糸のみほとけ―国宝 綴織當麻曼荼羅と繡仏― @奈良国立博物館

お盆と言うことで、奈良へ。まずは奈良博の綴織當麻曼荼羅と繡仏の展覧会。

国宝の綴織當麻曼荼羅の修復記念とのこと。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
タイトルの通り刺繍で描かれた仏画がメインで、刺繍じゃないのは国宝の當麻曼荼羅。當麻曼荼羅は綴織(タペストリー)です。

国宝の當麻曼荼羅は5年前の当麻寺展で見たのですが、あの時は何が描かれてるのかさっぱりわかりませんでしたけど、修復されてそれなりにわかるようになっていました。天平時代の織物と言うことで損傷が激しいのでパピリオ双眼鏡で見てもオリジナルの部分かどうかもよくわからないんですけども。ま、残ってること自体が奇跡的ですわな。

そう言えば、国宝重文の扱い方が変わったようで、国宝重文の全てが今回は30日以上となる展覧会の全期間展示されています。貯金か借金か知らんけど数年分をまとめることが可能になったのかな?綴織當麻曼荼羅は前回の展示が30年ぶりで今回が修復記念で5年ぶりとのことで次は当分ないと思われます。

中宮寺の国宝の天寿国繡帳も展示されています。鎌倉時代に修復されたりしたそうですが、色が綺麗な方が飛鳥時代のオリジナルというのを初めて知りました。

綴織當麻曼荼羅は日本中にある當麻曼荼羅のオリジナルなのですが、刺繍で作られた當麻曼荼羅も展示されています。

綴織當麻曼荼羅自体も10年以上掛けて作られたのではと言われていますが、刺繍のもめちゃめちゃ時間が掛かったんだろうなぁ。

ってことで、傷みやすい刺繍の仏画自体展示されることは珍しいですので、これだけまとめて展示されるのは超貴重なのでお奨めです。

キース・ヘリングが愛した街 表参道 @表参道ヒルズ スペース オー

最後は表参道ヒルズに行きまして、キース・ヘリングの展覧会を見てきました。無料です。

表参道ヒルズ スペース オー
表参道ヒルズ スペース オー
小淵沢の中村キース・ヘリング美術館(中村は美術館の創設者の名前)の所蔵品を展示しています。所蔵品を東京で展示するのは初めてとのこと。

写真撮影可でした。

キース・ヘリングの作品
キース・ヘリングの作品
無料ってことで、物販に力を入れていました。

小淵沢には親戚が住んでいるので1度行ったことがありまして、中村キース・ヘリング美術館にも行きましたが、何を見たかなんて憶えとらんので今回も見れて良かったです。グッズは高いのでパス。Tシャツに5000円は出せないなぁ。小淵沢に行ったときにはTシャツ買って今でも愛用していますが、こんなに高かったっけ?

ってことで羽田に行きまして、最終の関空行きを予約してあったんだけどマイルのチケットだったんで伊丹行きの最終に変えてもらって乗りました。羽田では離陸待ちでかなり遅れて着陸が伊丹の門限ギリギリでした。

伊丹のターミナル改装後初めて着陸に使いましたけど、歩く距離増えただけだなぁ。

ミケランジェロと理想の身体 @国立西洋美術館

次は国立西洋美術館のミケランジェロの展覧会。

国立西洋美術館
国立西洋美術館
ミケランジェロの彫刻が2点来日しています。1点は未完成で、もう1点はスペイン内戦で破壊され、全体の40%くらいが残っていた状態から復元されたものとなっています。と言うことで完全なものではないですが、見る機会がなかなかないので見とこうかなと。

未完成の方は未完成なだけに彫り進め方がわかる感じになっていて、ミケランジェロはやっぱ普通じゃない人だなと言うのがわかっておもしろいです。

古代彫刻で有名なラオコーンのルネサンス期の模刻だけ写真撮影可になっていました。

ラオコーンの模刻
ラオコーンの模刻
ってことでミケランジェロは見とかんとモヤモヤが残りそうなので東京までやってきたのですが、目的達成でスッキリしました。

常設展も当然見ました。国立西洋美術館は常設展のメインフロアから細い階段で上る使われてないスペースがあるのですが、聞いてみたら開館直後に1回だけ展覧会で使われたことがあるそうな。やっぱり階段が危ないので1回切りでもう使われなくなったんだそうで。

縄文-1万年の美の鼓動 @東京国立博物館

今週は夏休みをとりまして、1週間だらだらするのもナニなのでとりあえず東京で展覧会を見ることにしました。7月末でマイルの期限が来てたのでとりあえず予約だけしていたのを先週に変更しました。

上本町からの伊丹行きのバスがOCAT経由になっていた。勘弁して欲しい。伊丹の改装でANA側で1回停車するのでこれも時間掛かるようになったし。

伊丹のJALのさくらラウンジが工事中で臨時のスペースになったんだけど、動く歩道の注意アナウンスが常時聞こえてきてうざいのなんの。ってことでいつもより1本早い目の10時半伊丹発のに乗りました。

今日はいっぱいハシゴする気はなかったんで3箇所だけ。今日は月曜ですがお盆週間と言うことで、見に行く予定の所はどこも開いていると言うことは確認済。

まずは東博。縄文展です。縄文期の国宝6点と言うか6件が全て展示(火焔形土器は14点がまとめて1件として指定されてるんだけど今回はそのうち1つだけ)ということですが、土偶の5点は4年前の日本国宝展まとめて展示されてたし、火焔形土器は京博の国宝展で見たしってことで見なくてもいいかなと思っていたのですが、ミケランジェロはとりあえず見ときたいなと言うことで東京に来ることにしたんでこっちもついでに見ることにしました。

縄文時代のをまとめてどっさり展示しています。最後の展示部分だけ撮影可(下の写真ともう1点だけですが)。

東京国立博物館
東京国立博物館
ってことで、見たのですが、すっごいおもしろかったです。見逃さなくて良かったって感じ。

この後はいつものように本館を一通り見ましたが、今日は子供連れが多いなと思ったら「なりきり日本美術館」と言うNHKの「びじゅチューン!」と言う番組の企画展をやっていて、子供達が大喜びで参加してました。

さて出ようかなと思ったんですけど、雷鳴りまくりで強烈な夕立が降ってきたんで東洋館をちょろっと見ました。地下には去年シェムリアップで見たレリーフ彫刻などが展示されてて、東洋館の地下には来たことあるんだけど「ああ、やっぱり現地に行かないと頭に入らないもんなんだな」と思ったのでした。

ってことで東博の滞在時間は合計2時間20分ほど。

CD購入

AmazonからCD到着。

Title Artist comment
Brick: the Songs of Ben Folds Ben Folds ベンフォールズの1994~2012の作品のボックスセット。13枚組。CD1枚1枚は紙のスリーブに入ってるんだけど、入っている箱が無駄にでかい。邪魔で仕方ない。箱は捨てようかな。

CD全然買ってないなぁ。こういうまとめて買うと安いってくらいしか手が出ない。古いのばっかり聴いてるってのもあるんだけど新しいのは配信で聴いてるんだよね。

四天王寺 千日詣り 万灯供養 2018

(最新の万灯供養のエントリはこちらから。2021年も行ってます。)

今年も四天王寺の万灯供養に行ってきました。毎年8/9~16です。今年も千日詣り(毎年8/9,10)の日にしました。普段は伽藍への入場は有料ですが、万灯供養では無料解放されています。万灯供養は夜9時までですが、法要は20:30が最後です。ロウソクの点灯は18時15分頃からのようですが、日没後の方が雰囲気あってよいと思います。千日詣りは六時堂で、試みの観音がこの2日間だけ開帳されますが、遠いのでよく見たければ双眼鏡が必要です。(ここまで去年と同じ文章)

仕事を終えてから来たので最後の法要ギリギリの20時半頃に着きました。

今年も同じハルカスを入れたアングルで撮影。今年はワイコン付けて撮ってみました。ちょっとロウソク少なくて寂しいですけど。

四天王寺 金堂と五重塔
四天王寺 金堂と五重塔
ってことで千日詣りの六時堂。
六時堂
六時堂
今年は双眼鏡持ってきたので六時堂で開帳されている試みの観音(重要文化財)も何とか見れました。6倍だとちょっと倍率足りなかったけど。白鳳時代の金銅仏は結構見たことありますけど、かなり可愛い感じであまり見たこと無いタイプ。

非公開文化財「和光寺仏像群」の特別公開

今日は恒例の大阪市のお寺の公開です。今日は和光寺。あみだ池筋の名前の元となったあみだ池があるお寺です。

和光寺本堂とあみだ池
和光寺本堂とあみだ池
長野の善光寺との関係が深いお寺だそうで、善光寺式の阿弥陀三尊が本尊。普段は秘仏だそうですが、今回公開されました。戦災を免れた地蔵堂には平安期の地蔵菩薩が奉られててこれも公開されました。

あと、年に1回だけしか公開されない釈迦涅槃図と釈迦誕生図も公開されてたのですが、釈迦誕生図は生まれたばかりのお釈迦さんがサタデー・ナイト・フィーバーのトラボルタみたいな感じで描かれてて、後光も派手に放射状に描かれてておもしろかったです。これ見れただけで十分来た甲斐あったって感じ。

2時25分頃に着きまして、解説聞いて退散。

なにわ淀川花火大会 2018

今年も淀川の花火を見てきました。木金と風邪が酷かったのですが、何とか持ち直したので出かけました。

今年は去年より早めに家を出まして、野田阪神に着いたのが17時53分頃で、河川敷に到達したのが18時8分頃。今年は今まで行けてなかった真っ正面付近がどうなっているのか確認しに行きました。

下の写真の白い囲いの向こうがそうなんですが、真っ正面付近の川岸は草木が茂っていて人が座って見れる場所ではないため立ち入り禁止区域になってまして、堤防とその前の狭いエリアで見ることになるのですが、有料エリアは立ち入り禁止区域の左右になっているので真正面は無料となってます。しかし、それなりに狭いためかなり早くから場所取りをしている人だけで埋まっている状態。

堤防の上は見るには絶好の場所なのですぐに埋まっちゃってるようなのですが、立ち入り禁止区域の囲いが邪魔で打ち上げ場所の低いところが多少見にくいところでも良ければちょっとは空いてた感じでした。

ってことで、うろうろしつつ堤防の上で隙間を見つけて無理矢理潜り込ませてもらいました。真っ正面ではないけどもだいぶいい感じ。

今年はここから見ました
今年はここから見ました
ってことでデジカメにワイコン付けて手ぶれも切って(切ると画角が広がる)撮ったんだけど近すぎたので全く収まりません。合間にでかい花火が単発で上がるんだけど、ほぼ真上に見上げる感じになるくらい。
なにわ淀川花火大会 2018
なにわ淀川花火大会 2018
なにわ淀川花火大会 2018
なにわ淀川花火大会 2018
てことで、身体にずんずん響く爆発音はこの距離でないと感じれませんな。

帰りは福島駅まで歩いて環状線で帰還。

大体の感じは掴めたので来年は友人達でも誘おうかな。

教祖祭PL花火芸術 2018

今年も休みもらってPLの花火を見てきました。

月曜辺りから風邪ひきまして、月火とかなり体調が酷かったのですが、出かけるのに支障のない程度に回復したんで出かけることに。

阿部野橋18時34分発の準急に乗りました。去年より15分ほど早い18時8分頃に富田林駅に着きまして、去年より正面近くで見たいなと言うことで歩いて行きました。わりといい感じで見れそうな場所があったので確保。実際に花火が上がってみないといい場所なのかどうかがわからんので多少不安なわけですが。一人なので駅から26分くらいで着きましたけど、ゆっくり歩くと30分以上はかかると思います。

ってことで、20時きっかりくらいに始まりました。

この写真は最後の前なので一番凄い瞬間ではありません。

教祖祭PL花火芸術
教祖祭PL花火芸術
去年よりだいぶショボくなっていました。ちょっとがっかり。最後はそれなりに凄いんですけど、去年までの印象とは全然違うなぁ。

で、見る角度もあまり良くなかったようです。いい場所だともっと横に広がって見えるはず。なので、正面は真南側じゃないようです。なので余計にショボく見えたのか。打ち上げ場所からPL教団本部方向が良い方向らしいので、PL病院横の池の北300mくらいが打ち上げ場所で、そこから南東/北西方向が良い角度だと思われます。富田林駅から歩いて行くとレストランの駐車場で有料席を設けてましたが、あの辺は良い角度なんだな。私の場合は去年見た場所から更に北に上がっていけば良かったのか。逆方向だったわけだ。

ゴルフ場を経営しているPL教団系の会社のオフィシャルサイトが今年は更新されてなかったので花火自体があるかどうかも心配されるほどでしたが、規模が小さくなっちゃうのはがっかり。来年もオフィシャルサイトが更新されないままだったら行くのやめようかな。

帰りは富田林駅は混んでそうなので今年も西に向かいまして、今年は大阪狭山駅に無事辿り着いてサクッと帰還。電車も空いていて難波までずっと座れました。

天神祭 本宮 2018

今年も天神祭を見てきました。

今年は花火を諦めようかなと思っていたのですが、仕掛け花火を桜ノ宮側の打ち上げ場所でやるという情報を目にしたので急遽桜之宮へ。桜ノ宮駅のホームに客があふれてる影響で電車がかなり遅れていました。改札の数の問題というよりかは改札出てからも人だらけでどうしようもなかった感じ。

ってことで、なんとか打ち上げ場所の向かいのOAPの近くまで来ました。川沿いは桜並木なので見やすい場所がかなり少なくて、打ち上げ場所の真向かいのOAPのところだけ船着き場で桜がないので最高のポジションなのですが、早めに場所を取る人が多くて仕事終わりで行ってたらまず無理。ってことで打ち上げ花火は桜の間から眺めました。

で、仕掛け花火は何とか見ることができました。

どうやるのかなと思ってたらクレーン車で吊っていました。

最初の二つは大阪市(大阪府?)の広報のPRでG20と万博誘致。

天神祭仕掛け花火その1
天神祭仕掛け花火その1
天神祭仕掛け花火その2
天神祭仕掛け花火その2
3つめは打ち上げ花火のフィナーレが済んだ最後の最後でした。
天神祭仕掛け花火その3
天神祭仕掛け花火その3
天神祭の仕掛け花火と言えばキンチョウのCMのが有名なので、こういう企業のPRの花火はもっとやって欲しいもんです。

ってことで、天神祭の仕掛け花火を初めて見れたので大満足。

ちなみに今年の打ち上げ花火はかなりの迫力でした。資金的に余裕ができたのでしょうか。

で、この後は天神さんへ行きまして、宮入を見学。

天神祭 宮入
天神祭 宮入
疲れたので宮入は最後まで見ずに帰ったのですが、川から上がったところに最後に宮入をする鳳神輿と玉神輿が上がってきたのを見れました。
鳳神輿と玉神輿
鳳神輿と玉神輿
これが22時12分とかだったので、去年よりは20分くらい早かった感じ。

ってことで、今回は水分補給しかせずに帰宅。