プラド美術館 常設展その1

ってことで今回の旅行の主目的、プラド美術館にやってきました。ティッセン・ボルネミッサ美術館からは歩いてすぐです。ここでやってるヒエロニムスボス展を見るためにわざわざ今年見に来たのでした。

プラド美術館
プラド美術館
14時頃着いたのですが、15時入場のチケットを持ってるけど先に中に入れるのかと聞いたらOKとのこと。そのまま入場口に行ってねと言われました。この15時入場ってのはヒエロニムス・ボス展だけのようです。

で、荷物を預けてから入場。

プラド美術館の一般のメイン入場口
プラド美術館の一般のメイン入場口
ここも金属探知のゲートを通されます。

ボス展の15時入場のチケットですが、15時きっかりからしか入場できなかったのでまずは常設展から見ることにしました。オーディオガイド借りました。ヒエロニムスボス展の両方のデータが入ったのを借りましたが、そっちは英語だけだったので意味なかった。

ちなみにプラドは写真撮影禁止です。残念。

なにげなしに見始めたら早速ブリューゲル(ピーテル・ブリューゲル(父))。死の勝利ともう1点が展示されています。

ベルギーにブリューゲル鑑賞目的で行ったりするくらい好きな私なので、死の勝利も当然見たかったのでじっくり見れて大満足です。

で、もらった館内マップ(日本語版あり)で1ブロックを勝手に設定して1ブロックずつ見ていこうと思っていたのですが、最初の1ブロックで1時間消化。マジっすか。全部で10ブロックほどあるんですけども。ま、ブリューゲル見るのにやたら時間掛けてたんだけども。

で、ヒエロニムス・ボス展は別に書きます。

ティッセン・ボルネミッサ美術館再び

ってことでまたティッセン・ボルネミッサ美術館にやってきました。無料日なので昨日の補習を。

ティッセン・ボルネミッサ美術館のエントランスホール
ティッセン・ボルネミッサ美術館のエントランスホール
お奨めとされてる作品を改めてチェックしていくつか写真に撮ったり、日本人男性を見かけたので軽く喋ったりしまして、有名なピカソの絵は展示されてないことを確認。1時間15分ほどいました。ここの絵の写真は後日追加するかも。

ってことでとりあえず1枚だけ。

ダリ 目を覚ます1秒前、ザクロの実の周りを1匹の蜜蜂が飛び回ったために見た夢
ダリ 目を覚ます1秒前、ザクロの実の周りを1匹の蜜蜂が飛び回ったために見た夢
カイユボットの展覧会は明日からだった・・・ま、特にショックじゃないけども。

移動中

途中、教会に入りました。ミサをやっていました。軽く写真に撮ってすぐに退散。

サンヒネス教会内部
サンヒネス教会内部
スペイン下院の前を通りました。マシンガンを持った警官が立っていました。ちょっとビビりました。
スペイン下院
スペイン下院
中央に映ってる人がマシンガン持ってます。この人だけじゃなかったです。

今回の旅行で物々しかったのはこれくらい。

マドリード王宮

22時頃就寝で4時頃に目覚めました。あ、そうそう、天気ですが、暑い。日陰だと何とか大丈夫なので信号を渡ってでも日陰を選んで歩いています。

ブログをアップしてたら遅くなってしまいましたがまぁ何とかなるだろうってことでまずは王宮へ。

10時半頃にホテルを出発し、徒歩で王宮へ。10時45分頃に着いたんやけど、チケット無しの人用の行列ができていました。

マドリード王宮の一般客入口
マドリード王宮の一般客入口
空港と同レベルのセキュリティチェックが有り、その後チケットを買って入場。カード使いました。確か。ってことで11時頃に入場。

入場の所にカラバッジオとベルニーニとかって感じで宣伝されていたのでちょっと期待してしまいましたが、企画展ぽい形にした所蔵品展示でした。でもカラバッジオは当然あるわけですが。

ここは写真撮影禁止と聞いていましたが、この所蔵品展示の所は写真撮影可でした。ってことでカラバッジオ。

カラバッジオ 洗礼者ヨハネの首を持つサロメ
カラバッジオ 洗礼者ヨハネの首を持つサロメ
で、王宮の展示については最初の大階段の所まで撮影可でした。なのでゴヤの絵などは撮影不可。
マドリード王宮の大階段
マドリード王宮の大階段
西側はこんな感じになっていました。、全然わからなかった。庭園らしいけど森にしか見えない。
カンポ・デル・モロ庭園
カンポ・デル・モロ庭園
ってことで12時前に退散。

スペイン滞在2日目の晩飯

一旦ホテルに戻って休憩してから晩飯。

マッシュルームで有名な店にでも行こうかなと思ったんだけど、隣の店に入ってしまいました。痛恨。ま、ええか。だってマッシュルームの店だけ外にテーブル出してなかったんでわかりにくかったんだもん。

Rincón de la Cava
Rincón de la Cava
この写真の左の入口がマッシュルームで有名な店です。

仕方ないのでマッシュルーム食いました。あとはスパニッシュオムレツ(トルティージャ)。

マッシュルームのガーリック炒め
マッシュルームのガーリック炒め
ジャガイモの入った単純なオムレツで味も塩味ですけどまぁまぁおいしかったです。目の前でおじいさんがキーボードの生演奏やってまして、拍手して良いのかどうか微妙な感じでした。でもこれも楽しめたな。
スパニッシュオムレツ
スパニッシュオムレツ
スーパーで買い物しようかなと思って予め調べてあったホテル近くの店に行ったんだけど閉まってました。やっぱ日曜はダメですか。

ティッセン・ボルネミッサ美術館

常設展の入口でお姉さんに明日の無料時間に来たらこっちは全部見れるよねと聞いたら「明日は混むわよ」と言われたので見ることにしました。

この常設展なのですが、これが凄い。ほんとに凄い。これが元々個人(と言うか親子と夫人の3人?)のコレクションだってんだからあり得ない。古いのから近現代まで網羅されています。しかも有名画家の絵も典型的なのじゃなくてこの人こんな絵も描いてたんやってのが結構ありましてこれまた素晴らしい。教科書に載ってるような絵はありませんが、必見です。 

ゴッホ Water Mill at Gennep
ゴッホ Water Mill at Gennep
写真は撮りまくりましたが、体力的にヘロヘロと言うか腰の状態が限界だったのでスルーする絵は多かったですが、それでもびっちり2時間かかりました。明日の無料時間にまた来ようかな。

ってことで今日の予定終了。

帰る途中に教会に寄りましたが、内部撮影禁止だったので割愛。休憩しただけですが。祭壇がめちゃ立派だったな。

カラバッジオ展 @ティッセン・ボルネミッサ美術館

ゴヤのパンテオンもちょっと中心から離れてるのでまた地下鉄に乗りまして、ティッセン・ボルネミッサ美術館へ。

ティッセン・ボルネミッサ美術館
ティッセン・ボルネミッサ美術館
ここは月曜の昼間が無料なのですが(通常は12ユーロ)、無料時間は企画展が見れないので今日見ることに。

16時20分頃に着いて、チケット売り場でチケットを買いましたが、企画展は時間の入場制限があって16時30分からの入場のチケットになっていたのでちょっとだけ待たされました。

企画展はカラバッジオでした。

カラバッジオ展
カラバッジオ展
真作かどうか不明な1点を含め12点を展示しています。東京でやっていたカラバッジオ展(11点)とはそんなにかぶってないし、昨日今日見たカラバッジオ2点も外に運びさせそうだったので20点くらいは集められんこともないのかも知れませんな。ちなみに東京で初公開された法悦のマグダラのマリアは模写の方が展示されていました。

企画展だけは写真撮影禁止でした。1枚はこの美術館所蔵なので普段だと撮れたんだけどねぇ。特別展と言うほどの規模ではないので20分ほどでここは終了。

サン・アントニオ・デ・ラ・フロリーダ礼拝堂

次はまた地下鉄に乗りまして、ゴヤのパンテオン「サン・アントニオ・デ・ラ・フロリーダ礼拝堂」へ。

ネットで調べたら営業時間がページによって全然違うのでほんとに開いてるかどうか不安でしたが開いていました。よかったよかった。ちなみにここはいつでも無料です。

ゴヤのパンテオン
ゴヤのパンテオン
開館時間を貼っときます。サマースケジュールとなってるのでちょこちょこ変わってるんでしょうな。
ゴヤのパンテオンの開館時間
ゴヤのパンテオンの開館時間
ここはゴヤのお墓があるところなのですが、ゴヤの手による天井画で有名です。内部撮影は禁止。

天井画ですが、ドームの形をうまく利用して描かれていておもしろいです。お金取ればいいのに。

ずっと見上げてるのがしんどい人のために譜面台のような感じで置かれた鏡も4つ設置されています。

ラサロ・ガルディアーノ美術館

次はちょっと離れたところにあるラサロ・ガルディアーノ美術館へ。ここは中心街から多少離れているので地下鉄で。

GoogleMapに導かれて辿り着いた門が閉まってったのでちょっと焦りましたが、反対の西側が正門でした。

ラサロ・ガルディアーノ美術館
ラサロ・ガルディアーノ美術館
ここは日曜の14~15時の間が無料時間(2018年1月現在では開館日は閉館前の1時間が無料らしい)で、それにあわせてきっちり入場。

ここは博物館的な展示も多く、それを丁寧に見るとしゃれならんほど時間が掛かりますが、絵だけなら無料の1時間で十分だと思います。

ここにはヒエロニムス・ボスの「荒野の洗礼者聖ヨハネ」があるのですが、プラドに貸し出し中。明日見ます。でもここで見る方がじっくり見れたんだろうなって感じですが。

絵はゴヤの絵が結構あってなかなか良かったです。後はエルグレコやムリーリョなど。

で、見たかったのが伝ヒエロニムス・ボスの「トンダル(トゥヌクダルス)の幻視」。真作とはされていませんが、とてもおもしろい絵なので。この手のいかにもボスっぽい物は真作じゃないものでも本人作の忠実な模写でしかも作られたのも同時期の可能性が高いのが多いです。

伝ヒエロニムス・ボスの「トンダルの幻視」
伝ヒエロニムス・ボスの「トンダルの幻視」
これもじっくり見れて良かったです。

後はこの女の子の絵が可愛かったです。

ザカリアス・ゴンザレス・ベラスケス Matilde Cobos
ザカリアス・ゴンザレス・ベラスケス Matilde Cobos
ちなみにこのベラスケスはあのベラスケスではありません。

ってことで40分ほどで終了。タダなのがめっちゃありがたい。

ちょっと休憩してたら人を怖がらなそうな小鳥が。パンあげたらさっと咥えて、その後ずっと咥えていました。

小鳥
小鳥

サン・フェルナンド王立美術アカデミー

次はぼちぼち歩いてサン・フェルナンド王立美術アカデミーへ。途中というか、セラルボ美術館の近くにスペイン広場があってドンキホーテ像があります。

ドンキホーテ像
ドンキホーテ像
ってことで美術館着。8ユーロです。営業時間が短いので注意。
サン・フェルナンド王立美術アカデミー
サン・フェルナンド王立美術アカデミー
カウンターの裏側のロッカーに荷物を預けてから鑑賞。

ここはかなり広くて、ざっくり全部見るだけで1時間半ほどかかりました。部屋番号順に見ていけば良いシステムになっています。

古い絵から現代アート(アカデミー会員のものなのかな?)までいろいろ展示されています。ゴヤの絵が結構あって、1枚とてもおもしろい絵がありました。これ見れただけで満足です。

ゴヤ 鰯の埋葬
ゴヤ 鰯の埋葬
アルチンボルドの絵もありました。これも見れて嬉しい。でもルーブルに同じのがあるっぽいけど本物かな?(本物でした)
アルチンボルド 春
アルチンボルド 春
一番上の階はこれと言ったものがないので見なくて良いかも。56番の部屋にピカソの彫刻と素描に近い絵が1個ずつあったくらいです。

階段にも絵が飾ってあるのですが、ラファエロのキリストの変容の模写があってかなり高レベルでした。

ってことで1時間半ほどいました。

中2階で企画展をやっていて別料金で3ユーロ追加すれば良いとのことでしたが、まぁ見なくて良いかなと言うことでパスしました。

ってことで次。