必要なのよね。美術館を出発できる時間が読めてなかったんでこの時点では予約できてませんで、結局良い時間には予約できなかったんでいったん諦めて今日の夜遅めの予約をしておきました。

仕方ないのでEdge(エッジ)と言う、超高層ビルの上にある2020年3月にニューヨークのハドソンヤードという再開発エリアにオープンした展望台にぼちぼち徒歩で向かいます。普通はこの距離では歩きませんが。

途中に撮った写真を。

マディソン・スクエア・ガーデン
マディソン・スクエア・ガーデン
通り過ぎただけで入ってません。

エッジの近くに去年竣工したThe Spiralと言うビル。横のガタガタしている部分が螺旋状になっているようです。直方体に近いビルとしてはかなりかっこいいです。ちなみに314mでハルカスよりちょっと高い。

The Spiral
The Spiral
この座標は写真を撮った場所です。

ってことで17時35分頃に現地に着きました。

30 Hudson Yardsって名前の高さ387mのビルの上の方の高さ335mの所に飛び出た部分がEdgeです。写真でわかるように普通の超高層ビル最上階の展望台とは全く異なります。

30 Hudson Yards
30 Hudson Yards
ビルの下が商業施設になってて、入口がその中の4階にあります。

入口で係の人にNYパス(スマホのアプリ画面)見せたら、券売機で予約してと言われました。

ネットの情報では予約いらずと言うことだったんですが、結局しばらくは入場できず、直近の18時20分入場のチケットを発券。発券機にNYパスのQRコードを読み込ませることで発券されます。ちなみに入場料は一般で36ドル。

すぐには入場できなかったんで座れる場所を頑張って探してしばらく待ちまして、予約したときもまだ予約時間になってない時間の客を入れてたんでちょっと早めに入口に戻ったら既に私の時間の入場が始まっていたんで待ってたのは実質35分くらいか。でも入場してからもセキュリティチェックが終わってエレベータで上に登るまで行列が長くてかなり待たされて上まで上がれたのが18時35分頃でした。

ってことで上りました。

中には階段があって、その上から撮った写真です。景色は絶景。

Edge
Edge
写真からもわかるように壁が足下から全面ガラスで、しかも外に向かって傾いているのでめちゃめちゃ怖い。とにかく怖い。

上の写真の真ん中辺りにガラス張りの部分があります。

Edgeのガラス張り部分
Edgeのガラス張り部分
こんな感じで真下が見えまして、寝てたり立ったりしてる人がいますが私は怖くて無理。頑張って歩いて通過はしましたけど。

夜景の写真をもう1枚。

Edgeからの夜景
Edgeからの夜景
エンパイヤステートビルが右の方に写ってます。ビルの中からも外が見えるので360度景色は確認できます。

ってことで、怖さは過去一です。19時15分頃までいました。