THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦 @美術館「えき」KYOTO

奈良から近鉄で京都へ。いったん大阪に帰って別の日に来るよりも経費節減になるのでまとめて見ることにしました。京都行きの片道分くらい安くなるので。

京都駅ビルの伊勢丹の中にある美術館「えき」KYOTOです。この呼びにくい名前どうにかならんかね。

美術館「えき」KYOTO
美術館「えき」KYOTO
渡邊庄三郎と言う人はなんでも鑑定団の鑑定士の一人の渡邊章一郎さんの祖父です。

ということで、大正から昭和初期の新版画の渡邊庄三郎さんが版元となった作品が展示されています。

展示室は狭いですが、びっしりと展示されているので結構な枚数があります。川瀬巴水とかは有名ですが、それ以外の作品は初見のがかなり多くてとても良かったです。新版画は比較的新しいので状態がいいのばかりだし。なかなかお奨め。

美術館の横は大階段なのですが、今はこんななのね。

京都駅大階段
京都駅大階段
アニメーションになっています。

帰りは経費節減で七条まで歩いて京阪で帰阪。

ってことで、京都と奈良に行ったにもかかわらず、展覧会以外はどこにも寄らなかったのでした。

特別展「聖地 南山城-奈良と京都を結ぶ祈りの至宝-」 @奈良国立博物館

今日は奈良と京都へ展覧会を見てきました。まずは奈良国立博物館。京都の南端の奈良県境の南山城地区の寺社の展覧会です。フルタイトルは
浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展「聖地 南山城-奈良と京都を結ぶ祈りの至宝-」
と長い。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
浄瑠璃寺の国宝の九体阿弥陀のうち2体が展示されていて、お寺では見れない後ろ姿や光背全体が見れるようになっています。修理が終わった直後の機会なので展覧会が行われているわけでして、本来はこういう大きな寺の本尊を展覧会で見る機会は本堂の修理の時以外はほとんどありません。普段参拝客があまり来ない小さなお寺の本尊はちょこちょこ見かけますが。

壽寶寺(寿宝寺)の真数千手観音(ほんとに1000本手がある)も展示されていて、見たのは京博での展覧会以来二度目ですが忘れてたので見れて良かったです。

ってことで、南山城地区は交通の便が悪いので色々見て回るのも大変ですので仏像マニアなら必見かと。まぁ浄瑠璃寺は一度は行っとくべきだと思いますが。

博物館敷地内では珍しく鹿の親子がいました。

鹿の親子
鹿の親子
子鹿を触って人の匂いが付くと親はもう育てなくなるって話もあるのでそっと見守ってあげましょう。

生國魂祭 2023 宵宮 生國魂神社

今日は生國魂神社(生玉神社)の夏祭りに行ってきました。ここは去年も自粛してたので例年通りの行事が行われるのは4年ぶり。

生國魂神社参道
生國魂神社参道
ここも3年自粛後の反動か私が見た中では一番人出が多かった気がします。上六の屋台が始まるあたりから既に歩きにくかったです。こんなことはコロナ禍前もなかったな。

ってことで今年も神輿と枕太鼓を見て帰りました。

生國魂祭 神輿
生國魂祭 神輿
生國魂祭 枕太鼓
生國魂祭 枕太鼓
枕太鼓は大阪の夏祭りの中でも見るだけでもかなりおもしろい方なので一度は見ておくことをお奨めします。

七夕のゆうべ in 四天王寺 2023

更新遅れましたが、四天王寺に行ってきました。七夕のお祭りがあったので。まぁ大しておもしろくもないのですけど。今日は経費節減で報復とも徒歩。

自粛が3年続いた反動からか、凄い人出。

四天王寺 西門
四天王寺 西門
笹トンネルも人でびっしり。
笹トンネル
笹トンネル
今年は大阪の野菜を売ってる屋台が見つからなかったので買えませんでした。

ちなみに夜は伽藍は開いてませんのでお参りできません。

帰りはPayPayが使えるようになっていた釣鐘饅頭を2個買って、食いながら帰りました。作ってから時間が経ってなかったようでちょっと温かかったです。あんこがかなりしっとりしてたな。

超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA @あべのハルカス美術館

今日はハルカス美術館へ展覧会を見てきました。超絶技巧と言われる工芸品の展覧会です。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
今回は明治工芸の作品が中心ではなく、現代作家の作品の方がちょっと多く、展示数のうち55%位を占めています。しかも今年完成の最新作やそれに近い最近の作品が多い。上の写真のスルメも現代の作品です。

現代作家の作品は10点ほどが撮影可になっており、SNSで宣伝してねと煽っていました。とりあえず1枚だけ載せときます。

福田亨 - 吸水
福田亨 – 吸水
これは全てが着色していない木材でできていて、蝶の羽の色違いの部分ははめ込んで作られています。下の板も水の部分はレリーフ状に掘り出されていて1枚の板から作られてるそうな。

点数はかなり多くて全部で120点以上あったと思います。なので明治工芸も55点以上はあったと思うのでそれだけ目当てでもわりとい感じ。並河靖之の作品も見た記憶がないのがあったりしてかなり良かったです。

現代作家の作品の感想ですが、根気と集中力って感じ。効率悪すぎる仕事をしてる人たちですが、どうやって食っていってるんだろうか。

細かい仕事の作品が多いのでパピリオでじっくり眺めたりキャプションがある作品も多いので読んでたりしてたのでここでの滞在時間としては最長に近い90分くらいいました。ほんとに最長かは把握できてないけど。

壷阪寺(南法華寺)壷阪観音お身拭い特別結縁参拝

今日は奈良へ行ってきました。明日香村の南隣の高取町にある壷阪寺です。正式名は壷阪山 南法華寺です。昨日の夕方のニュース番組中に採り上げられていて特別参拝が2日までということでさっさと行っとこうと。西国三十三所第6番札所で昔から一度は行ってみたいなと思っていたし。

近鉄吉野線の飛鳥のお隣の壺阪山駅からさらにバスに乗ります。平日は1日4本しか無く、往復ともバスで行くには実質3本で、その最終と言っていい14時台のに乗ろうとしたんですが、昨日のテレビの直後だともしかしたら座れないかもと思ってたけど杞憂でした。私含めて客は2人だけでした。

受付で拝観料(特別拝観セットで1000円)を支払うときにお寺の人から昨日テレビ見ましたかと聞かれました。やっぱりそれなりに多いんでしょうな。車で来ている参拝客がやっぱり多いようで駐車場に車は結構止まってました。

かなり大きな寺で、お堂の数や仏像が多く見どころだらけ。文化財クラスの仏像は少ないですが、平安期の仏像など古い仏像はそれなりにあって、本尊は室町時代のものです。

仏像は近年のインドとの繋がりでインドで製作された石造りの巨大な仏像が大量にあります。知ってたけど実際に来てみると凄い。

大釈迦如来石像
大釈迦如来石像
紫陽花は多少くたびれて色あせた写真のような感じでした。

本尊は十一面千手観音坐像。特別拝観はお身拭いと言って布をもらって本尊の膝を拭わせてもらえます。拭った布は持ち帰ってお守りにしてねと。

本尊 十一面千手観音坐像
本尊 十一面千手観音坐像
本尊の周りも360度ぐるりと廻れるようになっていてかなりオープンなお寺ですな。この本尊はかなり大きくて顔も個性的で仏像マニアは見に来る価値ありです。

ここは非常に珍しく本尊含め撮影し放題でした。

1枚目の写真の右上にある石の彫刻の壁になっているお堂が大石堂と言って納骨堂なんですが、これが凄い。中がこんな感じ。

大石堂
大石堂

他にも写真撮りまくりましたが割愛。

と言うことで、着いてから帰りのバスが出るまでが1時間半でしたが、余裕持って一通り見れました。観音像のあるところの休憩所がエアコン効きまくりだったので休憩もできました。

FROM OSAKA ~百貨店美術部モノガタリ~ 第2部 @高島屋史料館

今日は難波に行きたい用事がちょっとあったのでついでに高島屋史料館へ。

今回は第2部(前後期の後期)で、前回見た展覧会の展示替えです。

高島屋史料館
高島屋史料館
第2部は上の写真の女性の絵が2つとも展示されています。左が北野恒富で右が森村泰昌。

前回も思いましたが、今年大阪中之島美術館でやっていた大阪の日本画展に展示すれば良かったのにと思う絵がいくつかありました。

展示数は少ないのでサクッと見終えました。

今日は不要品のリチウムバッテリーをエディオンで引き取ってもらもらったりいくつかやりたいことがあったんだけど、帰る途中に1個買い物を忘れたのに気づく。すぐに必要なものではなかったんでまた行けばええんやけど。

橿原神宮

橿原神宮にも寄りました。博物館からぼちぼち歩いて。ここに来るのも初めてです。

橿原神宮外拝殿
橿原神宮外拝殿
橿原神宮は明治時代の創建ですが、本殿は江戸時代のものを移築したもので重文です。が、外拝殿からは本殿は内拝殿に隠れて全く見えませんが。

宝物館に寄ろうかなと思ったんですけど、平日は15時閉館ってことで見れませんでした。ってことでサクッと帰宅。

橿原神宮は飛鳥のお隣なので朝から出かければもっと色々廻れたのですけど、今はこのペースくらいで十分です。

特別展 神 宿る島 宗像・沖ノ島と大和 @奈良県立橿原考古学研究所付属博物館

今日は奈良に行ってきました。見ときたかった展覧会を見とこうと。

橿原考古学研究所付属博物館です。橿原神宮の近くですが、最寄り駅は隣。

奈良県立橿原考古学研究所付属博物館
奈良県立橿原考古学研究所付属博物館
展覧会は宗像大社所蔵の沖ノ島の遺跡出土品が展示されています。奈良にも同時代の共通のものが出土しているそうで、並べて展示されています。

特別展示室はこれだけで、思ってたより狭かったです。

特別展示室
特別展示室
沖ノ島の遺跡出土品は国宝です。

ほとんどは撮影可でしたが、面倒なので掲載はパス。

常設展はちゃんとしてまして、びっしりと大量に展示されています。藤ノ木古墳出土品は国宝ですし、重要文化財レベルだと大量に展示されています。

重要文化財の土偶
重要文化財の土偶
平日だったので客は少なかったですが、10人ちょっとはいたかな。

ショップではLLサイズのTシャツがあったので久々に購入。埴輪まんじゅうも買いましてサクッといただきました。

一度は来ときたかったので満足です。常設店だけでも来る価値あると思います。飛鳥観光のついでにどうぞ。

四代 田辺竹雲斎 展 守破離 @大阪高島屋ギャラリーNEXT

今日は難波へ。経費節減とウォーキングを兼ねて往復徒歩で。高島屋で四代 田辺竹雲斎の展覧会を見てきました。竹を使った工芸やインスタレーション作品で有名な人です。

1階入口にも作品が飾られてますが写真は割愛。

会場はいつもの7階のグランドホールではなく、作品の展示販売を兼ねてるので6階のギャラリーで行われてます。ギャラリーなので入場無料。

四代 田辺竹雲斎 展
四代 田辺竹雲斎 展
写真の中央のは今回のために制作されたインスタレーション作品で、展覧会が終わったら解体されるんだと思います。触ってもよくて触らせてもらいましたが思ったよりしっかりしてました。

インスタレーション作品の方が有名なので工芸作品の方は全然知らなかったのですけど、かなりいろんなのがあっておもしろかったです。

この写真のは建築家の人が数学的にデザインしたコラボ作品で、設計図通りに作るってかなり難しいと思うんだけど、竹工芸とは思えない精緻さ。

花無心IV
花無心IV
写真じゃちょっとわかりにくいですけど右下に作品名のラベルがありますが、値段も書かれてまして税別340万! 赤い丸のシールが貼られていますが、売約済みの印です。かなりたくさん売約済になってました。

かなり大きい作品で値段が書かれてないのが数点あるんですけど、それも売れてましたがいくらだったのだろうか。

スタッフの人たちがわりと気軽に声を掛けてきてくれて説明してくれました。竹雲斎さん本人もいらっしゃって他の客に説明してはりました。

ってことで、思ったより良くて結構長居してしまいました。と言っても大きな会場じゃないので40分もいなかったですけど。

ちなみに会期は今週日曜28日までです。

帰りは難波をぶらつきました。中国との航空便の本数が回復し切れてないからか中国人の姿はまだまだ少ない感じですけど、もうコロナ前と大差ない感じ。コロナ禍の傷跡は所々に残ってますけどね。

会社帰りに晩飯を食っていた店のトップ5のうち4軒はコロナ禍で潰れちゃって悲しい限りですけど、残りの1軒の「仙豆」でいつものを食ったのですけど、先客にYouTuberがいて撮影してました。まだ公開されてないようですけど、これで店の人気が出ると良いですな。