今に生きるラスキン @大阪大学中之島センター

続いては近くにある大阪大学中之島センターでの企画展を覗いてきました。これが今日から始まるので中之島美術館の展覧会を見るのも今日にしていました。

大阪大学中之島センター
大阪大学中之島センター
フルタイトルは「大阪ラスキン・モリスセンター収蔵品よる企画展 今に生きるラスキン」です。極小の展示室を使った展覧会なので無料です。

今回は撮影可でした。当然というか何というか客は私だけ。

今に生きるラスキン
今に生きるラスキン
今日も時間計算ミスって着いたのが閉館前で余裕が無くてじっくりは見れてませんので感想はパス。もらえるチラシというパンフが結構しっかりしてます。

塩田千春 つながる私 @大阪中之島美術館

次は5階に上がりまして、大阪出身の現代美術家の塩田千春の展覧会。世界的には知られている人らしい。

現代美術には大して興味がない私ですが、メンバーシップ会員対象なので見ることにしました。

映像作品と挿絵以外は撮影可でした。入場前に既に作品があったりしますがあえてここでは割愛。

塩田千春 つながる私
塩田千春 つながる私
会場に入ったら目一杯に作品が。これってどうやって準備するんだろうか。本人はどこまで関与してるのかな。
塩田千春 巡る記憶
塩田千春 巡る記憶
作品名は作品リストからですけど、間違ってるかも知れません。

軽く動画も撮ってます。

木下佳通代の時はガラガラだったのですが、こっちは想像以上に客が多かったです。

現代美術って準備や保管が大変なのが多いんで展示する方も大変だなぁと思っちゃう方が先に来てしまいます。(追記:本人の指示で本人含め50人くらいで手作業で1から作り上げたんだそうな。いやぁ大変ね。)

まぁでもおもしろかったです。本人の製作歴を語ったインタビュー動画が30分ほどあるんですけどそれは全部見ましたんで合計1時間弱掛かりました。

TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション @大阪中之島美術館

電車賃ケチってと言うか、環状線一駅乗っても大して歩く距離が短くなるわけでもないのでグラングリーン大阪から徒歩で大阪中之島美術館に向かいました。18日の記事で書いた気になっているグラングリーン大阪の南にあるなにわ筋線関連の工事している場所を通って行きました。

車道は完全に通行止めですが、歩行者は高架下を通れるようになっていたので遠回りせずに済みました。

高架下は歩行者は通れます。
高架下は歩行者は通れます。
この高架下をまっすぐ行くと大阪中之島美術館と関電ビルの間に辿り着きますが、1ブロック分寄り道して出入橋のきんつば屋に寄りました。
出入橋 きんつば屋
出入橋 きんつば屋
ずっと気になっていたのですが初めて食います。きんつば1個を100円で買って食いつつ美術館に向かいました。ちなみに私の好きなタイプのきんつばでしたので大阪中之島美術館に来たついでにまた買うことになる可能性が高いかな。

ってことで美術館辺りにやってきました。関電ビルは万博仕様で最上部がペイントされています(青色がないなと思ってたらこれはまだ途中らしい)。

関電ビル
関電ビル
大阪市立科学館の工事のついでに大阪中之島美術館との間のデッキ橋の接続工事も完了して開通していました。
大阪中之島美術館と南側との連絡橋
大阪中之島美術館と南側との連絡橋
スロープは思ったより大がかり。
スロープ
スロープ
後ろに映ってるのが大阪市立科学館です。

ってことで本題。展覧会です。

大阪中之島美術館
大阪中之島美術館
フルタイトルは「開館3周年記念特別展 TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」です。

東京国立近代美術館と大阪中之島美術館とパリ市立近代美術館(ポンピドゥー・センターとは違います)の所蔵品を集めた展覧会です。

オフィシャル情報によると「3館のコレクションから共通点のある作品でトリオ(3点1組)をつくり、構成するという、これまでにないユニークな展示により、コレクションの新たな魅力を浮かび上がらせます。思いがけない作品の組み合わせによる新鮮な化学反応をお楽しみいただき、お気に入りの作品を見つけていただければ幸いです。」だそうな。

美術館単独の展覧会を開くのはかなり難しくなってますのでこういう企画になっているんだと思います。

ほとんどの作品は撮影OKでした。ダメだったのは2点くらいかな。

平日でしたが思ったより客は多かったです。

TRIO展
TRIO展
国内の作品は有名なのだと見たことのあるのが多かったってこともあり見といてよかったと思うほどではありませんでしたが、まぁまぁ良かったです。

最後の部屋に映像作品がありまして一つ丸ごと見ちゃいましたが見なくてもよかったかな。滞在時間はトータルで70分ほどでした。

連続する共鳴 真鍋大度新作個展 @VS.

今日は展覧会のハシゴです。まずはうめきたの北地区に新しくできたVS. と言う安藤忠雄が設計監修した文化施設に行ってみました。基本的には展覧会とかに使える空間が4つあるだけなので、美術館じゃなくて文化施設ってことになっています。ま、国立新美術館とかも展示空間だけなんだけども。大きな展覧会の会場になることが多い東京都美術館もほんのちょっとしか所蔵品がありませんが、東京都自体はいろいろ持ってます。

うめきた公園の一部と言うことを意識して、地下に展示室があります。

VS.
VS.
天井高15mの大空間になってる展示室の建物は地上に出ていますが(写真左)、ツタで覆われることになるっぽくて既に結構ツタが伸びています。入口のガラス張りの建物の1階はカフェとなっていますが、1杯1万円超えのコーヒーを売ってたりします。

で、今回は開館記念展覧会で、「VS. OPENING EXHIBITION 連続する共鳴 真鍋大度新作個展」と言うタイトル。

連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
無料ですけど時間予約制となっています。予約してなくても空いてればその場で予約すればOKって感じでした。

作品は4つの部屋ごとにありまして、鑑賞者の動きをキャプチャーして作品に反映させる作品になっていたりします。説明はこのリンク先見た方がわかりやすいかな。

一つ目の部屋はこんな感じ。私が映ってます。

連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
二つ目はこの赤い縦線になってるのが私の位置を反映したもので、動くと追随します。
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
連続する共鳴 真鍋大度新作個展
部屋の中央付近に立つと壁の位置より更に奥行きがあるように計算されて投影されています。天井を見るとどこが壁になっているのかがわかると思いますが、床の方を見るともっと奥に床があるように見えてると思います。

ということで、猛暑の平日ってことで客が少なかったですが、客が多い方が作品に反映されておもしろいかも知れません。

3つめは割愛しまして、最後の部屋は大空間を利用した映像となっています。どれくらいのパターンがあるのかがわかってませんが、ずっと見てると時間が経っちゃうので適当なところで切り上げて出ました。トータル30分くらいいたかな。ずっと居れると思いますけど、特に二つ目の部屋は大音量なのであまり長居しない方がいいかも。耳栓持ち歩いている私はずっと使ってました。

最近のテクノロジーの発展は凄いなと思うばかりですが(私はこういうのに使うプロジェクターを開発してたこともあるんで作ってた方の人なのですが、私の頃とは明るさの性能が全然違いますな)、こういう感じの芸術にめちゃめちゃ興味があるわけでもないので有料だったら見てないと思います。

とにかく無料なのでお奨めです。10月14日まで。もう1回くらい見に行こうかな。

グラングリーン大阪周辺の道路を歩く

(2025/4/6追記:スカイビルへの動線を気にしてここを見に来る人が結構いると思いますが、うめきた芝生広場の北側の道の端っこから行けます。スカイビルをめがけて歩いて行けばいいだけですな。で、追記の本題ですが、今日状況確認してきました。西側の道路工事の状況はこの記事書いた去年9月から大して変化無かったです。ちなみに西側の道路工事の許可書が9/27までになってたので道路がある程度整備されるのも秋まで掛かっちゃうのかも。)

ちょっと写真多めです。

展覧会を見た帰りに今月先行オープンしたグラングリーン大阪の周辺の道路がどうなっとるのか確認したくて歩いてみました。私は建築好きではあるんだけど、都市計画とかそっちの方が更に興味があって、再開発だとビルそのものより街の繋がりがどう変わるかとかがとても気になる人なのです。なんばスカイオの建設進捗記事をずっと書いてましたけど、この時も高島屋等周辺とどう繋がるのかとかの方が気になってました。、

これはノースゲートビルの西端とグラングリーンを繋ぐ新しくできた連絡橋から北方向の写真。

右:グランフロント
左:JR大阪駅うめきた新駅舎
右:グランフロント
左:JR大阪駅うめきた新駅舎
工事の進捗に伴い車道が西側にちょっと広がりつつシフトしてまして、グランフロント側の歩道が広くなってます。仮柵が置かれてる中央分離帯は北側と同様に緑地帯になるんだと思います。

これは同じ連絡橋の上から南西側、イノゲート大阪を写したものです。イノゲート大阪も大阪駅の駅ビル。西口直結です。

イノゲート大阪
イノゲート大阪
イノゲート大阪側の歩道に仮柵が置かれてますが、歩道の拡幅は済んでいるようですが電柱がそのまま残ってますけどそのまま放置はされなくて地下化はされるんじゃないでしょうか。

イノゲートとKITTE大阪もオープンして2ヶ月経ってない(KITTEがあるJPタワーのオフィスはもっと前から入居開始してますが)ので一気に新しい街ができあがった感じがあります。大阪駅って2004年くらいから始まった大改造でノースゲートビル、大屋根、橋上駅舎が出来たわけですが、その時に北側のホームが一つ減ってまして、イノゲート大阪も昔はホームや線路があった部分を活用しています。当然それだけでは足りませんので元々あった敷地もあったんですけど。

構造物はできあがってるけど開業がまだの大阪駅うめきた新駅ビルの中を通って歩行者デッキの「ひらめきの道」を歩きつつ撮影。ひらめきの道は未完成で北地区には行けません。

大屋根の下
大屋根の下
大屋根の下にも椅子とテーブルが置かれてます。この大屋根はSANAAが設計。SANAAの西沢さん設計の豊島美術館がちょっと思い浮かびますな。

大屋根の下と芝生の間に段差がなくて完全にフラットになっているのが良いですな。イベントなどの時はステージを別途用意してるようで。

大屋根越しにスカイビルを撮影。9日に撮った写真もそうだけど、スカイビルは単独でも絵になる建物ですが、うめきた公園ができて更に絵になりますな。

梅田スカイビル
梅田スカイビル
うめきた公園の芝生は部分的に立ち入り禁止にして養生してました。
うめきた公園芝生広場
うめきた公園芝生広場
南北を分断する道路の西の端っこ辺りから道路が繋がる予定の方向を撮影。
南北を分断する西の端辺り
南北を分断する西の端辺り
この柵の向こうはまだ更地。

この場所から西側の道路とどう繋がるのかってことですけど、航空写真だと真っ直ぐ繋がらないけどどうなってるんだと思ってましたが、最近資料を見つけました。(これの最後のページ)スカイビルやウェスティンホテルがある敷地の南側の道路ですが、この敷地を少し削って道路自体を広げて東方向の左折レーンを増設するようです。削る辺りには親水施設のオブジェがあるんだけど壊すんでしょうな。これは20日に撮ったそのオブジェの写真ですけど。

親水施設
親水施設
こういう施設って最近水を流さず放置してたりするところも多いんですが、ここはちゃんと水流してるんで壊すのはもったいないな。

スカイビルへの動線ですが、北地区の工事を邪魔しないルートになってました。北地区の整備が遅いのはこの動線のために地下道が残ってたりしてたからです。それでも2027年完成予定ってのは時間掛が掛かりすぎな気はしますけど。

スカイビルへの動線
スカイビルへの動線
北地区の南西の角からは斜めにスカイビルに向かえるルートになってましたので工事が進んで道路の整備が進むとまたルートが変わるんでしょうかね。この動線が完了するのは一番最後かな。そう言えば、ひらめきの道からデッキが延びて直接スカイビルの敷地へ行けるようになってる構想図も見たことありますが、上にリンクした資料の7ページ目を見るとデッキかどうかはわかりませんが一応遠回りにはならないルートは確保されてるようですがどどうなるんでしょうかね。

ここからスカイビル側に抜けて北に向かって歩きましたが、中津の高架道路の所まで行かないと東側に行けませんでした。

これは後日撮った写真ですが。

通り抜け不可
通り抜け不可
3つの×の内真ん中のがスカイビルの動線の写真の場所ですけど、人や自転車は通れますが、車はうめきた地区を西側に抜けれません。西側の道路は一部使えるんですけど、工事や駐車場に向かう車しか使えず途中で行き止まりになってます。人間もスカイビルの動線の所以外は東西を行き来できませんで、貨物の線路があった土地の西の境目は柵で仕切られてます。

北地区西側の道路工事自体は来年3月までのようです。

道路工事のお知らせ
道路工事のお知らせ
この赤くなっている横も道路なので工事が完了すると現在分離状態の道路が一体になるわけですが、この写真の大半はかなり幅が広くなりますが、緑地の中央分離帯を設けるんですかね。ちょっと気になりますが資料を見てもいまいちよくわかりません。この赤くなっている北側の土地って結構広くて、地下に線路があるんで避ける必要はあるけどタワマンがもう一つ建てれそう。

ぐるっと回ってグランフロント側にやってきました。

グランフロントの北西の角に新しくできたラウンドアバウト(環状交差点)。

ラウンドアバウト
ラウンドアバウト
大阪市内唯一のラウンドアバウトです。大都会のラウンドアバウトって日本にはほとんど無いのでごく一部で話題。海外じゃ珍しくないですが。パリの凱旋門のところが世界で一番有名かな。今里の交差点は大昔はラウンドアバウト(ロータリー)だったんで今でも今里ロータリーと呼ぶ人が結構います

ラウンドアバウトの辺りから南に向かって撮った写真。グランフロント側の歩道は全体的に拡幅されました。

グランフロント西側の道路
グランフロント西側の道路
こんなに幅のある緑地帯作るんだったらその分敷地広げたら良いのにと思っちゃいますが、将来的に車線を増やす余地を残したいのかも。ああ、でもあれか、地下にある線路をこれ以上東側に引けなかっただけかも。

北地区西側の道路を南に向かって歩きまして、車道の行き止まりに到達。

行き止まり
行き止まり
車は行き止まりですが、この写真の左側は先行開業済みの北館エリアなので北館エリアに入りました。

コーナンの植物やアクアリウムに特化した店をちょっと覗いてから南へ。

こういうオブジェがあるのは良いですな。

ラム・カツィール作「YUMEMITAI」
ラム・カツィール作「YUMEMITAI」
注意書きが置いてあったんで「美術品だから触るな」という警告かと思ったら「(日射で)熱いかもしれんので注意」の警告だった。

スカイビルの動線のある場所に戻ってきましたんで写真を1枚。

梅田スカイビル
梅田スカイビル

行き止まりなのは知りつつ南地区の西側の道路を歩きまして行き止まりに到達。

行き止まりpart2
行き止まりpart2
ちなみにこの辺りに建物の一部が使用可になっていて駐輪場が開放されています。歩道はその専用って感じ。

ってことで引き返しまして、今回の道路探索完了。状況が大体把握できたので満足です。他に気になってるところがここの南にあって道路ががっつり閉鎖されているんだけど、なにわ筋線の工事関連(この資料の表示されるページのピンク色の部分。ブラウザによっては表示できないかも)なのでどうなるかわかるのはめちゃめちゃ先になりそう。

うめきた公園ですが、色んなデザインのベンチが結構多く設置されています。ベンチじゃなくても座って過ごせる場所もかなり多い。人に集まって欲しいと言う意図が感じられて好印象です。ベンチは排除アート(浮浪者がベッド化しないようにする対策)として意図されたと感じるものがないのも好印象。まあ排除アートにする意味が無いくらいどこにでも居れるって感じだけなんでしょうが。テーブル付きのベンチも結構あって宴会やってる連中を早速見かけましたが、今後荒れない工夫はするんでしょうな。コストは掛かるんでしょうけど。

このまま駅前第1ビルまで行き、インド料理屋のミラって店で晩飯。頼んだメニューのカレーはまぁ普通なんだけど、とにかく安い。

デ・キリコ展 @神戸市立博物館

次は阪急で神戸に向かいまして、神戸市立博物館でのデ・キリコ展。

神戸市立博物館
神戸市立博物館
円安で大規模な展覧会を開きにくい今日この頃ですが、結構頑張って集めてきてます。画家の名前だけを冠した展覧会に恥じない内容となっております。

撮影可の作品がちょっこちょこあったので不可のが入らない写真を1枚。

デ・キリコ展
デ・キリコ展
平日で16時頃に入館したので(閉館は17時30分)超ガラガラでした。

金土は20時まで開いてるので特に金曜はチャンスだと思います。

デ・キリコは上の写真に描かれてるマヌカンのイメージが強かったですが、色々なのが見れて良かったです。

滞在時間は1時間弱でした。

虫展 @市立伊丹ミュージアム

今日は展覧会でお出かけです。まずは伊丹ミュージアムでの虫展。

私立伊丹ミュージアム
私立伊丹ミュージアム
展示してるのは伊丹市立美術館だった場所ですが、伊丹市立博物館の機能を取り込んで(1室だけ博物展示してるらしいが今回は入らず)2022年から名前が変わってます。

今回は虫展と言うことで、虫をテーマにした国内作品の展覧会です。昆虫だけじゃなくてムカデやクモや昔の人の想像の産物や虫は登場してないけどテーマが虫になっている作品とかも。

料金は1000円で最近では安め。マイナーな美術館で平日ってこともありガラガラでしたが、ちょっとは客いました。

こういうテーマ展でないと見れない作品が多く、なかなかおもしろかったです。写真の絵は450年ほど前の「針聞書」で、検索してみてください。
左は蟯虫(ぎょうちゅう)で、「庚申の夜に体より出て閻魔大王にその人の悪事を告げる虫」だそうな。

解説付きキャプションが多く、展示数も結構あったので100分くらい掛かりました。会期は29日までですのでそろそろ終わりです。

道後温泉&松山城

わりと早めに目が覚めたので7時頃にホテルを出て(道後温泉はホテルから近いのでチェックアウトはせず)道後温泉に入ることにしました。ちなみに道後温泉は6時からやってます。

2ヶ月前に改修工事が済んだばかりの道後温泉 本館。これは昨日撮った写真ですが。

道後温泉 本館
道後温泉 本館
すごい複雑な形なのね。あと、この本館の周りは近代的な街なので城崎とかとは全く違う雰囲気。

ってことで、3つの外湯を巡れる1400円のチケット「道後温泉3館周湯チケット」を買いました。本館は神の湯に入れます。入浴だけのチケット(本館だけなら700円)でも2階の資料室と3階の坊っちゃんの間は見学できるので、中の様子は大体わかっちゃったりします。又新殿の見学と霊の湯(たまのゆ)はそれぞれ別料金なので入れませんが。

中の人にちょっと聞きましたが、最近は女性客の方が多いと言うことで、今回の改修で女性客側の定員の方が多くなったそうな。

ってことで次々巡ります。それぞれは大して離れてません。椿の湯と飛鳥乃湯泉は隣接してます。平日の早朝と言うことでガラガラだったので待たずに巡れました。

椿の湯
椿の湯
飛鳥乃湯泉
飛鳥乃湯泉
飛鳥乃湯泉はたまたまタイミングが良くて私しかいなくて独占状態。気分良かったです。脱衣所に人はいたりしましたが。

それぞれお湯はあまり熱くはなかったですが、全部長湯はしなかったです。泉質はさっぱりしてるので湯上がりはすっきりしてます。

ってことで道後温泉には一度来てみたかったので満足です。

一旦ホテルに戻ってから支度して出発。ホテル近くの圓満寺にはでかいお地蔵さんがいます。

圓満寺
圓満寺
次は松本城へ。今回も美術館をチェックしてみましたが、パスしました。バンクシーの展覧会やってましたがバンクシーを高い金出して見る気は起こらない。

路面電車で大街道駅まで行きまして、リフト/ロープウエイ乗り場に向かいます。

蛇口からミカンジュースを100円で飲めるってのを見かけたので飲みました。

蛇口からミカンジュース
蛇口からミカンジュース
味はポンジュースとほぼ同じでした。もうちょっと濃かったかな。おいしかったです。

ロープウエイ乗り場では片道切符、往復切符、天守&往復切符が売られてるのですが、二之丸史跡庭園まで来るとロープウエイに戻ることはないと思うので、適当な切符は買えませんので片道切符だけにしました。天守のチケットは天守で買えますし、ロープウエイのチケットとのセット割引はないのでセットのチケットを買う意味はあまりありません。往復割引自体はあるので本丸の往復だけしたい人向けですな。

ってことで、先に上に着きそうだったんでリフトにしました。

松山城ロープウェイ・リフト
松山城ロープウェイ・リフト
松山城本丸には9時35分頃着。
松山城本丸
松山城本丸
奥に写ってるのが天守です。現存天守としては新しいので重文です。

松山城は9時オープンでリフトとかは8時半運行開始ですが、昼飯食ってから帰阪しようと思ってたので問題ありません。

先週に訪れた松本城は周囲が開発されちゃってるので現在の敷地は広くないので天守以外の見どころは少ないですが、松山城は山全体なのでの広くて見どころが多いと言うか歩く距離が長いというか。まぁ本丸周辺と登り石垣見とけばOKって感じかな。二之丸史跡庭園は気になる人は見ときましょう。登り石垣を見る場合、二之丸史跡庭園の結構近くまで下りてくることになるので、ロープウエイの往復チケットは買わなくて良いと思います。

街中にある山の上に城があるんで景色が素晴らしい。

松山城天守からの景色
松山城天守からの景色
松本城は天守の中も係員が階段ごとにいたりしてましたが、こっちは全然いませんでした。やっぱ四国はアクセス悪いんで客が少ないから人手掛けられないんだろうな。

とりあえず一通り巡りました。

この規模で残ってるのはほとんど無い登り石垣。

登り石垣
登り石垣
二之丸史跡庭園もとりあえず見ときました。綺麗に整備されちゃってる場所なので観光客は少ないです。入場料は200円ですが、たまたまでしょうが園内で穫れたスダチをもらえました。色んな柑橘が植えられてますんで秋が深まったらいろんなのもらえたりするんだろうか。
 松山城 二之丸史跡庭園
松山城 二之丸史跡庭園
確かにわざわざ来なくていい気もします。

松山城には結局100分ほど滞在していたことになります。

ってことで、徒歩で松山駅近くまで来ました。鯛めしってのが名物だってのをあっちこっちで目にしていたので食べることにしました。

事前にチェックしていたレストラン北斗ってのに入りました。一六タルトの会社がやってるのね。

鯛めし御膳ってのを注文。炊き込みご飯タイプのもあるんだけど、これは刺身を使う宇和島鯛めしってやつらしい。タレに卵の黄身が入っていて、これに刺身をぶち込んで混ぜてからご飯に掛けて食います。

鯛めし御膳
鯛めし御膳
ご飯は少なめを頼んでます。じゃこ天も名物だそうで、付いてました。全部おいしかったです。満足満足。

一六タルトのショップが併設されてたのでカットで食えるのを栗味と抹茶味のを購入。一六タルトってガキの頃オヤジが何度か買って帰ってきてたなぁ。ちなみにあんこ入りのロールケーキって感じのもので、洋菓子のタルトとは全然違います。

ってことで、帰阪します。

松山駅は高架化工事中で、間もなく駅舎が移転するそうで、ほぼできあがってる駅舎が見えます。

松山駅
松山駅
今の駅舎もわりと良い雰囲気ですが文化財的古さはないので壊すんでしょうね。

瀬戸大橋を渡っている間に虹が見えました。窓際に座れなかったのでいまいちな写真ですが。

瀬戸大橋から見た虹
瀬戸大橋から見た虹
虹が始まっている場所から見たのはいつぶりだろうか。子供の頃に福井の田舎で見たとき以来かもしれない。虹が始まる反対側も見えましたけど、窓際に座ってたとしても瀬戸大橋は電車だと車道の下を通るので全体は見えなかったと思うけど、車で走ってたら全体見えて凄く良い景色だったんだろうな。

岡山での接続がいまいちだったんで晩飯岡山で食おうかなと思ったりもしましたが、赤穂線経由だとちょっと早く着くと言うことだったので赤穂線経由で帰りました。

今回は今まで行き先表示で目にしたことしかなかった播州赤穂駅や網干駅で乗り換えられたのがちょっと嬉しかったりしました。

帰宅したのが22時前でした。温泉には入ったけど今回も湯治とはほど遠い旅だったのでした。初っぱなからJRのトラブルに巻き込まれましたが、うどんが食えなかった以外は予定は全てこなせたので満足です。

復路の途中で香川県内のどっかの駅で1本乗り過ごしてうどん食おうかなと思ったりもしたんだけど、よっぽど栄えてる街でないと駅の周りに飲食店が全然ないところがほとんどなのね。よさげなうどん屋は駅から遠かったり昼間だけ営業ってのが多いんで結局断念しました。

金刀比羅宮&松山へ

この夏の青春18が使えるのが明日10日までなので最後の2日分を今日明日で使わないといけません。かねてから行きたいと思っていた松山に行くことにしました。

真っ直ぐ松山に向かっても着くのは夕方以降になっちゃうので途中で金比羅さん(金刀比羅宮)に寄ることにしてました。

で、予定よりちょっと早めに出たんだけど、大阪駅に着いたら今朝もまた東海道線が止まってた・・・

しばらく運行再開しないってことで先行オープンしたばっかりのグラングリーンをちょっとだけ覗いときました。

グラングリーン大阪芝生広場と梅田スカイビル
グラングリーン大阪芝生広場と梅田スカイビル
芝生の感触だけ感じときましたが(ふかふかでいい感じの芝だった)、これ以降、芝生の養生のため立ち入り禁止になってたようです(平日だけちょこちょこ閉鎖するらしい)。広い広場とは言え人が押し寄せてたので仕方ないですな。

わりとすぐに運行再開予定と言うことだったので大阪駅に戻りましたが、運行状況アプリを見たら新快速がやってくる気配が全くなかったので快速に乗って西に向かいました。明石で新快速に追いつかれそうになったんで乗り換えたんだけど、姫路で結局乗ってた快速に戻ることになったり、相生でもなかなかやってこなかったりして結局相生出発した時点でダイヤ通りになりましたが、予定から2時間弱の遅れになってしまいました。

それでも金比羅さんには向かいました。JR琴平駅に着いたのが予定から100分ほど遅れた14時12分頃。夏休みも終わった月曜の午後と言うこともあり人出はかなり少なかったです。

で、クソ暑い中頑張って登りまして、参道手前の橋を渡ってから本宮まで約30分ほどで登り切りました。常人と変わらなかったです。最後がキツかったですけど。心筋梗塞経験者としてはちょっと自信になりましたが、普通の人と違うのはこのあとしばらく(数時間とか翌朝目が覚めるまでとか)脈拍が落ち着かないのですな。やっぱちょっと無理してるんだろうな。

ってことで金比羅さん本宮。ちなみにここに来るのは2回目で、2001年12月以来で約23年ぶり。

金刀比羅宮 本宮
金刀比羅宮 本宮
だいぶ登ってくるので見晴らしは良いです。
金刀比羅宮展望台からの景色
金刀比羅宮展望台からの景色
本宮近くの緑黛殿が冷房が効いているってことで開放されていたのでちょっと休憩してから下りました。

旭社(あさひのやしろ)はどう見てもお寺のお堂ですが、江戸時代までの神仏習合時代は寺の要素が強かったんだろうなと感じられます。

旭社
旭社
ってことで下ります。
金刀比羅宮参道
金刀比羅宮参道
インバウンド客はそこそこいました。地方でインバウンド客見かける度に毎回思うけど、何度目の日本旅行なのかがちょっと知りたい。

宝物館に入らなかったのはまぁいいとして、高橋由一館には寄っときゃ良かったかなと思いましたが、うどん食ってると予定の電車に乗れなくなったりしただろうからまぁええか。

2001年にここに来たとき、参道入口辺りの土産物屋の一角でうどんを食べたのですが、それがめちゃめちゃおいしかったのでもしまだそこが存在してたら食べたいなと思ってたんだけど、なかったです。

かすかな記憶でその店と同じ場所だったかもと思われるうどん屋(候補はそこしかなかった)に入ってみたんだけど、ちょうど営業終了ってことでうどんを食うこと自体できませんでした。残念。結局今回の旅行ではうどん食えず。ま、とにかく、昔ここで食ったうどんがずっと気になってたので、もう食えないことが判明したのでちょっとすっきりです。

松山に向かいます。

多度津駅で乗り換え時間がちょっとあったので外に出てみましたが、食事できる店ってほんとにないのね。

蒸気機関車の58685と言うのが展示されてました。

蒸気機関車 58685
蒸気機関車 58685
ネットで検索した画像よりはだいぶくたびれてたな。駅の周りに何もないなぁと思ってたのでちょっと嬉しかったです。

多度津駅から松山までは乗り換え無しだったんだけど、4時間強。ちょっと疲れました。

松山駅から伊予鉄道の路面電車に乗って道後温泉駅へ。21時43分頃着。ホテルは道後温泉近くのホテルエコ道後と言う安いホテルにしたのですが、チェックインが22時までと言うことでしたが、ギリギリになってしまいましたが間に合いました。実は晩飯食えたらいいなと思ってたんだけど、食ってたら22時過ぎちゃってた。ま、予約時に22時頃チェックイン予定としていたので一応電話はしようと思ってましたが。

元々の予定は21時前には着いて道後温泉で入浴と思ってたんだけど、23時閉館で22時30分受け付け終了ってことだったんで一応間に合いそうでしたが、朝6時から開いてるので翌朝ゆっくり入ることにしました。

ホテルですが、改装が終わったばかりのフロアだったようで、和室ですが洋風な内装で、改装直後と言うこともあったし、畳の上でくつろげるのでかなり快適でした。4階だったけど階段しかなかったんがちょっとしんどかったけど。シャワールームが別でしたがいつ使っても構わないと言うことだったんでさっぱりしてから寝ました。

松本城

ホテルは新しくて快適でした。ロッカーが別なのがちょっと面倒だったけど。

今回のメインは立山黒部アルペンルートで今日は帰阪日でオマケなのでとりあえず松本城だけ行っとこうって感じでホテルを出ました。美術館とかチェックしてみたけど行かなくてもいいかなと。

松本城の開門が朝8時半と言うことでその前にちょっとうろうろしようかなと思って7時半頃出発。

朝飯はケチってローソンでパン買いました。ちなみに松本でも湧き水が飲める場所があってペットに補充。

とりあえず大きめの神社の四柱神社に寄りました。明治維新後に創建された新しい神社です。

四柱神社
四柱神社
鳥居が伊勢神宮と同じタイプでした。結構珍しい。

この辺りにあるなわて通り商店街や中町通りを歩いてみましたが、早朝なのでどこも開いてなかったです。

で、松本城にちょっと早く着いちゃったのでとりあえず周りを1周しました。わざわざ1周するほどではなかったですが、二の丸御殿跡を通ったのでまぁ良かったかな。1周するのに15分ほどで大して掛からなかったし。松本神社が北側にありますが寄りませんでした。

月見櫓が工事中でしたんで目立たない感じのアングルを1枚。

松本城
松本城
正面からの写真はインスタに貼ってます。

ってことで1周した時点でちょうど開門となったので入場。

インスタに同じこと書きましたが、松本に来たのは30年ぶりです。確か大学時代の友人たちと訪れたのですが、松本にいた翌日に松本サリン事件が起きたのです。なので私が前回松本城に来たのは1994年6月26日(日曜)だということがわかります。ちなみに松本での記憶は松本城に来たことくらいしか無くて、帰りに東富士五湖道路を通った時に見た富士山の景色が絶景だったのは憶えてます。

松本城は姫路城みたいに広大ではないので天守内のルートを巡るだけになります。乾小天守は耐震性問題が大きいと言うことで入れなくなってました。

40分ほどで見終えました。標準は50分くらいとのことです。

松本城のちょっと北にある国宝の旧開智学校校舎は開いてたら寄ったと思うんだけど、耐震工事中だったので行かず。天守の上からなんとか眺めました。

ってことで、することもなくなったので帰阪することにしました。途中よさげな安い蕎麦屋(イイダヤ軒)があったのでキノコそばをいただきました。500円。

キノコそば
キノコそば
うまかったです。こういう濃い出汁のそばは大阪では食えませんな。

ってことで帰りのルート

松本 10:20 → 12:54 中津川 13:19 → 14:32 金山 14:39 → 15:17 大垣 15:37 → 16:12 米原 16:17 → 17:42 大阪

18時過ぎには自宅に戻ってこれました。2泊3日の旅、何事もなく満足です。

高山線や中央西線は峡谷を通る秘境ルートですが、有名観光地ではない途中の駅で降りていくインバウンド客が結構いるのですよね。私が知らないだけで有名なのかも知らないんだけど。こういう人たちって何度目の日本旅行なのだろうか気になる今日この頃。