名画を切り、名器を継ぐ @根津美術館

次はヨドバシにちょっと寄って買い物して、近くの伊勢ろくで親子丼食ってから表参道に移動しまして根津美術館へ。

根津美術館
根津美術館
ちょっと変わった趣向の展覧会で、断簡や「xx切」など元々あったものがら切り取られたようなものをテーマにしたものと修理された茶碗みたいなのがテーマの2つのテーマの展覧会となっています。この記事が公開される頃にはもう終わっちゃってるんですけれど。

で、目玉というのはないんですが、鳥獣戯画の断簡が展示されてます。鳥獣戯画は今京博で展示されているのが完全品ではなく、一部が散逸しています。で、そのうちの一つが展示されてます。個人蔵なんだそうな。どういう人なんだ?

展示期間の前半にはMIHO MUSEUMが持っている鳥獣戯画の断簡が展示されていたそうな。見たかったな。

あと、東博で展示されていた地獄草紙の断簡も展示されていました。

と言うことでなかなかおもしろかったです。

国立西洋美術館 常設展

次は国立西洋美術館へ。特別展もやってますが、常設展だけ見てきました。見たい絵がいくつか展示されてるのがわかったので。

常設展もちょろちょろ入れ替えてるんですよね。クールベのキツネの絵なんかは今日は展示されてませんでしたし、エルグレコの「十字架のキリスト」はエルグレコ展では見ていましたが、ここでは初めて見ました。ここには何度も来てるんだけどなぁ。

見ときたかった絵のうちモローの絵を貼っときます。モロー大好きです。

モロー 牢獄のサロメ
モロー 牢獄のサロメ
モロー ピエタ
モロー ピエタ
ってことで、次行きます。

ウフィツィ美術館展 @東京都美術館

次はお向かいの東京都美術館でのウフィツィ美術館展です。

ウフィツィ美術館展
ウフィツィ美術館展
ウフィツィ美術館は中世の宗教画がほとんどなので、そういう展覧会です。上の写真にもあるようにボッティチェリの絵がそれなりに来ていますが、春やらビーナスの誕生やらはさすがに持って来れていません。

宗教画ばっかりですが、当時の有名な画家の作品が多いのでなかなかよかったです。今日はハードスケジュールなのでじっくりとは見ませんでしたけど。

日本国宝展 @東京国立博物館

9時半頃ちょっと前に東京国立博物館に到着。開門時間直前でしたが、既に入場が始まってました。大行列でした。

一瞬本館先に行ってからにしようかなと思いましたが、列が余計に伸びてたらどうしようもなくなるので並ぶことにしました。ってことで10時ちょっと前に入場。

日本国宝展
日本国宝展
入ってすぐの所に玉虫厨子が展示してありますが、玉虫の羽根がはっきりわかるところは2箇所ほどしかなく(よく見ると残ってるところは他にも結構ありますが)、それがどこにあるかの説明は全く無いので気づかない人がほとんどです。で、私はそれを知っているのに1箇所しかわかりませんでしたが。わかった1箇所については見に来ていた親子連れのちびさん達に教えてあげたりしました。

正倉院宝物の鳥毛立女屏風は正倉院展で展示されている残りの2枚がこちらで展示されているので今回コンプリートできました。

仏教系の展示物など見たことのあるものがかなり多かったですが、地獄草紙や餓鬼草紙が見れたのがよかったな。

で、本館を一通り見て次へ向かいます。

チューリヒ美術館展 @国立新美術館

今日明日とBONNIEのライブで東京遠征です。

今日はいつもよりちょっと遅めで13:30伊丹発のJALで羽田へ。今回は離着陸時に動画撮影しましたが、大した映像でも無いのでパス。今日は結構強く揺れまして、一度ガクッと揺れてびくっとしました。

で、雨雲を避けて通ったようで多少遅れましたが、予定通り六本木へ。国立新美術館でのチューリヒ美術館展です。

チューリヒ美術館展
チューリヒ美術館展
有名画家の代表作ばかりと謳われていますが、代表作ってのはちょっと大げさだと思います。まぁでも有名画家の作品ばかりだし、私好みの絵も結構あったのでわりと満足できました。

ってことで、ライブ会場へ向かいます。

第66回正倉院展 @奈良国立博物館

引き続いて奈良国立博物館へ。正倉院展です。

休日に行く場合は日曜の遅めが比較的空いているので遅めに行こうかなと思っていたんですが、ネットでの混雑状況見ていると比較的並ばずに見れそうだったので昼過ぎに出かけました。で、先に大古事記展を見てからこっちに来たので14時半頃に到着。5分ほどで入場できました。

奈良国立博物館
奈良国立博物館
今年の目玉は鳥毛立女屏風で15年ぶりとのこと。6枚ありますが、そのうち2枚は東博で展示されてまして全部は見れない状態でした。

入場の待ち時間は5分ほどだったんですが、鳥毛立女屏風を見るのに中でかなり並ばされまして、50分待ちと言われて並んで結局35分ほどかかりました。こんなことするなら入場制限の方でコントロールして中での行列は無くした方が絶対トータルの待ち時間は短かったと思う。

今年の展示物は個人的にはなかなかよかったですが、文書類はいまいちおもしろみは無かったです。

大古事記展 @奈良県立美術館

今日は奈良へ。

まずは奈良県立美術館の大古事記展です。写真の通り、混雑はありません。

奈良県立美術館
奈良県立美術館
古事記にまつわるものを集めた展覧会で、古いモノから現代アートまで色々展示されてます。が、入場料800円(正倉院展の半券見せると更に200円引き)としては頑張ったほうかって感じ。

目玉展示は国宝の七支刀ですかね(11/24までの限定)。

七支刀は平城京1300年祭の時に少人数の応募制でしかも平日だけと言うかなり限定された公開でした。それ以前の状況はよく知りませんがなかなか見れない国宝とのイメージでした。それが去年の東博の大神社展であっと驚く一般公開で1ヶ月ほど公開されまして、今回も1ヶ月ほど公開されてます。てことで関西で気楽に見れる機会としては初めてに近いのかな?正倉院展のついでにどうぞ。

個人的には七支刀は東博で見ていたので太安萬侶墓誌を見れたのが嬉しかったです。

私は正倉院展を奈良博の友の会で見たので割り引き無しだったんで先にこっちを見ましたが、こっちの半券では正倉院展は100円引きなので、先に正倉院展を見た方がお得になります。でも正倉院展は昼間は混んでるんだよねぇ。

酒井抱一 ―江戸情緒の精華― @大和文華館

今日は奈良の大和文華館へ行ってきました。酒井抱一の展覧会です。アサヒメイトで2割引でした。

近鉄の学園前駅からわりと近くにあります。近鉄所有の美術館です。

大和文華館
大和文華館
大和文華館
大和文華館
ここには初めて来ましたが、大きな展示室が一つ(左右に分かれてるので二つと言えば二つ)あるだけで、かなりの小規模です。

代表作の重要文化財の夏秋草図屏風が展示されてますし、タイプの違う絵をまんべんなく展示しているのでそれなりに満足できるかと思いますが、66点しかないのに前期後期に分かれてるのが非常に残念。この手の展覧会をする会場としては小さすぎる。同じ近鉄のハルカス美術館ならまとめて見れるのに。

新印象派 光と色のドラマ @あべのハルカス美術館

アメフト観戦の後は天王寺へ移動しまして美術展を見てきました。新印象派の展覧会です。

あべのハルカス美術館
あべのハルカス美術館
新印象派ってのはスーラやシニャックに代表される点描画を中心にしたものです。

展示の大半が点描画で、国内外のかなりあっちこっちからかき集めたって感じです。スーラやシニャック以外の画家の作品も多かったです。

有名作品は無いので(スーラの有名なの1点くらい借りてきて欲しかった)、特にお奨めってほどではありませんが、こういうあっちこっちからの集め方はあまりできないだろうってことでそれなりに貴重な機会かと。

国宝 鳥獣戯画と高山寺 @京都国立博物館

次はタクで京都国立博物館へ。渋滞避けて川端通りを通ったので1700円ほどかかっちゃいました。

鳥獣戯画修復記念で全巻公開ということで大人気になっており、初日から大行列と言うことで16時前に着いたらこの状態。昼間だともっと長時間になってます。

現時点での状況は以下のオフィシャルTwitterからどうぞ。
https://twitter.com/izanai_choju

京都国立博物館
京都国立博物館
で、まずは常設館の「京へのいざない」の方で前期後半だけしか見れないものを中心に見てきました。

16時35分頃に並びまして、45分待ちと言われてましたが30分ちょっとで入場。

国宝 鳥獣戯画と高山寺
国宝 鳥獣戯画と高山寺
まずは鳥獣戯画以外の展示を見学。高山寺って国宝いっぱい持ってるのね。

で、中で鳥獣戯画見るためにやはり30分ほど並びました。

全巻展示となっておりますが、長期展示に耐えられない国宝などは年間30日までしかで展示できない決まりになっているからだと思いますが、前期後期で甲乙丙丁の半分ずつしか見れません。前期の今は全巻共に前半が展示されてます。一番有名なのは甲巻の後半なので、1回だけしか行きたくないって人は後期に行くとよいかと。

と言うことで、閉館18時ですが、見終わったのが18時40分頃だったかな。多分7時くらいまでやってたと思います。

さすがに疲れました。七条からの京阪特急が奇跡的に座れたのはラッキーでした。ま、ちょっと混んでるくらいなら中書島辺りで座れることも多いけどね。