ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ @アーティゾン美術館

来たのはアーティゾン美術館です。

アーティゾン美術館
アーティゾン美術館
東京駅の八重洲地下街の端っこの出口からすぐなので炎天下を歩かなくて済みました。

入場時間枠内に行けばいいのですが、今回は不可抗力で入場時間枠が始まって10分過ぎの14時10分くらいに入場。大きな展覧会じゃないのにめっちゃ混んでました。ちょっとびっくり。写真撮影は所蔵品は全面的に可で借りてきたものが不可って感じでした。

アーティゾン美術館展示室内部
アーティゾン美術館展示室内部
展覧会は抽象絵画がテーマです。抽象絵画の祖と言われてるセザンヌから始まって現代作家の今年の作品まで展示されています。アーティゾン美術館はいいのをいっぱい持ってるので所蔵品だけでも十分成り立つ展覧会ですが、借りてきている作品も多く、常設展示室含め全フロアで展開。おかげでめっちゃ展示数多いです。案の定混んでるのは最初だけでだんだん空いてきます。
アーティゾン美術館展示室内部
アーティゾン美術館展示室内部
ってことで時間枠は90分もあるので真ん中以降に入場すればわりと余裕あるんじゃないですかね。でもじっくり見てると3~4時間くらい掛かっちゃうと思うので遅く行くと最後まで見れない可能性があったりするけど。私はライブがあるので体力温存もあってさっさと見たのですが、それでも90分くらい掛かりました。

所蔵作品中心なので目玉展示って感じのものはないですけど、何しろボリュームあるので見応えあります。今回も展示リストがホッチキス留めされてました。キャプションやリストでは新収蔵作品がわかるようになっていますが、新収蔵作品だけでも100点近くあったかと。集めまくってますな。

わりとお奨めですが、遠征するほどではないと思いますけど。

羽田航空神社

今日はBONNIE PINKのライブで東京遠征です。翌日に大阪でのライブがあるのと、ライブがこの3連休の真ん中じゃなければもっと長い間関東周辺を旅行しててもよかったんだけど、色々考えた末にライブの日だけにしました。

昨日今日と夏祭りの集中日なのですが、昨日は体力温存でどこにも行かず。祇園祭は久々に行っときたかったんだけども。まぁでも祇園祭で山鉾眺めて廻るのは昼間のつもりだったのでこの暑さはちょっと厳しかったんでまあええか。

ってことで、今回は3連休で早割も全然安くなかったんでマイルで東阪往復。

今日はライブ前に展覧会を見ることにしていました。最近は展覧会が時間予約が必要になっちゃってることが多く、今日も飛行機の遅延のリスク考えて予約時間に余裕を持たせてたので羽田の1階のカードラウンジで過ごしたりしましたが、ラウンジの近くに羽田航空神社があるのを発見したのでちょっとお参り。

羽田航空神社
羽田航空神社
一瞬だったので時間のロスは無し。

ってことで美術館に向かいました。

金山平三と同時代の画家たち @兵庫県立美術館

兵庫県立美術館にやってきました。展覧会は特に見に来るつもりはなかったのですが、11~17日が「ひょうごプレミアム芸術デー」で無料だと言うことを聞きつけたのでそれなら行こうかと言うことでやってきました。

一応チケットは存在しまして、こんなのがもらえました。結局入口で渡すんですけど。

ひょうごプレミアム芸術デー用チケット
ひょうごプレミアム芸術デー用チケット

兵庫県立美術館
兵庫県立美術館
特別展は金山平三がメインの展覧会ですが、展覧会のタイトルは
「出会いと、旅と、人生と。ある画家の肖像 日本近代洋画の巨匠 金山平三と同時代の画家たち」
ととても長い。

雨だし平日だしってこともあるんでしょうが、無料だということがあまり知られてないからかガラガラ。

特別展としては珍しく全面的に撮影可で、ガラスケースに入れられてる手紙とか写真とかの資料的なもの以外は借りてる作品含め撮影OKでした。国内所蔵のものばかりだから許可得やすいのでしょうか。

ってことで全部じゃないにしろ結構な枚数を撮りましたがどれ載せたらいいか悩んじゃうのでパス。

スルーするつもりでしたけど、私好みの絵がそれなりにあったので見に来て良かったです。でも尖った個性がある絵でもないので凄く惹かれたわけでもないので次あったら見に来るかというと見に来ないと思いますけど。

ってことで、特別展の時でも別料金なのであまり入らないコレクション展も無料なので見ときました。エルンスト、ミロ、ジャコメッティの彫刻やマグリットの版画なども展示されてました。

今回は「ひょうごプレミアム芸術デー」なので兵庫県内では当然他にも無料な施設があるらしいですが、あまりチェックしてなかったので今回はここだけ。ここから歩いて行ける王子公園近くの横尾忠則現代美術館にも行っときゃよかったなと思いましたが。これって来年以降もあるんだろうか。

新収蔵品を核に 東西作家のコンチェルト @BBプラザ美術館

今日は神戸に行ってきました。ひょうごプレミアム芸術デーが11~17日で行われてて兵庫県立美術館が無料ってことで。

仕事してたときと言うかテレワークになる前は難波までは地下鉄のマイスタイルで実質無料で行けたので阪神なんば線経由で阪神岩屋駅まで行ってたのですが、今は大阪駅から阪神本線使います。ってことで大阪駅に来たのでうめきた新ホームを覗いてきました。

西口コンコースは客がいない。

大阪駅西口コンコース
大阪駅西口コンコース
ホームに降りてみたらたまたますぐに貨物列車が通過しました。ラッキー。
うめきた新ホームを通過する貨物列車
うめきた新ホームを通過する貨物列車
編成が短かかったからか後補機は付いていませんで機関車1台だけでした。

ってことで本題。まずは岩屋駅と兵庫県立美術館の間にあるBBプラザ美術館へ。兵庫県立美術館に行く度に横を通るので存在は気にはなっていたのですけど、初めて入りました。

大きいビルの2階フロアの一角にある小さめの展示室が一つの小さい美術館です。2階と言っても坂の途中なので岩屋駅からだと外から2階へ直で入れます。

BBプラザ美術館
BBプラザ美術館
入場料400円ですが、アサヒメイト割引で320円。ちなみに明日だとここもひょうごプレミアム芸術デーの一環で無料だったようだ。

今回の展覧会のフルタイトルは「新収蔵品を核に 東西作家のコンチェルト 特集展示-生誕100年 網谷義郎」です。網谷義郎さんの作品を多く収蔵しているそうで。私は存在知りませんでした。

今回展示されているのは有名画家の作品が多く、なかなかのコレクションだとわかります。上の写真奥の彫刻はルノワール。

ってことで、思ったより良かったです。貸し展示室としても使われたりしているので展示内容はガラッと変わるようですが、内容次第ではまた見に来ることもあるかと思います。

THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦 @美術館「えき」KYOTO

奈良から近鉄で京都へ。いったん大阪に帰って別の日に来るよりも経費節減になるのでまとめて見ることにしました。京都行きの片道分くらい安くなるので。

京都駅ビルの伊勢丹の中にある美術館「えき」KYOTOです。この呼びにくい名前どうにかならんかね。

美術館「えき」KYOTO
美術館「えき」KYOTO
渡邊庄三郎と言う人はなんでも鑑定団の鑑定士の一人の渡邊章一郎さんの祖父です。

ということで、大正から昭和初期の新版画の渡邊庄三郎さんが版元となった作品が展示されています。

展示室は狭いですが、びっしりと展示されているので結構な枚数があります。川瀬巴水とかは有名ですが、それ以外の作品は初見のがかなり多くてとても良かったです。新版画は比較的新しいので状態がいいのばかりだし。なかなかお奨め。

美術館の横は大階段なのですが、今はこんななのね。

京都駅大階段
京都駅大階段
アニメーションになっています。

帰りは経費節減で七条まで歩いて京阪で帰阪。

ってことで、京都と奈良に行ったにもかかわらず、展覧会以外はどこにも寄らなかったのでした。

特別展「聖地 南山城-奈良と京都を結ぶ祈りの至宝-」 @奈良国立博物館

今日は奈良と京都へ展覧会を見てきました。まずは奈良国立博物館。京都の南端の奈良県境の南山城地区の寺社の展覧会です。フルタイトルは
浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展「聖地 南山城-奈良と京都を結ぶ祈りの至宝-」
と長い。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
浄瑠璃寺の国宝の九体阿弥陀のうち2体が展示されていて、お寺では見れない後ろ姿や光背全体が見れるようになっています。修理が終わった直後の機会なので展覧会が行われているわけでして、本来はこういう大きな寺の本尊を展覧会で見る機会は本堂の修理の時以外はほとんどありません。普段参拝客があまり来ない小さなお寺の本尊はちょこちょこ見かけますが。

壽寶寺(寿宝寺)の真数千手観音(ほんとに1000本手がある)も展示されていて、見たのは京博での展覧会以来二度目ですが忘れてたので見れて良かったです。

ってことで、南山城地区は交通の便が悪いので色々見て回るのも大変ですので仏像マニアなら必見かと。まぁ浄瑠璃寺は一度は行っとくべきだと思いますが。

博物館敷地内では珍しく鹿の親子がいました。

鹿の親子
鹿の親子
子鹿を触って人の匂いが付くと親はもう育てなくなるって話もあるのでそっと見守ってあげましょう。

生國魂祭 2023 宵宮 生國魂神社

今日は生國魂神社(生玉神社)の夏祭りに行ってきました。ここは去年も自粛してたので例年通りの行事が行われるのは4年ぶり。

生國魂神社参道
生國魂神社参道
ここも3年自粛後の反動か私が見た中では一番人出が多かった気がします。上六の屋台が始まるあたりから既に歩きにくかったです。こんなことはコロナ禍前もなかったな。

ってことで今年も神輿と枕太鼓を見て帰りました。

生國魂祭 神輿
生國魂祭 神輿
生國魂祭 枕太鼓
生國魂祭 枕太鼓
枕太鼓は大阪の夏祭りの中でも見るだけでもかなりおもしろい方なので一度は見ておくことをお奨めします。

七夕のゆうべ in 四天王寺 2023

更新遅れましたが、四天王寺に行ってきました。七夕のお祭りがあったので。まぁ大しておもしろくもないのですけど。今日は経費節減で報復とも徒歩。

自粛が3年続いた反動からか、凄い人出。

四天王寺 西門
四天王寺 西門
笹トンネルも人でびっしり。
笹トンネル
笹トンネル
今年は大阪の野菜を売ってる屋台が見つからなかったので買えませんでした。

ちなみに夜は伽藍は開いてませんのでお参りできません。

帰りはPayPayが使えるようになっていた釣鐘饅頭を2個買って、食いながら帰りました。作ってから時間が経ってなかったようでちょっと温かかったです。あんこがかなりしっとりしてたな。

超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA @あべのハルカス美術館

今日はハルカス美術館へ展覧会を見てきました。超絶技巧と言われる工芸品の展覧会です。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
今回は明治工芸の作品が中心ではなく、現代作家の作品の方がちょっと多く、展示数のうち55%位を占めています。しかも今年完成の最新作やそれに近い最近の作品が多い。上の写真のスルメも現代の作品です。

現代作家の作品は10点ほどが撮影可になっており、SNSで宣伝してねと煽っていました。とりあえず1枚だけ載せときます。

福田亨 - 吸水
福田亨 – 吸水
これは全てが着色していない木材でできていて、蝶の羽の色違いの部分ははめ込んで作られています。下の板も水の部分はレリーフ状に掘り出されていて1枚の板から作られてるそうな。

点数はかなり多くて全部で120点以上あったと思います。なので明治工芸も55点以上はあったと思うのでそれだけ目当てでもわりとい感じ。並河靖之の作品も見た記憶がないのがあったりしてかなり良かったです。

現代作家の作品の感想ですが、根気と集中力って感じ。効率悪すぎる仕事をしてる人たちですが、どうやって食っていってるんだろうか。

細かい仕事の作品が多いのでパピリオでじっくり眺めたりキャプションがある作品も多いので読んでたりしてたのでここでの滞在時間としては最長に近い90分くらいいました。ほんとに最長かは把握できてないけど。

壷阪寺(南法華寺)壷阪観音お身拭い特別結縁参拝

今日は奈良へ行ってきました。明日香村の南隣の高取町にある壷阪寺です。正式名は壷阪山 南法華寺です。昨日の夕方のニュース番組中に採り上げられていて特別参拝が2日までということでさっさと行っとこうと。西国三十三所第6番札所で昔から一度は行ってみたいなと思っていたし。

近鉄吉野線の飛鳥のお隣の壺阪山駅からさらにバスに乗ります。平日は1日4本しか無く、往復ともバスで行くには実質3本で、その最終と言っていい14時台のに乗ろうとしたんですが、昨日のテレビの直後だともしかしたら座れないかもと思ってたけど杞憂でした。私含めて客は2人だけでした。

受付で拝観料(特別拝観セットで1000円)を支払うときにお寺の人から昨日テレビ見ましたかと聞かれました。やっぱりそれなりに多いんでしょうな。車で来ている参拝客がやっぱり多いようで駐車場に車は結構止まってました。

かなり大きな寺で、お堂の数や仏像が多く見どころだらけ。文化財クラスの仏像は少ないですが、平安期の仏像など古い仏像はそれなりにあって、本尊は室町時代のものです。

仏像は近年のインドとの繋がりでインドで製作された石造りの巨大な仏像が大量にあります。知ってたけど実際に来てみると凄い。

大釈迦如来石像
大釈迦如来石像
紫陽花は多少くたびれて色あせた写真のような感じでした。

本尊は十一面千手観音坐像。特別拝観はお身拭いと言って布をもらって本尊の膝を拭わせてもらえます。拭った布は持ち帰ってお守りにしてねと。

本尊 十一面千手観音坐像
本尊 十一面千手観音坐像
本尊の周りも360度ぐるりと廻れるようになっていてかなりオープンなお寺ですな。この本尊はかなり大きくて顔も個性的で仏像マニアは見に来る価値ありです。

ここは非常に珍しく本尊含め撮影し放題でした。

1枚目の写真の右上にある石の彫刻の壁になっているお堂が大石堂と言って納骨堂なんですが、これが凄い。中がこんな感じ。

大石堂
大石堂

他にも写真撮りまくりましたが割愛。

と言うことで、着いてから帰りのバスが出るまでが1時間半でしたが、余裕持って一通り見れました。観音像のあるところの休憩所がエアコン効きまくりだったので休憩もできました。